公開: 2007年11月  日本

   時間: 146分

   監督・脚本・VFX: 山崎 貴

   出演: 堤 真一、薬師丸ひろ子、小雪、吉岡秀隆、

        掘北真希、須賀健太、小清水一揮、 他

        

 
日本アカデミー賞他、多くの映画賞に輝いた前作の続編

    
ハンカチを持って、ご家族でどうぞ!   


夕日が赤く見えるのは、みんなが仲良くて、幸せだからです!・・・ 夕日町三丁目のみなさんより!


 
  舞台は、昭和34年、東京オリンピック開催が決定し、高度成長期が始まろうとしている、東京の下町です。
 

 東京タワーをバックに、夕日町三丁目に住む人々を描いた心温まる感動の映画 「三丁目の夕日」 の続編です。
 
 当時、物資は乏しく、お金にも縁遠く。でも、お互いが助け合い、慎ましく、笑顔で元気に暮らしている三丁目の人達のお話です。

 売れない作家(茶川)は、踊り子(ヒロミ)と身寄りのない淳之助と3人で幸せに暮らせることを夢として、「芥川賞」めざして日夜ペン
 を握り頑張っています。 そして、最終選考にまでのぼりつめるのですが・・・
 
 向かいの家は、「鈴木オート」車の修理やさん一家。男らしいが短気な昭和のおとうちゃん。優しいおかあちゃん。 親が破産した親
 戚の子供を預かり、いろいろと気苦労がたえません。いろいろと事件が絡み合いますが、人情味あふれる隣人愛で、平和な三丁目
 に戻っていきます。 登場人物に置き換えて、泣いたり、笑ったり、映画っていいですねぇ!
 
 当時の子供は、家の手伝いは当たり前のこと。洗濯、買い物、店番。皆が共に暮らすためのルールも厳しく教えられています。
 
 その当時の、「東京駅」 「空の見える日本橋」 「羽田空港」などのデトロな風景と、昔の時代考証で、なつかしい数々の道具にも
 出会えました。 洗濯板でゴシゴシとお洗濯、お豆腐屋さんや物売りの独特の売り声、銭湯。 そういえばそうだったですねぇ・・
 
 

 
 人の心は、お金では買えないものです。人は助け合い、いたわりあって生きていくものです。そういうものが、いっぱ〜い詰まった昭
 和の懐かしい映画でした。 今ではなかなか見つからない風景かもしれませんね。        
 
                                                    

                                                 (シネマタウン岡南 19.11.11)


     シネマと私へ   母べえ