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史 跡
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楠木一族の足跡へ
正行縁の井戸 所在地:東大阪市出雲井町
最寄駅:近鉄奈良線「枚岡」下車、枚岡神社境内
東大阪市の枚岡神社境内に隣接する枚岡梅林の入り口に井戸がある。伝わるところでは1348年(正平3年)1月、楠木正行・正時兄弟、和田高家・賢秀兄弟を始め一族郎党が高師直率いる北朝の大軍と戦い、一族郎党30数名は討ち死にしたが、討ち取られた正行の首はこの井戸で洗われたという。
 この話は、四條縄手の合戦の場所が現在の四條畷市では成り立ちにくく、東大阪市四条町を中心としたならばありうる話と思われる。いずれにしてもその時正行の首はどこに埋葬されたのだろうか。

[参考資料]  『現地説明板』 
正行縁の井戸-1 正行縁の井戸-2
 「楠木正行公縁の井戸」という看板が無ければ、由緒ある井戸とはとても見えず、一見何の変哲もない普通の井戸である。もう少しそれらしい雰囲気が欲しい気がする。
以前は「楠木正行公首洗いの井戸」と書かれてあったが、昨年(06年)夏に井戸の周辺が整備されたときに、何らかの理由で現在の表現に改められたらしい。今までの表現の方が直接的でわかり易いと思えるのだが。
枚岡神社正面鳥居 枚岡神社本殿
枚岡神社の二の鳥居。井戸はこの参道をまっすぐ行き、
本殿の横を通り、梅林の入り口にある。
枚岡神社本殿。4つ棟の本殿が並んでいる。

史跡-142/TTL-579

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