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史 跡
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浮瀬亭跡へ
芭蕉の句碑(1)へ
浮瀬亭跡の句碑 所在地:大阪市天王寺区伶人町、『大阪星光学園』内
最寄駅:地下鉄谷町線「四天王寺前」下車、南西出口を南へ150m
旧浮瀬亭跡地は大阪星光学園の手で、「浮瀬俳跡芭蕉園」として整備保存されているが、もともとあった1800年(寛政12年)茅渟奇淵(ちぬのきえん)が建立した「松風碑」に加え、同校の卒業生の卒業記念として、ここ浮瀬亭で詠まれた松尾芭蕉与謝蕪村の句碑が建てられており、ここでは芭蕉の句碑を紹介。

[参考資料] 『浮瀬俳跡芭蕉園』 大阪星光学園編

芭蕉の「所思碑」
浮瀬亭跡の句碑-1 1694年(元禄7年)9月26日浮瀬亭で「所思」と題して読んだ発句『此道を 行く人なしに 秋の暮れ』が建てられている。
この碑文の書は芭蕉の真跡で、同年9月25日付けの「曲翠宛書簡」から採られており、『此道や ‥‥』の句の初案である。
碑は1983年(昭和58年)の建立。

芭蕉の「旅懐碑」
浮瀬亭跡の句碑-2



1694年(元禄7年)9月26日浮瀬亭で「旅懐」と題して、『此秋は 何で年よる 雲に鳥』の句を詠んだ。碑は1984年(昭和59年)の建立。



句会での連句(芭蕉の発句)
浮瀬亭跡の句碑-3 1694年(元禄7年)9月26日に開かれた句会での連句。芭蕉の発句はこの碑では『此道や 行く人なしに 秋の暮れ』となっている。
碑文の文字は当日の句会をまとめた和田泥足の『其便』から採られており、一番上の石碑の『此道を‥‥』が当日の句会の発句では『此道や‥‥』と変化しているのが分かり、推敲の跡が伺える。
石碑は同園内にある一群の碑の中では最も新しく1993年(平成5年)の建立。

史跡-012/TTL-109

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