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所在地:大阪市住吉区遠里小野1丁目 「極楽寺」内
最寄駅:市バス「あびこ道」下車、東へ約200m |
大阪市住吉区遠里小野町の「極楽寺」境内に楠木正成が奉納したと伝わる石灯篭がある。
境内には当寺に伝わる縁起(毘沙門天王略御縁起)が掲示されているが、これによると『当寺の毘沙門王は聖徳太子の真作で信貴山の毘沙門天王と同作の彫刻であり、数々の奇瑞を見せていた。
正成の父が子供を授からないのを悲しみ、この毘沙門天王に50日の願をかけたところ、妻が身ごもり、誕生したのが、後の正成である。この話を父母から聞かされていた正成は、後醍醐天皇の住吉行幸に同行した折、当時に立ち寄り、
報恩のため石灯篭を寄進した』とある。
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[参考資料] 『現地説明板(毘沙門天王略御縁起)』 |
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極楽寺境内にある「楠木正成奉納の灯篭」。
灯篭には「建武三年三月(1336年)楠木正成建」の銘があるとのことであるが、表面の風化が進み、文字はほとんど読めない。 |
表の門の横にある「毘沙門天王」の石碑も風化のため、文字欠けがひどく、時代を感じさせる。 |
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「正成手植えの楠」の確かに大木ではあるが、樹齢600年以上経っているとはとても見えない。 |
本堂の向かって右側に「正成奉納の灯篭」がある。左手の奥に見えるのは「正成手植えの楠」 |
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境内に置かれてあった「さし石」。その昔、力自慢の男たちがこの石を持ち上げ力を競った。神社や寺院などで良く見かけるが、これほど数多く保存されているのは珍しい。 |