カジノ用語集



BJを中心としてぼつぼつと書いていきますので、気長に完成をお待ち下さい。用語集ですが、戦略のワンポイント解説も兼ねていますので、BJのシリアスプレーヤーは特に全部を一読されることを勧めます。

書籍やニュースグループを読む際に必要となる略語は、別途略語一覧にまとめました。
おまけとして、和製カジノ英語というのも作ってみました。

凡例:【同】同義語。【類】類義語。【関】関連用語。【反】反対語。→・・・を見よ。


A

Ace Tracking→Signature Cards
action
プレーヤーの賭け金の総額。テーブルゲームのテラ銭が小さくて済む一つの理由は、1回1回の収益が少なくても、回転が速いため、actionとしてはかなりな額になるという面があることには十分注意する必要がある。

agent
1. Nevada Gaming Control Board内でのジョブタイトル。Agent, Agent II, Senior Agentなどのランクがある。
2. dealerと結託してテーブルからチップを騙し取るプレーヤー。outside agent とも。

anchor
1. →third base
2.→anchor play

anchor man→third base

anchor play
カジノ側のcheatの1手法。dealerがthird baseに、hole cardを見えるようにすると共に、次に配られるカードも見えるようにdealingを行う。third base はこれらの情報から、dealerに都合の良いカードが来るように自らのhit/ standを決める。dealer自身は、1.hole cardを見えるようにする、2. top cardを見えるようにするという2つの単純な操作だけをやれば良いので不慣れなdealerでもcheatが行える所に特色がある。

Asian rules
私はアジア地区を戦場としてないので、消息筋の情報だがアジア地区では、いわゆるStripルールに加え、dealer 10 に対してearly surrender可能、Player 21がディーラーの10 up cardのBJとプッシュである代わりに、 Dealer A up cardに対してはsurrenderも不可で更に、European no holeルールが適用されるという、プレーヤーにとって有利不利が渾然としたかなり変則的なルールが一般的らしく、この系統のルールの総称としてAsian Ruleということがある。また、7,7,7ボーナスなどの役も着く場合がある。このような変則的ルールに対しては、Stanford WongのBasic Blackjackと Professional Blackjackが役に立つ。

Asian Surrender→surrender

automatic shuffling machine
自動シャッフル装置。trackingを不可能にすべく導入されつつあるが、メンテナンスの煩雑さ、故障、レンタル料等々を考慮すると割に合わないのか、客付きが悪いのか、それほど普及はしていない。【関】shuffle master

B


baby
2-5程度の小さい値のカード。【類】bust card

back betting
ある人の手にノリで賭けること。【関】rider, caller

back counting
BJにおいてプレーをしないで、背後からカウンティグを行い、十分なプラスカウントになったときに着席し、プレーを始めること。カウントマイナスのときのベットが$0となるので、非常に効率が高い。一部カジノではこの戦法の警戒のためシャッフル直後でないとプレーを開始出来ないと規則で定めている所もある。【同】wonging, shadow counting.【反】front counting【関】mid-shoe entry

back off
BJのプレーを禁止すること。The punk counter was backed off等のように用いられる。他のゲームは許されるのでbarringよりは緩やかな対counterの措置である。【類】barring

balanced count
Counting systemの内、全てのカードを数え終わったときに、最初と同じカウント(通常0)に戻るシステムのこと。1980年代まではbalanced countが数多く研究されてきたが、これらはrunning countからtrue countへの変換という割り算を伴い、かつ残りデッキ数を推定するという二つの難しい操作が必要となる。

この反省に立ち、90年代になって、Unbalanced Zen 2や、K-Oなど、Unbalanced Countの開発が相次いだ。これらは、最初のカウント値と最後のカウント値が異なるものであり、通常running countの値をそのまま用いてbet量、戦術変更のために用いることが出来る。【関】running count

bar
barringの動詞形。bar the counter等と用いる。

barber pole→rainbow

barring
card counterを出入り禁止にすること。Atlantic Cityではこれが違法という判決が出たため、現在ではcard countingしにくいルールとなっている。preferential shuffleをされる場合もあろう。ネバダ州では、counting自体は違法とされていないが、カジノはプライベートな建物であるため、どういう人間でも自由に入場を拒絶出来るというロジックによってbarringは実質的に合法的に行える。【関】heat【類】back off

belly up to a crap game
(カモフラージュのために)クラップスに参加すること。他ゲームをカモフラージュのために行うときも、その「コスト」は十分計算の上で行いたい。

betting correlation→betting efficency

betting efficiency
残りカードに関する全ての用いた場合に比して、あるcountシステムが正しい有利不利の判定を行っている度合い。counting systemの評価に用いられる。同様に、全ての情報を用いた場合に比べて、hit stand等の戦術変更が正しく行える度合いをplaying efficiencyまたはplaying correlationと呼ぶ。特に、Insuranceは重要なのでInsurance efficencyだけ別途に取り扱う場合もある。これらは、評価指標の一つであるが、では儲け度合いの大きさはどうなるかというと、deck数、bet spread等様々なファクターに依存するのでこれらの指標だけで物語れるものでは必ずしもない。betting efficiencyの厳密な定義については、The theory of blackjackを参照のこと。

しかし、一般論として述べるとbetting efficiencyの方がplaying efficencyより大きなウエイトを占めることが多い。また、betting efficencyはほぼ100%近くまで追究できるのに対し、playing efficencyは現実的な限界は70%程度である。
【同】betting correlation

betting handle
playerがone sessionあるいはもうちょっと長いレンジの期間に賭けた賭金の総額

big player
team playにおいて、大きい張りをする役のこと。通常counterからのハンドシグナルを見て、張り額や引く引かないを判断する。酒などを飲みながら、「私はcountしてませんよ」というフリをする必要がある。【関】Gorilla BP

black
$100チップのこと。25$はgreen, 5$はred1$はsilverと呼ばれることも多い。minの小さいテーブルでblackで勝負すると、dealerが"Black(s) in play!"と叫んで、pit bossに注意を促すことも多い。不必要に警戒されるのでcard counterはこのような行為は慎むべきである。【関】nicke, silver, check

black deuce count
hi opt 1を微修正し、deuce (2)のうち黒いsuitのものを+1と数えるunbalanced count。insurance correlationが割と高い。Chambliss and RoginskiがFundamentals of Blackjackの中で言及している(あまり知られていないのでreminderとしてここに記した)

blister
小さい窪みをカードにつけるインチキの方法。手で触ることによって判別するので、主にいかさまdealerが10 value cardをこっそり識別するのに使われる。この窪みを加工する装置がpunch。【類】rough-and-smooth

big 3→illustrious 18

Blackjack
1.ブラックジャックというゲームの名前。2.最初に配られたカードがAと10 valueカードであるときの役。配当は通常3:2。なお、 Aをスプリットした後に10が来ても、Blackjackとしては扱われず、通常の合計21の手と見なされることが普通。

bottomed
cutoffsがpluggingされるのではなく、一番下に置かれること。【関】plugging, topped

bottoms
pluggingを含む複雑なshuffleであっても、discard trayの一番下 (bottom)にあった1/2 deck程度のsegment(=そのshoeの配り始めの1/2deck)は、shuffle後に、特定の位置に来る可能性がある。これを追求したtrackingのこと。【関】tops, tops and bottoms

