十津川・熊野
谷背の吊り橋
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谷背の吊り橋:奈良県最南部の十津川村にあり、昭和29年に各戸20−30万円を出し合い、総工費800万円で建設した生活用の橋(当時の教員初任給:7,800円)。観光客は怖くて渡れない人も多いが、住民は小学生でも自転車で通り抜けて通学している。
十津川・熊野川:奥吉野東方の天川村から流れ出た天ノ川は大塔村の先で十津川になり、和歌山県に入って熊野本宮の先で、瀞八丁のある北山川と合流して熊野川となり、新宮市で太平洋に注ぐ。推理作家・西村京太郎は地図を漠然と眺めていて十津川の地名が眼に入り、語感が気に入ってシリーズの主人公の名前を十津川警部と決めたそうである。
奈良県十津川村、谷背の吊り橋 撮影:平成29年1月19−20日
和歌山県本宮町、熊野本宮大社、川湯温泉、那智勝浦町、那智大社・那智大滝、串本町・橋杭岩
中央だけ板があり両サイドの柵には手が届かず怖い。すれ違わないように渡る。
住民は生活道路として使用。小中学生は自転車に乗って通学しているらしい。
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熊野三山(本宮、新宮、那智):熊野本宮大社、熊野速玉大社(神倉神社、御船島を含む)、熊野那智大社(西岸渡寺、補陀洛山寺を含む)の総称で古来、修験道の修業地で国の史跡である。2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として日本で10番目の世界文化遺産として登録された。
平安後期、阿弥陀信仰の強まりとともに浄土教が隆盛となり、熊野の地が浄土と見なされるようになって、熊野詣でが盛んになり後鳥羽上皇の参詣は34回に及び、その後民衆の参詣も蟻の熊野詣と言われるほど盛んになった。
神戸港に入港したQE2号。全長293mで左図の谷背の吊り橋とほぼ同じ長さ。
三山では一番奥にあり、神仏習合により主祭神は阿弥陀如来とされた。
冬の一か月だけ川湯をせき止めて出来る、男女混浴の露天風呂
熊野本宮大社
十津川渓谷
川湯温泉の仙人風呂
那智黒などの土産店を抜けて、社殿へはここからさらに500段昇ることになる。
大阪から近畿自動車道を南下、奈良県五条市から168号線を南下。十津川沿いに和歌山県に入って熊野川になる。熊野本宮、川湯温泉を経由して新宮市に至り太平洋沿いに那智勝浦から那智大滝、那智大社に着く。
熊野那智大社登り口
明治22年の大洪水後で残った社が現在の地に移設され、鳥居だけ残された。
大斎原(おおゆのはら)
那智大社と那智の滝
串本の橋杭岩
那智の滝を間近にみる観光スポット。
那智の滝
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祖谷のかずら橋 |
谷背の吊り橋 |
龍神大吊り橋 |
九重"夢"大吊橋 |
三島大吊橋 |
場所 |
徳島県三好市西祖谷 |
奈良県十津川村 |
茨城県常陸太田市 |
大分県玖珠郡九重町 |
静岡県三島市 |
完成時期 |
鎌倉時代1200年頃? |
昭和29年(1954) |
平成6年(1994) |
平成18年(2006) |
平成27年(2015) |
長さm |
45 |
297 |
375 |
390 |
400 |
高さm |
14 |
54 |
100 |
173 |
44 |
クイーンエリザベス2号
和歌山県境近く、168号線から見下ろす二津野ダム。
滝の落ち口には縄暖簾が飾ってある。
干潮時には歩いて近くまで行ける。
神仏習合による主祭神は千手観音で、那智の滝の近くにあるため参拝客も多い。