白浜・三段壁
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南北2kmの三段壁
赤茶けた高さ約60mの垂直の断崖が南北に2kmにわたって群青の荒波にもまれていて、断崖の縁に腹ばいで辿り着いて下を覗くと臍の下がキューンと縮み上がるのを覚える。最近崩壊が進みだしたようなのが気がかりである。三段壁の由来は崖が三段になっているのではなく、かって漁師たちが魚群を見つける場所として「みだん(見壇)」と呼んでいたからと言われている。
三段壁の下には熊野水軍の舟の隠し砦だった大きな洞窟があり、エレベータで降りて見学できる。熊野水軍は源平時代に義経に味方して屋島・壇ノ浦で活躍したが、この洞窟はその時代から活用されていたらしい。
自殺の名所
見晴台と洞窟の入り口
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三段壁洞窟
和歌山県西牟婁郡白浜町  H18年5月12日撮影
断崖の上にアマチュア画家が群がって写生しているのには驚いた。崖が削られて昔ほど怖くなくなったのか?
6年前に来た時はこのような亀裂も縄張りもなく、本当に前に進むのが恐かった。
東尋坊と並んで自殺の名所と言われ、自殺を思いとどまらせる看板が設けられている。
見晴台の真下に隠し洞窟の入り口がある。
三段壁洞窟の内部
多宝塔から見た本堂
多宝塔の前から硅灰岩越しに見た雪の中の本堂。
崩壊が進み出した三段壁
熊野水軍の甲冑などの遺物
洞窟内水路の最奥部
洞窟内から見た水路入り口
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