BP
Big Playerの省略形

breakage
Pari-mutel方式の競馬等において、配当金を切り捨てにすること。及びそれによる胴元の利益。オッズの低いベットでは馬鹿にならないこともあるので注意が必要。

burn
カードを裏向きのまま、ゲームに使わないで捨てること。 BJにおいては主に不正の防止のために、シャッフル直後に1枚必ずCardを Burnする。Burn Cardがたまに見えることがあるが、これは特にsingle deck ゲームにおいては、かなりプレーヤーのアドバンテージになるので、burn card の見えるdealerはきっちり覚えておくことが得策である。

bust
バストすること。(名詞または動詞)

bust card
2,3,4,5,6のこと。dealerのup cardがbust cardである場合、bustする確率が高いことからこう呼ばれる。特に4だと40%、5だと43%、6だと42%の確率でバストする。逆にいうと、stiffでstandした場合、これらのup cardであってもdealerの方が勝率が高いので、負けを覚悟する必要がある。【類】baby

bust hand→stiff

bust out
1.ギャンブルにおいて、(主に胴元側が)不正な手段で儲けること。動詞として、またbust out casino, bust out dealerなどのように形容詞としても用いる。
2.オケラになること

C

caller
一つのhandに対して二人以上の人が賭けているときに、hit/standを決める player。普通は座っている人に当然の優先権があるが、某マカオのカジノなどではriderが口出ししてくることもあるらしい(爆)。例えば7,7vs9 をsplitするとbasic strategyに反するので当然callerには不利になるが、 splitされたhandに賭けないriderにとっては、損失が少なくなる。caller/ riderのteam playをつきつめると、BS edgeに対してcallerが約0.2%の損失、 riderは約0.2%の利益になる。ノリが許される地域(豪・欧・亜系)などで試してみるのも悪くない。このplayに対しては、Basic Blackjack by Stanford Wongの72-76p, Burning the Table in Las Vegas by Ian Anderson Chapter 15 などに詳しい。【反】rider

card clumping
Dealerのshuffleの仕方が不十分であると、数枚程度のcardが連続して固まったままshuffle後も順番が変わらないことがある。この傾向のことをcard clumpingと呼ぶ。【関】signature cards, Ace tracking

card counter
カードカウンター。即ちcard countingを行うBJプレーヤー。

card counting
カードカウンティング。以前のラウンドでどういうカードが配られたかという情報を元に、現在自分が有利な状況にあるかどうかを判断して、賭金の増減を行ったり、Basic Strategyに反したアクションを行ったりする戦術

card domination→shuffle tracking

card eating
複数ハンドをプレーすること等により、カードを多数消費してカウントがマイナスである状況を等価的に少なくしたりする手法。hit, standのdecision がmarginalであるときに故意にhitすることや、hand held gameでバストした手を故意にヒットしたりすることもcard eatingの一種。【関】multiple hands

check
chipのこと。大量のcheckを賭けたときに、dealerが"checks in play"と叫ぶこともあるが、counterに対する一種の警戒にもなるので注意【関】black, money plays

chicken money→even money

chip
カジノで、現金の代わりに使われるチップのこと。タクシードライバーやベルボーイにあげるのはチップはチップでもtipなので注意。

chip up
前のhandの賭金をちょっとづづ増やして行くこと。parlayのように露骨に betを上げるのに比べて収益面で劣るが、カモフラージュの効果がある。

chunk bet

(countが非常に高いので)目一杯賭けること。

Claude Elwood Shannon
情報理論の基礎を創出したシャノンのこと。なんで、こんな所にと思われるかも知れないが(^^;)、 K-O Blackjack(first edition)の13pageにはシャノンがEd Thorpと共同で1961年に Hi Low countの基礎を作ったとの記述がある。Beat the dealerにもshannonについて言及している部分がある。天才はあらゆる分野で天才だということか(^^;)。

cold deck
coolerをゲームに登場させること【関】cooler

composition dependent strategy
通常のstrategyでは、手持ちのトータルとdealerのup cardで判断を下すのでこれをtotal dependent strategyとも呼ぶが、より厳密に手持ちのカードの組み合わせをも考慮した戦術のこと。有名なものとしては、single deckにおいては同じトータル8で、dealer's up card6のときに4,4ないし3,5の組み合わせのときはhitするが、2,6の組み合わせではhitとなる。single deckのときには、多少のcomposition strategyを覚えておくのも悪くはないが、shoe gameで意識する必要は、全く無い。【関】key card concept

consolidation betting
カウントがマイナスのときには積極的にcard eatingを行い、カウントプラスのときには1ハンドプレーに徹することにより、最大収益をあげようという戦法。Mason Malmuthによる。しかしながら、実はカウントプラスのときにもmultiple handsをプレーしたほうが有利な場合もある。【関】multiple hands

convention
ラスベガスは、世界最大のconvention cityでもあるので、非常に多数の conventionや展示会が開かれる。こういうconventionのバッジやカバン・資料などを片手にプレーすることは、なかなか良いカモフラージュの方法である。 interop(5月初旬)やCOMDEX(11月)などは展示会だけならば実は無料であるし、必要とあれば資料などを、どこから拾ってきてそれらしく装うのも良い。日本人には向かないかも知れないが、12月に開かれるNFR(National Final Rodio)のときなどは、カウボーイハットでもかぶってプレーすれば絶好のカモフラージュであろう。

cooler
予め仕組まれた順番でカードを並べたdeck(s)のこと。dealerを勝たせるためのcooler とplayerに勝たせるためのcoolerの両方がある。【同】cooler deck,【関】Kentucky step up, cold deck, walk away cooler

cooler deck→cooler

co-variance
共分散。独立ではない試行の従属性を表す指標。 BJをnハンド同時プレーしたり、マルチプレーVPをプレーするときのリスクの計算に必須となる。詳しくは本HPの複数ハンドの同時プレーのコーナーを見られたい。【関】variance, multiple hands

criss-cross
例えば、riffleやstep-ladderをする対象となるpilesが1,2、3,4の4つあったとすると、最初に2と3、次に1と4、次に1と2、最後に3と4の山をriffleするというような順序で選んで行くこと。一見、tracking しにくそうだが、実は単なる目眩ましに過ぎない。

crossroader
常習インチキプレーヤー。カジノサイドで使われるスラング

cut card effect
固定のcut cardの位置でシャッフルすると(hand held gameの場合は仮想的な cut cardの位置)、プレーヤーに不利なroundの方がプレーヤーに有利な roundの数より多くなってしまう等の理由により、いわゆるBasic Strategy edgeよりもplayerに不利になってしまう現象。Shoe gameだとほとんど気にする必要もないし、Card countingを行っていれば不利な状況は察知出来るので対処の仕様があるが、single deckでは条件によってかなりcut card effect が大きくなることがある。simulationの実例についてはNorm Wattenberger (Casino Veritie BJの製作者)の一コーナーに詳しい。なお、シャッフルまでの round数が固定の場合には、Basic Strategy edgeと実際のBasic Strategy player の収益が一致することが知られている。(従って、Basic strategyで打つならば round数を、playerの人数に依って固定するポリシーを厳格に決めている所の方が、他のルールなどの条件が一定の元では有利になる)

