迫害を体験した実在のピアニストの自伝・・・
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(2003.03.19 岡山東宝にて) 上映時間148分 1940年、ユダヤ人のピアニスト。ナチスによる迫害で家族と 共にユダヤ人居住区へ追いやられる。家族が収容所に移送さ れ、自分は友人に救われるが、仲間が次々と虐殺される過酷 な中で、ゲットーからの脱出に成功した主人公シュピルマン。 ユダヤ人の大量虐殺で、老若男女が命を奪われていく場面は 目を覆うものがあった。 全編に流れるピアノ曲。魂を揺さぶる旋律には、観客全員が 世界平和を願って、涙に咽びました。 監督自身も、母を強制収容所で亡くされ、少年期を匿われて すごした過去の体験が重なっているそうです。 |
監督:ロマン・ポランスキー 出演:エイドリアン・ブロディ、 2002年 ポーランド、仏 アミューズ ピアノの特訓を受けたプロディは、代役なしで、ピアノ演奏を成し遂げたそうです。 2002年、カンヌ映画祭パルムドール(最高賞)に輝きました。 監督賞。 主演男優賞・・エイドリアン・プロディ。 |
ピアノの余韻に最後まで席を立つ人はいなかった。明るくなった会場では、目を泣きはらした人々でロビーは溢れかえった。