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神社めぐり
神社めぐり 天田神社
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天田神社 所在地:交野市私市1丁目
最寄駅:京阪交野線「河内森」駅下車、駅前通りの2叉路を右手に入る。駅から約300M
当社は私市・森両部落の氏神で住吉4神を祀る。『天田神社由緒』によると、「古代よりこの地方は肥沃な土地で作物が豊かに実ったので甘野といわれ、川は甘野川、田は甘田であった。この甘田に田の神を祀って建てた「甘田の宮」のが天田神社の起源である」とあった。
 その後、物部氏の勢力が交野地方に及び、その祖神である饒速日命を祭神として長く祀られていたが、平安時代に入り宮廷貴族が狩猟に来ては盛んに和歌を詠み、七夕伝説に因んで、甘野川が天の川、甘田は天田と書くようになった。
  その頃、住吉信仰が流行し、巌船の神も海に関係があると考えられ、更には物部氏の衰退もあり、交野の神社の祭神は饒速日命から海の神で和歌の神でもある住吉神に替わって今日に至っている。
  1960年(昭和35年)境内から祭祀に用いられたと思われる様々な土師器片が出土し、また近くには交野最古の古墳と考えられる「森古墳群」が発見されるなど、当地の歴史の古さを物語っている。

[参考資料]  『交野市史』 交野市編
          『現地案内板』 天田神社由緒
天田神社正面入口 天田神社正面入り口。
前の道を山手の方に上って行くと獅子窟寺に到る。
天田神社拝殿 天田神社本殿
天田神社拝殿(左の写真)と本殿(右の写真)
本殿には住吉4神(表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫命)を祀る。

[2008年3月8日参拝]

神社-103/TTL-621

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