菊川に架かる高田橋を渡る。 この菊川から菊川市の名前が付けられている。 代官屋敷からこの高田橋までの歩数は 5893歩。 |
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正面の看板を左に折れ保育園の裏側に周り、堤防を歩く。 この堤防が『塩の道』なのか。 少し歩いたところで近所の人らしき女性に出会う。 この女性の話によると『塩の道』はこの堤防と車が通っている往還の間、 つまり、今自分達の住んでいる住宅地がもともとは『古道』だったということを教えてくれた。 |
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代官屋敷を出発したときからの中間目標地点だった『応声教院』、取り敢えずここで小休止とする。 (昼食にするか迷う ‥‥ 結局もう少し先まで歩くことにした) |
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創建時は天岳院という寺号だったらしい。 朱塗りの山門は桃山時代の様式を伝える重要な建造物と、ガイドブックには記されている。 ここまでの歩数は 9538歩。 |
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モニュメントを境内で探したが見つからなかった。 住職らしき人がいたので尋ねると駐車場横の往還にあるとのこと、戻ってみるとあったあった、今歩いてきた道のすぐ横にあったが見落としてしまったらしい。 このモニュメントが相良(大原)の起点から5番目となる。 |
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今日は5月5日、端午の節句だ。 歩いているとあちらこちらで鯉のぼりを見かけた。 |
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通りすがりの若い女性に『熊野神社は?』と尋ねたが『さあ?』と答える。 やっと探し当てたが想像していたよりよりかなり小さい、若者に尋ねて知らなかった理由がなんとなく判り、ひとり納得する。 今は忘れ去られてしまったような神社だが、往時は行き来する人たちや地域の人達が道中の無事を祈り、また五穀豊穣を 祈願して奉られてきたものと思われる。 代官屋敷からここまで 13098歩だ。 |
『塩の道』を歩いているとこのような庚申堂や馬頭観音など、往時の人々が心のよりどころとした信仰の名残りを見ることが出来る。 代官屋敷からここ庚申堂までは15180歩。 |
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庚申堂を通り過ぎると上内田小学校がある。 その小学校を回りこんだ所にモニュメントがあった。 (私が歩いたときは道路工事で一部迂回した) このモニュメントは起点から7番目・歩数は15864歩。 |
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一面に広がる茶畑、ここら辺りまでが暗闇坂なのか、写真中央方向は今歩いてきた上内田小学校や『塩問屋』が ‥‥ ゴ−ルデンウィ−クも茶農家には無縁、製茶工場が点在し、そこから流れ出る香りに季節を感じる。 |
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真新しい秋葉燈、平成17年建て替え。(ホ−ムペ−ジ『万斛の郷』より引用) ここでちょっと遅い昼食、途中あまりよい場所を見つけることが出来なかった。 やはり『応声教院』で昼食とするべきだったと反省。 (30分休憩 万歩計はと見ると 17884歩を指していた) |
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塩の道と本通りの分岐に建てられている。 ちょっと先には『陣場峠の上り口が見えている。』 |
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バス停、青田から再び旧道に入る。(モニュメントからは1分程度) この『第2ステ−ジ』で一番勾配の強い部分だ。 |
新緑が視界を遮るがこのすぐ下が掛川総合病院、その左手が掛川インタ−だ。 万歩計は 19510歩を指している。 |
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インタ−入り口の横断地下道、そこにも『塩の道踏査研究会』の『道標』がありほっとする。 地下道をくぐり50メ−トル位先の交差点を右折、掛川城方面に向けてひたすら歩く。 |
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本通りから5メ−トルほど入ると素堀のトンネルがある。 足元はぬかるみ、頭をちょっと下げてやっと通り抜ける。 入り口には『落石注意』の看板があった。(代官屋敷から 22012歩) |
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トンネルを出ると地元のおばあちゃんに出会う。 『あんた、あんなとこよく通ってきたね-』と驚いた様子。 そして『地元の人は誰も通らないよ』と付け加えた。 |
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七曲のモニュメントを見つけるのにちょっと時間を費やしてしまった。 あとで振り返ればそんなにわかり難いコ−スではないと思うが。 (ここでも親切なおばあちゃんが道案内を ‥‥ 有り難いことだ) |
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ちょうど七つの曲がりがあることから呼ばれるようになったとか。 茶畑、そして田園や峠の道などが多い中、ここは市街地を通る『塩の道』。 ここまでの歩数は 23850歩。 |
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目的地の『掛川城』に到着(大手門まで 25480歩 掛川駅では 26593歩となっていた)。 七曲への道、そして掛川城と方向を間違えてしまい、『素堀りのトンネル』から思いのほか時間がかかってしまった。
次回『第3ステ−ジ』はこの『掛川城』より『森町』を目指して歩く予定。
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参考記録。
歩行距離 概算で16`ほどか 歩数 大手門まで 25480歩(掛川駅まで 26593歩)。
歩行時間 約6時間弱(含、休憩)。
交通手段
バス 菊川駅発〜平田停留所 (浜岡営業所行) 8時25分 所要時間(20分程度) 料金 360円。
帰路 掛川駅から。
資料 ガイドブック『塩の道ウォ−キング』他・掛川市商工観光課ウォ−キングマップ。
<歴史・文化・e.t.c>
応声教院・陣場峠・七曲の道・掛川城など。