cutoffs
shoeの中の、ゲームで使われなかった部分。即ちshuffleするときに shoeに残っている部分。【反】discards

D

deal seconds→seconds dealer

deck stacking
プレーヤーに有利なカード(Aなど)がshoeの最後に固まるようにしてゲームに出てこないようにする類のcheat

departure→strategy change

depth charge
特にsingle deckにおいて、shuffle後1回目は1unit,2回目は2unit,3回目は4unitのように、count値に依らず後半になるほど機械的に張りが厚くなるようにしても、strategy changeだけで収益を上げることが出来る。これはpenetrationが大きいほど有効。countプラス時に厚く張るのに比べ、自然に見えるのでカジノ側の警戒度はかなり小さくなる。Arnold Snyderが考案した方法。但し、このためにはplaying efficiencyの高いsystemを用いるべきであり、そのために開発されたのがZEN Count。
なぜ、こういう戦法が有効かは、読者への宿題とするが、ヒントとして、1.後半部分ほどcountが偏り易い。2.countがhouse edgeに与える影響は線型的だが、strategy changeの影響はcountの絶対値に対して、非線型的影響を与える。ということを挙げておく。

discards
shoeの中のゲームで使われた部分。言い換えればshuffleする時点でdiscard trayに入っている部分【反】cutoffs

discard tray
言うまでもなく、使われたカードを置いておくトレーのこと。Card Counterは True countの計算のために、どうしてもDiscard trayに目線をおくりがちだが、これは細心の注意をもって行わないと、heatを受けるリスクがある。この意味でも true countの必要のない(従って、Discard trayを見る必要のない)Unbalanced なシステムである、Unbalanced Zen 11やKnock Outを利用することを考えても悪くない。

double down
ダブルダウン。最初にプレーヤーに配られたカードの合計が11など勝てそうなときに最初の賭金と同額を更に賭け増すことのできるルール。但し、double downを宣言すると、カードはもう1枚しか引けないことが通常。テーブルによって、ダブルダウンが hard handのみ、あるいはhard 11 and 10に限られていたりする場合もあるので、注意が必要。また、doubling for lessと言って、最初の賭金より「小さい」額を賭け増すことが許されているカジノも多いが、言うまでもなくこの行為は損である。お金がない状況であれば、むしろhit (or stand)した方が有利。但し、トーナメントではdouble for lessが正解となる状況もごくわずかだが有り得る。【関】quadleple down, double down rescue

double down rescue
Spanish 21で、double downをして強い手にならなかったときに、オリジナルベット分を放棄することにより、追加ベット分を元に戻すことの出来るルール。ルール上は認められるが、絶対行わないのがSpanish 21のBasic strategyである。

double exposure
dealerのhole cardも表向きに配るルールのブラックジャック。独特の戦略を必要とする。BasicやindexはProfessional Blackjack by Wongに詳しい。 Basic strategyだけななら同じWongのBasic BlackjackにChartがある。

doubling for less→double down

drop
チップの購入金額、あるいはマシンに投入した金額のこと。いわばカジノの売上【関】hold

dustbowl
辺鄙な所にあるシケタカジノ【類】grind joint

E

early surrender→surrender

eating cards→
card eating

eighty six
couterをbarすること。get 86'edなどという表現も良く用いられる。西部開拓時代に酔っ払いの客に対して、100 proofの酒の代わりに86 proofの酒(=西部の勇ましい男性が飲むものとはされていなかった。私はビール程度が精一杯だが(^^;))を出すことにより、「あんたに出す酒はないよ」という意思表示をしたのがその由来。一般にも、飲食店でサービスを拒絶するスラングとして用いられている(らしい)。

European no hole card

英国を主流としてヨーロッパで普及しているルールで、dealerのup cardが10、Aのときでも、先にプレーヤーのプレーを終了した上でBJか否かを確認し、もしBJであれば、double downやsplit等の追加ベットも全て取られるという非常に不利なルール。dealerのBJ確認を後で行っても、追加ベット分を返却してくれる場合は、通常のルールと変わらない。
なお、オーストラリアの一部のカジノでは、中間的な取り扱いをしており、最初のベットとバストしてしまったベット分がもっていかれてしまう。

even money
playerの手がBlackjackのときに、Insuranceを行うこと。DealerがBlackjackであっても、そうでなくても結果として1:1の配当が得られることが名前の所以。言うまでもなく、even moneyは(countが十分プラスになっていない限り)損であるが、常にeven moneyを励行しても、実はそれほど収益には影響しないので、カモフラージュの一環として実践するのも悪くはない(even moneyはtwo-bit decetionの一種)。また、他のプレーヤーがBlackjackで、ディーラーのup cardがAのときなどに、「あんたそりゃイーブンマネーしないと損でっせ」と口先介入するのも有効。(後に自分がeven money or notの状況にならない限り、自分の損失は0である)中国系プレーヤーは、even moneyのことを chicken moneyと呼ぶこともある。【関】two-bit deceptions

F

Fab 4

surrenderのルールオプションがある場合に、収益に最も重大な影響を与える4つのindexのこと。(Hi-Lowの場合、14 vs 10, 15 vs 10, 15 vs 9, 15 vs Aであり、16 vs 10が含まれていないことに注目!)。なおillustrious 18, Fab 4はcounting systemの他bet spreadにも依存することに注意。【類】illustriou 18, sweet 16

fade a bet
賭けを受けること

field bet
1.最初の2枚が12−16になることに賭けるBJのサイドベット。AAと88は倍付け。 Daltonによると、Lady Luck@LVに登場したのが最初。Laughlinの複数のカジノでも見られたらしい(by Malmuth).テラ銭率8.8%なので、Camofulage目的以外には無意味。俗にcrapjackとも。
2.クラップスのフィールドベット。

fill
ディーラートレイに新たなチップを補充すること。うれしいことだが、ベガスだとチップを買うのはテーブル、両替するのはcasino cageで行うので必然的にfillは良く見掛ける。

first base
ディーラーに向かって一番右側の席。従って、常に最初にアクションを起こすプレーヤーとなる。【関】first basing

first basing
first baseに座っているとdealerによっては、Blackjackを確認するときに hole cardが見える可能性がある。これを利用したプレー【類】front loading

flat→run flat

floating advantage
残りdeck数が十分あるときには、true countとadvantageはほぼ線型的な関係にあるのだが、残りdeckが極めて少なくなるとtrue countとadvantage の関係が非線型的となる現象。特にtrue count=0の付近からプラスの領域で、advantageが増加する曲線になるので、これをfloating "advantage" と呼ぶ。The Theory of Blackjack(5the edition)213pの曲線はその一例。Don Shlesingerも詳細な計算を行っている。現代カジノのカットの深さ程度では、実用的には気にする必要はない。

four-way trims → sand

front counting
特に、shoe gameにおいて、countが大幅にマイナスになったときにテーブルを離れること。トイレ休憩などは必ずこのタイミングで行いたい。【反】back counting


front loader
front loadingが可能な(甘い)dealer

front loading
出来るだけ低く座るなどの工夫で、dealerのhole cardを見るインチキすれすれのプレー。front loading可能な場合の戦術は、Basic Blackjack等を参照のこと。【類】first basing

