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所在地:西宮市社家町
最寄駅:阪神本線「西宮」下車、南西へ約500M、「西宮神社」隣り。 |
当山はインドより来日し、播磨国一帯の山岳などに数多くの寺院を開いたとされる法道仙人が大化年間(645〜9年)に開創されたと伝わる。また、一説には828年(天長5年)淳和天皇の后であった如意尼(摂津88ヶ所75番札所の神呪寺を開基)が開いたとも伝わる。
古くは西宮市鷲林寺町にある鷲林寺が当山の原点で、源平合戦以降の幾多の戦火で荒廃。戦国時代の織田信長が荒木村重を攻めた時には堂宇のことごとくが焼失したため、1577年(天正5年)ここに遷したもので、「今里鷲林寺」とも呼ばれ、元に場所に復興した鷲林寺は「元鷲林寺」と呼ばれている。
その後、幾度かの栄枯盛衰があり、先の世界大戦時には1945年(昭和20年)8月の空襲で諸堂悉く灰燼に帰し、戦後全て堂宇が再建されたが、阪神・淡路大震災でも大きな被害を受けている。
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[参考資料] 『日本歴史地名体系』(兵庫県の地名編) 平凡社
『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行 |
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国道43号線に面して山門がある。
円満寺と西宮成田山の山門が別々に並んでである。
円満寺では、阪神大震災で西宮成田山の本堂、納骨堂、庫裡が全壊した。 |
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西宮成田山山門(左側)と、円満寺山門(右側)のアップ。同じようなデザインだが、円満寺の方は門前に石灯籠がある。 |
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成田不動の本堂(左側)と円満寺本堂(右側)。
西宮成田山は千葉県成田山新勝寺より成田不動尊を勧請。交通安全祈祷を願い訪れる人が多い。 |
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境内にあった神変大菩薩(役行者)を祀る大きな石碑。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
西宮成田山 |
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[2006年2月25日参拝] |
[2006年2月25日参拝] |
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