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所在地:奈良県生駒郡平群町信貴山
最寄駅:JR大和路線「三郷」OR近鉄「信貴山下」下車、奈良交通バスで「信貴山」行き、終点で下車 |
信貴山は大和国と河内国を結ぶ要衝の地で、南北朝以来たびたび山城が築かれ、戦国時代には松永秀久の支配により歴史の表舞台にも登場したが、現在では当時の面影は無く、信仰の山となっている。
その山頂には空鉢護法堂(空鉢堂)と呼ばれる 一願成就の神様(竜王)が祀られているお堂があり、願い事を叶えてもらうための参拝者が引きも切らず、今回のような山登りだけの目的の人は少数派の様であった。
参道で行き交う人を良く見ると、かなり大き目の同じサイズのアルミの水筒を持った人を多く見かけられた。聞いてみると、山頂の空鉢堂に水がめがあり、そこに水を持って上がるのが行(ぎょう)で、下の水屋から水をいただいて、登るのが正しい参拝の仕方らしい。
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標 高:437.5M
登頂日:2007年11月3日 |
25000分の1地形図名:[信貴山]
経緯:北緯34度36分45秒、東経135度45分5秒 |
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開運橋より信貴山を望む。
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信貴山山頂へはこの行者堂の手前の鳥居の道を登っていく。ここから山頂までは約20分の道程。 |
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空鉢堂への参道には沢山の鳥居が奉納されている。 |
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山頂近くに建てられている「信貴山城址」の碑。
1577年( 天正5年)、松永久秀が織田信長に背き、大軍の総攻撃を受け50日間籠城の上、名器・平蜘蛛茶釜と共に爆死し落城、その後、廃城となった。 |
山頂の空鉢堂。
お堂の中に入りお参りする人は順番待ちの状態であった。お堂の中にはご神体の竜王(巳さん)の好物の卵が多く供えられてあった。 |
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空鉢堂の裏側に回ると小さな祠が数多く祀られてあり、中には「織田信長公」と名前の刻まれた鳥居が奉納されてあった。(右側の写真) |
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空鉢堂南側からの展望。
二上山が正面に見え、それに続く岩橋山、葛城山、金剛山が一直線上に望めた。 |