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霊場参拝
和泉三十三ヶ所 和泉三十三ヶ所
第30番
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平野山 長楽寺 所在地:阪南市鳥取中
最寄駅:南海本線「尾崎」下車、南海ウイングバス(循環)で「中村」下車、川に沿って北へ約800m。
当山の前身は平野寺と呼ばれ、平安時代後期から室町時代まで存在したとされている。その縁起は伝わるところによれば、天平年間(729〜49年)行基菩薩が7堂伽藍の巨刹を造り、1寸8分の胎蔵大日如来を安置したという。
 江戸時代に著された『泉州志』には「昔は大門、金堂、大日堂、白山社などのほか、6坊を有する寺院であった」とあり、山内よりは平安時代から鎌倉時代のものと思われる軒瓦や鬼瓦が出土している。
 その後、1585年(天正13年)豊臣秀吉の紀州攻めの際に兵火により、伽藍はことごとく灰塵に帰したが、 江戸時代に入り、観音堂と庫裏のみが再建されている。庫裏は老朽化により1972年(昭和47年)に鉄筋コンクリート造りに改築され、今日に至っている。

[参考資料] 現地解説板『長楽寺ー平野寺跡(真言宗)』 泉南ライオンズクラブ
         『泉州 和泉西国三十三所めぐり 観音さま』 和泉西国会発行
長楽寺への階段 長楽寺への入口。
長楽寺は小高い丘の上にあり、下の道からは階段を上って行く。
「平野山 長楽寺」と刻まれた石標のみが新しい。
長楽寺本堂。
本尊の十一面観音像は室町時代の作と伝わり、秘仏である。
長楽寺本堂
西国33ヶ所観音像本堂への参道の両側には、西国33カ所の石造の本尊が安置されている。
各々の石像の前には施主の名前が刻まれているが、根来という姓の人が多く見られた。
ご朱印
和泉三十三ヶ所観音霊場
長楽寺朱印
[2007年5月18日参拝]

寺院-204/TTL-553

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