G

George
チップを必要以上にあげるお得意様を指すカジノ用語。逆にチップに関して渋い客をベガス用語でTomというらしいが、今も通用するかは不明。George の別の意味については、Ken Ustonの本を読めば分かるよ。

get around the layout
熟練のディーラーさばきを見せること

go for the money from
from insideと続けば、casinoがplayerに対してインチキをすること from outsideと続けば、逆にplayer側のインチキのこと。

gorilla BP
counterとしての素養を身につけてないbig playerのこと。Ken Ustonのチームが用いたスラング。

grab(s)
dealerがriffleなどをするときにstackやpileの中から片手で掴んだカードのこと。【関】riffle, stack, pile

green→black

Griffin order
Dealerのup cardを、dealerのbust率の順に並べると56432789TAとなる。この順番のこと。Piter Griffinにちなんで名づけられた。Basic Strategy表やIndex表をこの順番に書き換えると、視覚的に覚え易い形となる。

grind
乞食バクチ打ちのこと。動詞としては、ジリジリと少しずつせり勝って行くこと。一般俗語としては危ない意味もあるので、女性の前では使わない方がいいかも。【関】joint

grind joint→joint 【類】dustbowl

H

hand held game→shoe

handmucker→mucker

hard * →hard hand

hard hand
Aを含まない手。あるいはAを1としてしか数えられない手。例えば、D5,D6,H3ならhard 14などと表現。また、DA,H2,DJならhard 13である。【反】soft hand

head on
dealerとサシで勝負すること。様々な理由から、多数のplayerのいるテーブルより、head onの方が、card counterにとっては有利となる。理由を自分で考えてみるのもBJに対する理解を深めるのに役立つよ。【同】head up

hedad up→head on

heat
カジノがplayerに対して、card counterであるとの疑いをもち始め、playerのアクションを注視し始めること。heatの気配を感じたら直ちにカジノを去る必要がある。preferential shuffleやカットをdelaerが極端に浅くしたりするのもheatの一種と言える。【関】bar, barring

high roller
ハイローラー。大金を賭けて遊ぶプレーヤー。【類】whale

hi-low pick up
dealerが使ったカードを回収するときに、決められた手順ではなく、大きい値のカード(hi)と、小さいカード(low)が交互になるように回収すること。これをroll the deckを行った上で、次のゲームに用いると、プレーヤーの数が偶数であれば、各プレーヤーには stiffが送り込まれることになり、dealerが有利になる。dealer自身の手は、secondsなどを行えばbustしないで済む。あまりにもobvious なcheatの割に効率が悪いので、実用性(?)は少ないとも言われている。low-high pick up, low-high-low pick upとも。

hit
ヒット、即ちもう1枚カードを要求すること

hold
dropの中からのカジノの取り分。hold percentageなど、「率」で表現することが多い。いわば、dropに対するカジノの「粗利」。タコな日本語カジノ解説だとhold percentageとhouse advantageを混同していることも多い。house advantageが小さくとも、マシンゲームのように回転が早いとactionが大きくなるので、holdも巨額になることには十分留意する必要がある。【関】drop, action

hold percentage→hold

hole card
ディーラーに最初に配られる2枚のカードのうち、伏せて配られるカード。【反】up card

I

illustrious 18
BJのstrategyを学習する際に、もっともやっかいなのが、indexを覚える作業。これをできるだけ簡略化するためにいくつかの方法が提案されている。
もっとも単純なのが、プラスマイナス6の範囲のように「絶対値」で数値範囲を限定する方法。次に、もう少し合理的な方法として、balanced countingの場合に、−1〜+6のように、プラスの方の数値範囲を大きくする方法がある。カウントマイナスであるならば、通常betはminimumであるから、無視出来るという考えによる。

更に合理的な単純化の方法は「戦術変更が収益に及ぼす影響の大きいindexのみに限定する」という考え方であり、これを上位18手に限ったものをillustrious 18と呼ぶ。illustrious 18はcounting systemやその他の条件にもよるが、最上位3つは1. Insurance, 2. 16 vs 10, 3. 15 vs 10である。この3つは特にBig3と呼ばれることがある。
indexの膨大な数値集の前に記憶する気力をなくしている方も、この3つだけはindex を覚えることを強く勧める。なぜなら、この3つだけで、すべての戦術変更を覚えた場合の60%の収益を占めるからである。(逆に、残りの数値全部を覚えても40%の収益分しかないということ!!!)
この概念の萌芽的考え方は、SnyderのRed 7に見られる。【類】sweet 16、big 3, fab4【関】index, insurance counter

index
戦術変更をするcount値のこと。

Indian Blackjack
近年のインディアンの自治権の強化と共に、全米Indian Reserve各地でカジノが開設されるようになってきた。このようなIndian Casinoは一般的に地域独占的な営業が可能なためルールが厳しいことが多い。また、必ずしも連邦法及び州法が影響するとは限らないためカジノ側のいかさまが散見されるという噂もある。このようなIndian Reserve内のカジノで行われているBlackjackの総称。ハンド毎に参加料を徴収するというだけの詐欺みたいなルールもある。

insurance
インシュランスのこと。

insurance count
insurance efficencyが100%のカウント。具体的には10と他のカード全ての重みが異なる10 countを用いればよい。古典的なEd. Thorpの10countのように、10とその他のカードの比率を直接計算する方法もあるが、それと等価な手法としては、10に対して -9、その他のカードに対して+4と重み付けしてbalanced countにする考えもある。しかしながら、最も合理的なinsurance countは、 0をstarting countとし、10に-2、その他のカードに+1の重みを付けて running count>deck数×4ならinsuranceするという方法である。この方法でefficiency 100%となることは、少しばかり計算をしてみればすぐわかる。このcountは一種のunbalanced countであるが、これが snyderのRed 7の着想の原点にもなっている。【関 】Illustrious 18, insurance counter, scan technique

insurance counter
広範に用いられているほとんどのカウントシステムは、実はinsurance efficicecy (insuranceを賭けるタイミングを正しく教えてくれる可能性)があまり高くない。しかしながら、正しいInsuranceを行うことはかなりの収益につながるので、チームプレーなどにおいてはInsurance Countを行う専用のcounterを別途手配することがある。【関 】Illustrious 18, insurance count

J


joint
カジノを意味する俗語。hi-roller joint(シーザスのようなBlackchipプレーヤーが珍しくない所)、grind joint(乞食バクチ打ちが集まるシケたカジノ)のような言い回しが割と良く使われる。
juice
本来1:1の配当がつくべきbetに対して加算されるカジノの手数料.スポーツブックで良く使われる.例えばNFLのpoint spreadは100 to 110で配当されるが,これは"10% juice"である."5% juice"というプロモーションがオンラインカジノでは散見される. なお,10% juiceの場合控除率としては約5%になるが,"Vigorish"の場合は,控除率(5%)を差す場合と,10$のカジノの手数料差す場合が若干混同されて用いられることがあるので注意する必要がある 【類】vigorish
junket
カジノへの無料招待団体旅行。一定のプレーをすることを条件に(例えば、junket 用のnon-negotialble=換金不可のチップを予め買わせるなどの手法で)、このようなツアーを行うことが以前は良くあったが、現代では流行っていない。

K

kamikaze move
別にBlackjack用語ではないが、こういう表現もたまに見かけるので日本人ならjokeをいうときに利用してもよいだろう。言うまでもなく、 17をヒットするなどの自殺行為的プレーのことである。

Kelly betting
リスクを最小化しつつ、長期間での資金の最大化を図るマネーマネージメントの方法。 J. L. Kellyに依る。初出文献はここからダウンロード出来る。【同】Kelly Criterion

