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所在地:大東市北条6丁目
最寄駅:JR学研都市線「四條畷」下車、旧国道170号線に出て南へ約600M。 |
当山の創基は、十念寺に残る江戸時代の『本堂再建奉加帳』によると、貞和年中(1345〜50年)四條畷の合戦で多数の戦死者が出たが、永禄年中(1558〜70年)に至るも、なお霊魂休まらず、里人がこれを厭い、融通念仏の功徳により、霊を慰めた。
この折、木の宮坊という人は私田をなげうって寺院を建立し、楠木正行を始め一族郎党の菩提を弔ったのが当山の始まりと伝わる。元は融通念仏宗の寺院であったが、現在は西山浄土宗の寺院である。
元来、生駒山地の山沿いには融通念仏関係の遺跡が多く、十念寺もその1つに数えられている。
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[参考資料] 『日本歴史地名体系』大阪府の地名編 平凡社 |
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十念寺の山門。
山門の脇には「小楠公並一族菩提地」の石碑が建つ。 |
国道170号線(旧道:旧東高野街道)に面して建つ。
近くに和田賢秀の墓がある。 |
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塀越しに十念寺本堂を望む。
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