大歩危と祖谷のかずら橋
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祖谷この地名は祖霊のいます地を意味する「イヤ、オヤ」にその意味に合った漢字を当てはめたと言われ、周囲を1000mクラスの峠で囲まれて隔絶された山間部で、平家の落人部落とも云われる独自の生活習慣、習俗が残されている地域である。1920年完成の祖谷街道、1974年完成の祖谷渓道路の完成で、大歩危と並ぶ観光地として脚光を浴びるようになった。
かずら橋:長さ45m、幅2m、高さ14mの橋はかっては生活橋であったが、現在は観光橋として通行料\500を徴収し、安全確保としてワイヤロープをかずらで巻いて、3年間隔で更新しているとのこと。なお、地元では錦帯橋、猿橋(大月市)に続いて日本三奇橋とも言われる?。もっと怖くて大規模で有名な吊り橋では、十津川に架かる谷背の吊り橋がある。

大歩危 : 徳島県三好市山城町上名1553−1
祖谷のかずら橋:三好市西祖谷山村善徳162−2
 撮影:H27.11.16
大歩危:吉野川の上流で祖谷川の西を南から北へ流れる流域で、川幅が狭く流れが比較的穏やかな区間で、ここを往復する遊覧船は百年以上の歴史がある。対岸の中腹をJRの土讃線の軌道が通り、川幅が狭いので大雨の時は水面が近くまで盛り上がる
小歩危:大歩危の数キロ下流は小歩危と云われ、大歩危・小歩危と呼称される。「ホキ、ホケ」は断崖を意味し崩壊(ホケ)とも書き、奇岩や怪石の多い土地を示している。
妖怪村
大歩危の1km下流に「ラピス大歩危」と云う岩石・鉱物の博物館があり、ゲゲゲの鬼太郎の仲間の「こなきじじい」発祥の地とされ150もの妖怪伝説があり、妖怪村として地域おこしに力を入れている。
          大歩危峡
遊覧船乗り場で道路から50mほど下にある。
         
かずら橋誘導用に設置されたコンクリート製橋
         かずら橋
実際はワイヤで吊り下げているが、ワイヤが見えないようにかずらが巻きつけてある
       
床を拡大するとかなり怖い作りになっている。
           琵琶の滝
かずら橋の近くにあり平家の落人達が滝の下で琵琶を奏でて古都を偲んだと言われている。

       かずら橋の駐車場
  観光バス10台以上分のスペースがあり、
    大土産物店も常設されている。
徳島自動車道)井川池田)ICを出て32号線を土讃線に沿って大歩危へ南進し、大歩危の南から45号線に入って東進すれば祖谷に到着する。祖谷から433号線を約20km東進すれば剣山中腹へ到着する。
洪水の時はるか下の水位がここまで上がるらしい。
右上が遊覧船案内所兼土産物店
  上のコンクリート橋から見た
     かずら橋の全体図
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