newpage39

H 色の考え方

今世紀の絵画は 色よりも形を重視する傾向がすこぶる強い。


マチス〜まず、形を描け、そして、精神を啓培し、精神の中へ色を導入せよ、

色彩学は物理で取り扱われてきた太陽光線のプリズムによって分解されるか、

完全な暗黒の中でも霜がかったような暗い灰色を見る事が出きる。

a、或ものは 透明な緑或いは、どんな他の色でもありうるが、透明な白ではありえない。

b、白は 最も明るい色である。

c、灰色は 輝くことはあり得ない。

d、純粋な茶色、或いは茶色の光はありえない。

e、黒みがっかた黄色、と言うものはない。

f、青みがっかた緑と言うものは あり得るが、赤みがっ緑と言うのは ありえない。

g、強烈な赤や、強烈な白には 輝きがある。

h、強烈な茶色や、強烈な灰色。明るく見えるものは どれでも灰色には見えない。

しかし、灰色のものは光を当てられているように見える。(か)      

グラッシュは一度〜色彩を鈍らせない。
      
空は 純白と紫と、カドミュームイエロー
      
朱の上に、濃紫をすり込む 
     
反対色は重ねる 
     
混色は、同系色のみ(油)Rは 自然現象における回転する物を反映しています、

それが、赤の感覚により、活発化される時、その身振りは力強い生命を受け取ります。

赤や灰紫色の緊張において、Lは、その本質をリズミカルに展開します。

呼吸作用の力であり、火花のように 炎を吹き起こす力です。

橙色に近い白色で、透明で明るくなければなりません

。明るくなっている空は 淡いピンク色に、金色の背景は 人間が霊界より生まれてきたことの想い出です。(オ) 

真の色は、照明を考慮して演澤されるわけではなく、まさに、その照明が消えた時にこそ、現れるものである。(メルロ) 

非常に高い温度で熱せられた時の光は 青味を帯びて感じられる。   

 冷光源の発行スペクトル     

 ナトリウム灯―黄色に見え、水銀灯の3倍と高い。   
   
水 銀 灯 ―青や緑味を帯び、緑を一層際立たせる。 
    
 カドミウム灯    赤は 長波長側の成分を多く反射し、 
   
青は 短波長側の成分を多く反射している。 
  
 白は あらゆる波長成分を100%近く、反射する。 

色反応に影響を及ぼす要因としては 光源の特性や、物体の反射特性が重要であるかその外に、

観察条件や観察者の眼の特性や心理的要因も考慮されなければならない。

ゲーテ、〜明るい色は 黒いものより小さく描く必要を説いている。

 赤が、最も暖かく、青が、最も冷たく、緑と紫は、中間に位する。 

色相以外に、明度や彩度の影響を考慮する。 青系統の色では、明度や彩度が違っても、冷たいと言う感じは ほぼ一定している。

 青系統の色では 明度や彩度が異なると暖かさ感は大きく変動する事がわかる。 

 彩度の影響が多少 認められるようである。

二次色は 彩度を落とす1次色である赤、黄、青のうちの二色を配したものは

一次色と二次色(オレンジ、緑、紫)を配したものより調和しやすい。

一次色の方が、二次色より彩度が高い。黒、灰色は 彩度の高い色と 組み合わせると、良く調和する(色彩)


sub8     

トップページへ