Kelly Criterion→Kelly betting

Kentucky step-up
dealerに勝たせるタイプのcoolerの一種。おニューのカードを下ろすと、 H7,H8,H9,H10,HJ,HQ,HK,CAの順に並んでいる部分があるが、ここに例えば D10など、ten valueのカードを1枚だけ挿入してH7,H8,H9,H10,D10,HJ,HQ,HK,CAの順に並べ、この部分が一番上になるようにセットしたとする。1番上のH7はburnされるが、例えば playerが2人の場合、これを配るとplayer1:H8,HJ, player2:H9,HQ, dealer:H10,HKとなってdealerの勝ちとなる。playerが1人の場合だと2round、 playerが2,3人の場合だと1round、dealerの勝ちとなることをチェックされたい。このcoolerはD10を1枚入れるだけで簡単に仕込めるcoolerというばかりではなく、最初の1(2)roundで、dealerの勝ちにしつつ10 value card を大量消費できる(=countをマイナスに出来る)ので、後のroundでも dealerが有利になる。【関】cooler, walk away cooler

key card concept
Single deckにおいては、通常のカウントよりも、ある少数のランクのカードの過不足が、hit/standの判断にはるかに重要な役割を担うことがある。Sklansky の提唱によるが、multi-parameterのcountが必要になってくることもあり、あまり実用性はない。例えばsingle deckで7,7を10に対してstandするなどの composition dependent strategyはkey card conceptの一種であるとも言える。【関】composition dependent strategy

kibitizer
傍目八目で、自分が勝負に参加していないのにplayに注文をつける野次馬。うっとうしいが、こういう人を利用して自分のplayスキルを隠すことの利用を考えると得なこともある

L


late surrender→surrender

low-high-low pick up→hi-low pick up

low-high pick up→hi-low pick up

M

Macau surrender→surrender

matchplay
カジノのプロモーションで、賭け金と同額を賭け増したことにするクーポンの類。Blackjackや、Crapsのpass line、 Rouletteの赤黒のように、1対1の配当のものにしか使えないことが普通。例えば、5$限度のmatch play couponであると5$チップと、Couponを差し出せば良い。このとき勝てば$10の配当が得られる。一見$5の価値がありそうだが、$5の配当がプラスされるのは勝ったときのみであるので、その価値は約半分の2.5$しかないことに注意。とはいえ、matchplay couponなどをこまめに利用することは、Green Chipレベルまでのplayer には、かなり大きなadvantageとなる。

mechanic

主にdealer側のゴト師。【類】seconds dealer

mechanic's grip
hand held gameにおいて、secondsなどのいかさまをしやすいように手を広げてカードの端を覆うような感じでもつカードの持ち方。しかしながら、 secondsはわざわざmecanic's gripをしなくても行うことは可能。【同】spread grip

mental fatigue
(カウンティング)による精神的疲労や集中力の低下。BJ本で非常に良く使われる言い回し。疲れたら休むこと。疲れやすいなら、簡単なシステムへの切り替えを考えることなどは非常に重要。

mi→z

middle the game
point spreadのスポーツブックにおいて、両方のチームに違うハンデで賭けること。例えば、Jacksonville Jaguarsが、Denverに対して6点のfavroiteであったとして、Jaxに$100賭けるとする。別の時点で(あるいは別のブッキ―で) Jaxが8点のfavoriteであったとすると今度はDenverに$100賭ける。するとJaxが9点差以上で勝ったとき、5点差以上で勝ったとき、負けたときにはトータルでー$10の損失であるのに対して、Jaxが6,8点で勝ったときは$100の利益。Jaxが7点差で勝ったときには$200の利益となり結構美味しい賭けとなる。footballでは3点差、7点差の試合が多いのでこれらをはさんでmiddle出来る可能性を追求することを記憶に留めておいて良い。ブックメーカーのオッズには洋の東西を問わず(^^;)、駒をそろえるためにハンデに地域性が出てくることも多いので、複数地域のブッキ―を利用出来る人も、常に middling the gameの可能性を考えるべきであろう。

mid shoe entry
文字どおりshoeの途中でプレーに参加すること。back counting対策として"mid shoe entry is prohibited. "であるカジノもある。ラスベガスはOKである。

money plays
マネーベットのときに、dealerが確認の意味で"money plays"と叫ぶことも多い。他のゲームだと、別に気にならないがcard counterにとってはうっとうしい。【関】check

mucker
狭義には、playerに有利になるよう10value cardをshoeに加えるゴト師のことを(hand) muchekrと呼ぶ。転じて、カードを隠したり摩り替えたりする系統のプレーヤー側のゴト師全般にも用いられる。【関】short shoe

Multi Action Blackjack
playerは、3つのbet boxの2つ以上(あるいは3つとも)に賭ける。 playerとdealerに通常と同じように最初のカードが配られるが、dealer の3枚目以降は、3回別々にカードを引くというBlackjackの変形ルール。もちろんBasic Strategy、Counting共に普通のBlackjackと同じで良い。【同】Multiple Action Blackjack【類】Triple Chance

Multiple Action Blackjack→Multi Action Blackjack

multiple hands
複数のハンドを同時にプレーすること。複数ハンドの間の covarianceは無視できない大きさあるので、例えば1ハンドで$100がリスクを考慮して最適なベットであるとすると、2ハンドでは$100づつではなく、$73づつ賭けることが最適なベットとなる。詳しくは本HPの複数ハンドの同時プレーのコーナーを見られたい。【関】co-variance, consolidation betting

multiple plugging
cut offsを二つ以上に分割して、それぞれdiscardの別の位置に差し込むこと。単純なpluggingをより強固にしてtrackingに対抗するための手段【関】plugging

N

nickel
5$チップの俗称。25$チップはquarter。実際の1/100にデノミされてしまっているところがカジノらしいが、quarterは3000円にもなることは常に心しておく必要がある。【関】black

O

one deck Wonging
文字通り1 deckゲームでのWonging資金が限られているプレーヤーの重要な武器。.プレーする気がないときにもおいしいcountのゲームにときどき出くわすこともあるので、吠太郎は1ベット分のお金を常にポケットの取り出しやすい所にいれている(^^;)。

outside agent→agent 2.

overlay
競馬等で、実力以上においしい配当になっていること。これを探すのが競馬の基本。

Over Under
プレーヤーに最初に配られたカードの合計が13より大きいか13より小さいかに賭けるサイドベット。Aは1として数え、丁度13は負けである。従ってこの分がhouse advantageになるが、over under専用のcountを用いれば、勝つことが可能。countingで勝てるサイドベットの珍しい例。

P

paper
markingされたインチキcards。【関】sand

pat hand
17−21の通常もう1枚引く必要のない手。【関】stand pat

peek
1.Aceやten value cardがup-cardのときにdealerが(役としての)Blackjackの有無を確認するためにhole-cardを覗くこと。spookingその他のcheatに対する標的となるので最近では見かけることが少ない【関】spooking
2.shoeや手の中の一番上のカードをdealerがこっそり見ること。言うまでもなく、 secondsのための準備動作である。【関】seconds

pen.→penetration

penetration
カットの深さのこと。shoe gameにおいてはこれが75%以上でなければ、安定して勝ちにくくなる。card counterにとっては、表面上のbasic strategyによるhouse edgeもさることながら、penetrationもカジノ&テーブル選定の際に重要となる。

pile
カードの山。stack(2.)と似ているが、stackがかなり大きい単位のカードの塊をさすのに大して、pileはdealerがshuffleをする目的でカード全体を何個かの山に分けたときの、その一山一山をpileと呼ぶことが多い。従って、pileを全部重ねるとfinal stackが出来上がる訳である。【類】stack

playing correlation→betting effeicncey

playing efficency→betting eficency

playing on one's belly
自分の金でギャンブルすること

plug(s)
pluggingするカードのこと。【関】plugging

plugging
cutoffをdiscardの途中に差し込むこと。shuffleのときにこれを取り入れると、shuffle trackingが難しくなりやすい。【関】plug, multiple plugging, topped, bottomed

power series shuffle→step ladder

preferential shuffle
card counterへの対策として、countが高くなったときなど任意の時点でdealerがシャッフルすること。ごくたまに、shoe gameでもcut card前にdealerがシャッフルすることもある。preferential shuffleは card countingを行なわないplayerに対しても、不利に働くのでdealerのcheatの一種だとも考えられるが残念ながら、合法行為である。【関】heat, barring, hand held game【類】shuffle up

