ひこじろうのぼうけん
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 りゅうの からだは かたい ウロコで

おおわれていて、 そうじようの ブラシ

では とても かないません。

 それでも、 ひこじろうは きゅうしょ

を さがして、 めだまや はななどを

ねらって たたきました。

 そして、 ひこじろうの ブラシが りゅ

うの つのを たたいたとき、 つのは

ポキリと おれて しまいました。

 りゅうは あまりの いたさに あばれ

ながら にげていきました。


竜の体は硬いウロコで覆われていて、
掃除用のブラシではとても適いません。
それでも、彦次郎は急所を探して、
目玉や鼻などを狙って叩きました。
そして、彦次郎のブラシが竜の角を叩いた時、
角はポッキリと折れてしまいました。
竜はあまりの痛さに
暴れながら逃げて行きました。
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