小鳥ちゃん2羽 20.どうするインテリア


「インテリア販売会」にはすっかり騙されましたが、
本当の「インテリア」は重要です。
だって、一度買ったらよほどの事がない限り、ずっとそのままだから。
なにしろ替えるのにはお金がいるし、面倒くさいんです…。
ということは、最初が肝心!
インテリア雑誌を本屋で立読み、ネットであちこち見て回ってお勉強です。
そうして分かったのは、それぞれの分野は全て、それぞれに奥深いという事でした。
ベッド、テーブル、椅子、ソファー、照明、カーテン…
極めようとすると、本が一冊づつ書けそうなくらいの勢いなのです。

マズイです。
このパターンは、調べれば調べるほど、勉強すればするだけ、
良いもの(大抵の場合、お値段と正比例)が欲しくなっていくんです!
しかも、私はもう片足を突っ込み始めていました。
ズブズブズブ…
いけません。物欲の沼に沈む前に、何とかせねば!
まず絶対に必要なものから考えていくことにしました。

★ベッド★
洋室だけで押入れもない新居にベッドは必要不可欠です。
将来二人のライフサイクルがずれた時の事をを考え、
別々に分けられるシングル2台を、というのがオススメらしいけど、
サイズ的にも予算的にも、余裕がないんです、うち。
今だって布団2枚くっつけて寝ているんだし、1台なら少しでも幅が小さく済むはず。
ただ掛布団はたぶん取合いになるので、一人1枚・計2枚必要です。
ベッドの大きさはクイーンサイズということになるでしょう。
また、ベッド下のスペース有効利用の為、引出し付きを検討しておりましたが、
跳ね上げ式が使い良いとの情報があり色々調べてみました。
引出しを引出す横のスペース(これが結構曲者)が不要で、
収納スペースも引出しだと半分くらいなのが、ベッド下全面に収納可能。
しかも足元から跳ね上げるタイプだと布団もずれ落ちにくい。
これは良いこと尽くめです。お値段を考えなければ。
日本製もありましたが、やはりドイツやイタリア製のものが良さそうです。
早くも「良いもの=お値段も良いもの」のワナにはまって行く予感…。

★照明★
今は紐付きペンダントタイプで、よくG3君が照明コードに引っかかってました。
3ヶ所ある照明は紐ナシのシーリングライトで決まり!のはずでしたが、
戯れに見たカタログで、シャンデリアのイメージが変わったのが転落の始まり。
シャンデリアといえば、やたら豪華に垂れ下がったガラスの固まりと思っていたら、
今は色々なタイプが出ているじゃありませんか。
意外とシャンデリアもいいかも?と、カタログをめくるうちに、
渦巻き状のアームに花びらのフォルムのつや消しのガラスセードで、
本体塗装はイタリア職人が塗り分けているという(またイタリア!)、
松下電工の「フルッソシリーズ」にすっかり心奪われた私。
G3君いわく「どこ照らしてるんだ?」
確かに6灯の電球が放射状に横向いてます。
いいの!インテリアには間接照明が大事なんだから!←意味が違う…
でもその前に、うちのインテリアには似合わないタイプなんじゃ?
ひとりでツッコミながらも、もう止まりません。

★カーテン★
カーテンは店で見るのと実際部屋で吊るしたのとはイメージが違うらしいです。
今の賃貸は最初にわざわざハンズまで行ってオーダーしたというのに、
深く考えずに適当に無難なものを選んでしまって、後日大後悔。
2、3年我慢したけど、とうとう通販で買いなおした苦い思い出があります。
今回はもうその轍を踏まないぞ!私の好みで突っ走ってやるんだ〜!
ジャガード等の分厚い生地はキライ。遮光もイヤ。
光が透ける綺麗なプリントのドレープと、柄入りボイルカーテンにするの♪
それとリビングの下部がガラスブロックの腰高窓はシェードにしてみたい!
カーテンの出張サービスという広告も見た事があったし、
実際部屋で見て、サイズも測ってもらってオーダーメイドもいいかも。
オプション販売は高いからと断った割には、値段を考えておらず大胆です…
間取り図で見たところ、4箇所の窓共規格外っぽいから、
それを自分で計るのも面倒、というもの理由のひとつでしたが。

★その他★
ソファは圧迫感の少ないロータイプで片袖のカウチソファ、小ぶりなものを。
年取ったら椅子生活が楽みたいだから、買っといた方がいいよね!
ダイニングテーブルは3本足の半円形でカウンターにくっつけて。
サイズ的にオーダーするしかないかなぁ…。
等、夢と妄想は膨らみましたが、
如何せん、家具はベッドだけで予算オーバーになりそうです。
そこに照明とオーダーカーテン。
だめだ。どう考えても予算がありません。
だいたいそう広くはない部屋です。
冷静に考えれば、そんなものまで置けそうもありません。
今だって使ってないし、いらない事に決定!
年を取るという事は、なかなか予定通りに行かない事でもあります。
実際に年取ったその時考えましょう。

また他にも、住み始めたら予定外の必要なものが出てくるのは必至です。
どうやって予算をひねり出せばよいのでしょうか?
それは…やっぱその時にならないと分からないよねー。
我ながら、どうも最後の詰めが甘いのが難点のようです。


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