prop→shill

punch→blister

push
BJ用語で引き分け(tie, stand off)のこと。ベガスではpushと呼ぶのが通例だが、オーストラリアではstand off(カジノ俗語ではない)を用いていた。

push in
dealerを交代すること。

Q

quadple down
ダブルダウンベットを早めに置いて、自分の順番が来たときに更に倍賭ける手法(元の賭金の4倍賭けることになる)。チップをそろえて張ることを励行しているカジノが殆どなので、そのチャンスは少ないが、格別にsloppyなdealerに巡り合ったときにはやってみるチャンス。もちろん成功した後はhit and run。

quarter
→nickel

R

rainbow
異なるデノミのチップを混ぜてベットすること。card counterが賭金をカモフラージュするのに、良く用いる手段。【同】barber pole【関】stack

red→black

re-split→split

rider
他のplayerに賭けること。callerの判断に口出しは出来ないが、riderには、 callerがsplitした手を賭ける/賭けないを決めることが出来るので、( (例えば8,8 vs Tのようなdefensiveなsplitに対してはoriginal handのみに賭けるなど)callerより有利に戦うことが可能である【反】caller

riffle
shuffleの典型的パターン。両手にほぼ等しい程度のカードをもってパラパラと、ほぼ交互になるように重ねる方法。(字では説明しにくいが要は、普通のシャッフルのこと(^^;))。【関】grabs

riffle and restack
古典的なshuffleの方法。pilesから両手に取ってきたgrabsをriffle し、それをテーブルの上に置いて新しい山を作る(restackする)。残りのpilesも同様に、riffleして、単純に新しい山の一番上に重ねて置くことを繰り返すことにより、shoe全体をshuffleする方法。言うまでもなく、非常にtrackingしやすい。そこで対抗策として生まれたのがstep-ladder【関】step-ladder,【同】R&R

roll (the deck)
その昔のhand held gameではdiscard trayを用いず、配り終わったカードを face upにして、手の中の残りカード下に置いていた。このとき、配り終わったカードをまたface downにして、再度次のゲームで配ることをrolling the deckと呼ぶ。単なるクセとしても、また各種のいかさまのテクニックとしても用いられた。

rough-and-smooth
カードの模様肌ざわりなどによって、見たり触ったりすることによって 10 value cardかsmall cardかが識別出来るようになっているインチキカード。【類】blister

Royal Match
最初の2枚がsame suitの場合にボーナスがもらえるside bet. 特にSame suitのK-Qであった場合に配当が大きくなることが通例。 house edgeはpay out table他に依存するが、Santa Fe@LVでは positive EVのRoyal Matchを一時提供していた。negative EVのRoyal Match はもちろん賭ける必要はないが、Single Deckのテーブルにおいては "got it?"(ロイヤルマッチ当った?)と他のプレーヤーに聞くことにより、そのプレーヤーが自分のfirst two cardsを見せてくれる可能性があり、これを利用するとかなり有利になる(by Schlesinger)。

R&R→riffle and restackの省略形

run flat
常習的にプレーヤーを騙すこと。Four out of five casinos in Japan are running flatなどのように用いる(^^;)。flatはこの意味で単独にも用いられる。

running count
カード種別ごとのポイント値をそのまま加えたカウント。deckの偏りの指標となるが、1deck辺りの偏りに変換するため、true count=runningcount/残りdeck数というカウント値を使用するシステムが多い。【関】balanced count



SafeJack(TM)
Mikhon Gaming Corp.が開発したシステムで、各種センサーによりプレーヤーのベット額、配られたカード、Chip TrayにあるChipの額etcを全てリアルタイム監視出来る物。BJ tableでのaccountingの自動化が目的であるが、当然card counterをdetectするには極めて有効。一方で、preferential shuffleを行うためのツールとしても用いることが出来る。相当値段が高いらしく、多分それほどは普及しないであろうと言われている。

sand
sand paperを使ったpaperのこと。four-way trimsはその方法の一つであり、上下左右の4隅のいずれかをmarkすることにより、カードの値が読み取れるようにすること。【関】paper

scan technique
Single Deckゲームの初回における、Insuranceベットのための戦法。友人通しで打った場合や、たまたま自分以外のプレーヤーのカード見えた場合に、例えば2人分4枚、あるいは3人分6枚ののカードがすべて10以外であればすかさずインシュランスすること。(期待値を考えれば非常に当たり前の戦法)。efficencyが100%なので、Basic Strategy player, Card Counterを問わず、必ず励行されたい。【関】insurance count

seconds
代表的なdealerのイカサマテクニック。一番上のカードを見て、それがプレーヤーに有利なカードであればすかさず上から「2枚目」を配ること。同様に、dealerに不利な一番上のカードを避けて2枚目を配る場合もある。主にhand held gameで用いられるいかさまだが、shoe gameの場合でも小型のミラーを装着したいかさまshoe boxの使用によって可能である。ベガスでは一応公正性は担保されていると考えても大丈夫だが、極わずかでもいかさまの余地がありえるので、特に理由がない限り、負けが込んでいるときにはテーブルを離れることが賢明である。上級のいかさまdealerになるとthirdsやbottomsも自由に配ることが可能とも言われているが、BJにおいてはthirdsやbottomsを配る意味がないので実際にはsecondsで十分である。(thirdsやbottomsはpokerや手品などで用いられるテクニック)。なお、更に俗っぽい言い方としてtwoとも呼ばれる。【類】seconds dealer, deal seconds【関】snapper 2.

seconds dealer
secondsを行ういかさまディーラーのこと。転じてインチキdealer全体にも用いる。動詞形はdeal seconds。気に食わないdealerに捨てぜりふを言いたいときに、Are you dealing seconds !!とかFuckin' seconds dealer!!とか言ってみるといいかも。(紳士である吠太郎は使ったことがないけど(^^;)【類】mechanic

segment
カードの山(stack, pileなど)の中で、trackerが他と区別することの出来る特定の部分。【関】tracker, segment tracker【類】slug

segment tracker
segmentのカードの偏りに注目してtrackingを行うプレーヤー。【関】segment

shadow counting
wongingと同義だが希。Ken UstonはStanford Wongをどうも好きでなかったようで、wongingとは決
して呼ばずshadow countingという言い回しを使っていた。

shill
テーブルの賑やかしのため、あるいはテーブルを成立させるためにカジノに雇われてプレーするサクラ。pokerやbaccaratなどで見かけることが多い。雀荘のメンバーみたいなものだが、賭金もカジノが負担することが違う。なぜかNew Jurseyでは違法。【同】prop

shiner
dealerのhole cardやface downゲームにおいて、他のプレーヤーのカードの値を盗み見るために用いられる小さい鏡などのこと。

shoe
ディーラーがシャッフルしたカードを入れておく箱。1枚づつ取り出しやすいように工夫がされている。4 deck以上を用いるゲームでは、ディーラーが片手で残りカードをもつことが物理的に不可能なので、shoeを用いることになる。これをshoe gameと呼ぶ。一方single deck, double deckのゲームでは、ディーラーは通常残りカードを左手に持ちながらプレーを行う。このスタイルのゲームをhand held gameと呼ぶ。hand held gameの場合、seconds 他のcheatを行いやすいので、一応の警戒が必要である。また、hand held gameであると、通常cut card を用いないので、preferential shuffleも容易に行えるので、この点からも要警戒。

shoe game→shoe

short deck→short shoe

short shoe
通常のdeckから10を数枚取り除くと、dealerに俄然有利となる。逆にsmall cardが取り除かれるとplayerに有利となる。このようなゴトの入ったインチキdeckのこと。sなお、意図的に10 valueを取り除く代りに、7,7,7のボーナスなどを付加したspanish 21という変則BJもある。但し、通常Spanish 21のhouse edgeは普通のBJに比べかなり大きい。(house edge=0.8%以上)。特にSpanish 21用のshoeをSpanish shoeと呼ぶ。1Deck当り10value cardを4枚取り除いたものである。

