グリーンアップの効果について




Ⅰ)一般的には

 ① 葉の色が良くなり、特に葉の艶が増してくる。
 ② さび病、うどん粉病、灰色かび病などは予防しなくても発病し難くなる。
 ③ 耐暑、耐寒性が増す。
 ④ 呼吸作用が活発となり、新陳代謝が促進される。
 ⑤ 収量及び良品率が増加する。
 ⑥ 日持ちが良くなる。
 ⑦ 定植直後の潅水に1000倍の希釈液で与えると活着が良くなる。

Ⅱ)個々には

 葉菜類では
 ① 苦味がなくなり、甘味が増す。
 ② 辛味の必要とする作物には、辛味が増す。
 ③ 茎の裂開・芯ぐされ・根こぶなどがなくなる。
 ④ 成長点の芯止まりがなくなる。

 果菜(果樹を含む)類では
 ① 茎の裂開・根こぶ・立枯病症状・青枯病症状・バイラス症状などがなくなる。
 ② キウリなど苦味がなくなる。
 ③ 糖度が増すとともに、適当に酸度も増す.
 ④ 香気が増し、風味が良くなる。
 ⑤ 果肩部の裂果がなくなる。
 ⑥ 果肉の醗酵(果肉の軟化)がなくなる。
 ⑦ 果皮色が鮮明になる。
 ⑧ 落果や落花が少なくなる。

 花卉類では
 ① 花芽の分化を促進させる。
 ② 花の色は鮮明となり,呆け色がなくなる。
 ③ 葉の黄変がなくなる。
 ④ 茎の裂開や根こぶがなくなる。
 ⑤ 切花では日持ちが著しくよくなる。
 ⑥ 生育が促進され、切花類では収穫本数が飛躍的に増加する。


= 完 =




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