ラスト・サムライ       米映画 配給:ワーナー・ブラザース


(2004.4.11 MOVIX倉敷にて)

 監督エドワード・ズウイック氏は、ハーバード大学で、日本学
を修得され、日本文化の理解と洞察力でもって、違和感のな
い作品を作りあげています。

 南北戦争の英雄(トム・クルーズ)は、日本に大砲の扱い方
を教授するため来日する。 そこで、政府軍に反旗を翻す侍、
勝元盛次(渡辺謙)と知り合い、固い友情で結ばれ儀のため
に恂ずる戦いに自分も参戦します。

 吉野の森を舞台に、政府軍と勝元のサムライ軍団の戦闘は
壮絶そのものですが、武士道に生きる男達には、痛みも悲し
みも、死をも恐れない勇気しかないようです。
 
サムライとは、日本の武士道とはと、考えさせられました。

監督:エドワード・ズウイック   出演:トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪、他    2003年 アメリカ

第76回米アカデミー賞の助演男優賞候補に渡辺謙氏が日本人として、37年ぶりにノミネートされました。

彼の英語のセリフは素晴らしかった。これからは、語学力も演技同様に重要視される時代なのでしょう。

映画はフィクションですが、「サムライ」もモデルらしき人物や、「経済スキャンダル」等が、歴史の流れに実在していたことは確かです。



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