Shuffle Master
automatic shuffling machineの製造販売元として有名。machine 自体もShuffle Master, Shuffle Master2などという名前になっている。われ等が憎むべき敵である。

shuffle tracking
特定のカード、特に10がシューのどの辺りにあるかを見て、プレーを有利に戦う方法。カットの方法も含んだ技術。【同】tracking, card domination

shuffle up
cut cardが出てくる前に、shuffleすること。大金をbetするplayerがいるときなどに行われる。言うまでも無く対counter対策【類】preferential shuffle

signature card
card clumpingが頻繁に起こるdealerに対しては、Ace、あるいは3連続の10など、特定のカードがいつ出てくるかを把握するために、目的となるカードの数枚前から正確にC2,H7,D9などカードを記憶しておくことが有効である。出現を期待する特定のカード(群)のことをtarget cardと呼び、target cardsの前の数枚のカードをsignature cardと呼ぶ。またこの手法全体をsignature cards methodと呼ぶ。特に1枚のAceがtarget cardである場合をace trackingと呼ぶ。但し、signature cards methodsの効果を定量的に実証した研究はまだなく、効果の有効性については確定的な結論が出ていないのが現状。【類】Ace tracking, 【関】card clumping

signture card method→signature card

silver
1$chipのこと。Dealerやカクテルガールへのチップが必要なときは、Gimmie (Give me) some silversと言って、dealerにredを渡せば良い。カクテルガールから、直接チップのお釣をもらうことも可能だが、あまり格好のいい行為ではないので、dealerにくずしてもらった方が良かろう。更にこの行為は、「私はあなたにチップをあげる用意がありますよ」という暗黙の意思表示にもなるので、dealerがfreindlyになる効果が期待できる。もちろんdealerに本当にチップをあげるかどうかは、状況次第で判断すればよい。

slug
segmentとほぼ同義だが、特に10,Aカードの濃いsegmentのことを slugと呼ぶことが多い。【類】segment

soft *→soft hand

soft hand
Aを11として数える手。例えばDA,H7はsoft 18などと表現する。soft 17はdouble down or hitなのだが、これをstandする初心者もいる。希にsoft 16なんかをstandする人もいるが、言うまでもなく、こういう人にウンチクを垂れるのは、多少なりとも自分にskillがあることを表明しているようなものであるから、厳に慎みたい。

snapper
1.(役としての)blackjack。スラング。ハートJ、ダイヤAの組あわせはred snapperなどと呼ばれる。徐々に使われなくなってきてるようだ。

2.カードを配るときに、「パチッツ」という音をさせる(=snap) dealer. expert playerはこれによってsecondsを見破ることが可能と言われている。実例がHow to detect Casino cheating at Blackjack (by Bill Zender) にも出てくる。要警戒。【関】seconds

spanish21→short shoe。

spanish shoe→short shoe

split
スプリット。最初に配られた2枚のカードが7,7のように同じランクのカードであった場合に、最初の賭金と同額を出すことにより、独立した二つの手としてプレーすることの出来るプレーヤーのオプション。splitした後に、更にdouble downを出来るルールや、re-splitと言って、7,7をスプリットした後の7に更に7が来たときにこれを再度スプリット出来るルールを採用しているテーブルも多いが(再スプリットの回数は4hand 程度に制限されていることが通常)これらは言うまでもなく、プレーヤーに有利に働く。なお、Aについては、再スプリット不可能なテーブルも散見される。

spook→spooking

spooking
Dealerのhole cardをplayer以外の人間が反対側のBJtableなどから、盗みみてplayerにサインで伝えるイカサマプレー。 spookingを行う人はspookと呼ばれる。【関】warp play

spotter
張り役のために、カジノの別のエリア(テーブル)をback countingするチームプレーヤー。通常spotter自らがプレーすることはない。

spread grip→mechanic's grip

square
Sportsbookのカモ,シロウト.特に,favoriteや地元に賭けてしまう性向のある者を指すことが多い

stack
1.チップの山。stack one's chipsのように動詞としても用いられる。イカサマ防止のため、デノミの大きいチップ程下に、一山にして置くのが慣習。そうしないと、Stack your chips neatly!(「ニイチャン、チップはちゃんと揃えて張りな」)と注意されることもある。逆に、わざとこういう間違いをすることはカモフラージュにもなる。【関】barber pole
2.カードの山→pile

stand
スタンド、即ち現在の合計で良しとしてヒットをしないこと

stand off→push

stand pat
pat handになったので、standすること

standard deviation→variance

step-ladder
shuffleの方法の一つ。既にrestackされた山と、shuffleされていない山との間でriffleすることを繰り返すものでtrackingの効果はやや薄まるが、実はその効果はあまり大きくない。power series shuffleとも呼ばれる。【関】riffle and restack 【同】power series shuffle

stiff (hand)
もう一枚引くとbustする可能性のある12から16までの手のこと。bust handと呼ぶこともあるが、stiffの方が一般的。【反】pat hand

stopper
ツイているdealer。プレーヤーの勝ちをstopさせることから来た。いわゆる馬鹿ヅキプレーヤーに対抗するためにstopperを登場させるような迷信的行為も結構あったらしい。

strategy change
indexを用いてcount値によって戦術変更をすること。【同】departure

streak
日本語にはない概念なので、訳が非常に難しいが英語では連勝や連敗のことを streakと呼ぶ。連勝の場合は特に、winning streak,連敗の場合はlosing streak と呼ぶこともある。カジノゲーム関係の本では非常に良く出てくる単語。

strip
1.ご存知Las Vegas Blvd.(^^;)。
2.ディーラーのshuffleの方法の一つ。片手で一塊のカード(grab)をつかみ、その一番上(場合によっては中ほど)の数枚をすべらせるようにテーブルの上に置いてgrabの中での、カードの順番を換えること。【同】strip shuffle

stripping→strip(2.)の名詞形

strip shuffle→strip

sub
インチキdealerのズボンなどの下に隠されたポケット。テーブルからギッたチップを収納するのに用いる。

sucker→vic

Super 7s
first 7,77,777のsuited/unsuitedに対してボーナスが貰えるBJのサイドベット。細かいqualificationとpay tableはカジノによって異なる。一応これに対応するcount systemもあるが、サイドベットの額が概ね小さいので、hi-rollerには向かない。プレーが遅くなる・テーブルが混みやすいなどの悪影響がある。筆者はSydneyの Star Cityでこれをみかけた。

surrender
サレンダーのこと。即ち、ディーラーのup cardが10やAなど非常に強いカードで、こちらの手が弱いときに、最初の賭金の半分を払うことにより、勝負をあきらめること。

surrenderには非常に多くのバリエーションがあるが、現在最も普及しているのが、late surrender,即ちディーラーの手がBlackjackでないということが確認された後にsurrenderすることが許されるというルール。一方、dealerの手がBlackjackであることを確認される前にsurrender出来るルールがearly surrenderであり、これは極めてプレーヤーに有利。Atalantic cityの初期にはearly surrenderが認められていたこともあって、card counterの草刈り場となってしまったことはあまりにも有名。

アジアの一部ではdealerが10 upの場合にのみearly surrenderが認められる場合があるが、これをAsian surrnderと呼ぶこともある。また一方、Macau 等では、プレーヤーが5枚のカードを引いてバストしなかったときに、最初の賭金に加え、最初の賭金の半分がもらえるルールがあったらしいが(現在はないらしい)、これをMacau surrenderと呼ぶことがある。ややこしいのはMacau surrenderのことをAsian surrnderと呼んでいるケースもあるので注意。

なお、late surrenderは収益に対する影響はほとんどないが、確実な 0.5敗となるため収益の安定性の向上につながる。但し的確にsurrenderすることは、少なくとも「初心者ではない」という印象をカジノ側にもたれるのでこの点には注意する必要がある。

sweet sixteen
illustrious 18の同義語。Illustrious 18が重要な18プレーであるのに対し、10を5,6に対してsplitすることは実用上危険なため、それらを2つ削って16プレーにしたもの。Don Shlesingerによる。【類】Illustrious 18, fab 4

T

table hopper
table hoppingをするプレーヤー。

table hopping
よいカウントのテーブルを求めて、テーブルを移動するプレーのこと。Back CountingとFront Countingの両方を含んだ意味になる。【関】table hopper

take down
次のベットの前に賭金を引くこと。Crapsなんかでは、"take me down my 6"などといってplace betを撤収することは良く見掛ける光景だが、BJにおいてはこれもheatの対象になりえるので注意が必要。

target card →signature card

tell
手本引き用語で言う所の疵のこと。BJの場合は、特にBJ確認を行うためDealerがhole cardを覗いたときに、無意識の内に行うしぐさや表情などからhole cardに関する情報が分かってしまうこと。これを利用した戦術がtell play【関】warp play

third base

一番左側に座るプレーヤーのこと。anchor, anchor manともいう。third base は同じテーブルのプレーヤー全員の命運を握っているという迷信が今もって生き続けているのは謎だが、おとぼけのためには、そういいう迷信を自分が信じているというフリをしていて損はないだろう。

tie→push

toke
カジノ俗語で、tipのこと。動詞として使うこともある。Car counterの収益は非常に薄いので、必要以上にtokeすることは慎むべきである。dealerは数十分で交替するので、実際にはtokeの必要は全くない。tokeによってpenetrationを大きく出来る可能性もわずかにあるが、この場合も収益とのバランスを考えて行うこと。【同】zukes【関】toke hustler

toke hustler
「おきもちありませんか?」などと、チップを半ば強制するdealer。主に韓国やマカオなどに棲息する(爆)

topped
cutoffsがpluggingされるのではなく。一番上に置かれること。【関】plugging, bottomed

tops
pluggingを含む複雑なshuffleであっても、discard trayの一番上 (top)にあった1/2 deck程度のsegment(=そのshoeの最後の1/2deck)は、shuffle後に、特定の位置に来る可能性がある。これを追求したtrackingのこと。但し、そのshoeがいつ終わるかは cut cardの位置, playerの人数, 最後の1,2 playでのplayerの hit standのactionによって微妙にずれるので、bottomsよりは難しい。【関】bottoms, tops and bottoms

tops and bottoms
topsとbottoms。pluggingを含むshuffleに対しても常にこれらの可能性があるので、常に注意するべきである。【関】tops, bottoms

total dependent strategy→composition dependent strategy

tracker
shuffle trackingをする人。

tracking →shuffle tracking

Triple Chance
Multi Action Blackjackと似ているが、playerの3つのベットボックスに対してdealerのup cardも3つ別々に配られるBlackjack。異なる up cardに対して、同一の判断を強いられるので、明らかに不利。【類】Multi Action Blackjack

true count
→running count

two→seconds

two-bit deceptions
Basic Strategy (あるいはindexによる正しいstrategyの変化)を逸脱しても、「損」の少ないプレー。Schlesingerの研究と Snyderの命名による。カモフラージュのためにはある程度必要となってくるが、その「コスト」を常に念頭におく必要がある。【関】even money

U
unbalanced count→balanced count

up card
ディーラーに最初に配れる2枚のカードのうち、表向きに配られるカード。【反】hold card

V

variance
確率変数の2乗平均。これの平方根が、standard deviation(標準偏差)で、あるゲームの「荒れ具合」の指標になるものである。本HPの複数ハンドの同時プレーのコーナーを参照のこと【関】co-variance

vic
カモ。victimの略【同】sucker

vig.→vigorish

vigorish
控除率のこと。house edgeと同義だが、vigorishの方がテラ銭率というニュアンスに近い。

W

walk away cooler
shoeの途中から入っても、所定の(インチキの出来る)タイミングに自動的に元に戻ったり、元に戻すことの出来るタイプのcooler。例えば、10,J,8,Q,K,9,4,A,5,2,3,6,7の順番をshoe全体に渡って繰り返しておくと、head upのときに必ずdealerの勝ちになる。【関】cooler, Kentucky step-up

Wandering Jew
Ken Ustonのあだ名。背景にKenがユダヤ人とのハーフであったことがあると思われる。一般的な意味は普通の辞書で調べてね。

warp play
DealerのBJ確認の仕方によっては、特定の値のカードに特定方向の曲がりが生じる場合がある。これを戦術に活かしたプレー。現在はhole cardを曲げずに見ることの出来る特殊mirrorや電子的なBJの判定装置が普及しているがこれらは、warp play, tell play , spooking front loading等に対するカジノ側の対抗手段でもある。

whale
ハイローラー。また、そのの中でも特に大金を賭けて遊ぶプレーヤーのこと。【類】high roller

wonger
wongingをする人。

wong in→wonging

wonging
back countingと同義、またはback counting/front countingの合わせ技の意味。 Stanford Wongにちなんで、名づけられた。Atlantic Cityではshoe game onlyなので通常のcountingだけでは効率が悪いことからこの地区のcounterが良く使うようになった戦法であり、 wongingの呼称も彼らによる。I wonged it.などのように動詞として使われることもたまにある。 countプラスでテーブルにつくことをwong in,逆に不利になったのでテーブルを去ることをwong out などとも言う。 news groupなどでは、"Wonging tolerated"(wongingしても大丈夫)などとカジノのconditionが表現される。

wong out→wonging

Z

z
ズィーと発音。英語圏のcard counterにとって、ゼロという音は長すぎCountに要する時間が大きくなるので、これを短縮するために用いられる「0」の読み方。同様にminusはmi(マイ)と略す場合も多いようだ。あまり本などでは紹介されないことだが、このような短縮形の数字の数え方は、素早くcountをするためには極めて重要である。吠太郎は、プラス側は1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11をぷい、ぷに、ぷさ、ぷし、ぷご、ぷろ、ぷな、ぷは、ぷく、ぷと、ぷとい、マイナス側はー1、−2、−3をまい、まに、まさと頭の中で呼んでcountしている。そして0は「ぬる」(nullから)としている。

どういう読み方が、自分の頭に最も定着しやすく数えやすいかは人に依るので自分でいろいろと試行錯誤してみることをオススメする。吠太郎方式に拘る必要は全くないが、参考のため言っておくと、私がぷい、ぷにのようにプラス側のCountにもプラス符号を含めてCountしているのは、プラスとマイナスを混乱してしまうという致命的なエラーを防ぐためである。

zukes→toke

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