六時限目が終わった時に、いきなり皆守に声をかけられます。
「おい、転校生ッ」
転校生?……転校生……転校生……(エコー)
「俺の名前は葉月 九龍だっつっただろ!」
と言い返したいのですが、悲しいかなこちらの好きなように
喋ることはできません。ちっ。
珍しく授業に出て来たとかで、なんだか偉そうに歓迎しろと言われます。
プレイヤーはちょっとムッとしていましたが、ここは攻略本の通りに[喜]で。
すると、一緒に帰ろうと誘われました。
うーむ。掴めない奴。
帰る途中、校内の施設の説明をしてくれますが、
女子寮に忍び込むなと釘を刺され……っつーか、
俺はそんなにチャラチャラして見えるんですかっ!?
と思ってちょっとショック。
いやいや、いかにも《宝探し屋》みたいなスタイルだといけないから
きっと転校前にイマドキの日本高校生っぽくしたに違いない。
あー、でも公式のイラストだと、地味〜な感じだなぁ。
顔の作りがチャラチャラしてるのか?
むぅ。それならそう言われても仕方ないな(笑)
色男はツライ。
そこで
「女ってのは、面倒な生き物だからな」
と、意味深な発言が。
これは……よく知っているからの発言なのか、知らない為の発言なのか。
考え込んでいると、八千穂ちゃん再登場。
皆守のことを「親切だ」と喜びますが、皆守は親切だと思われたくないらしいです。
何だか難しいお年頃ですね、高校生。
ちなみに、この學園で誰か行方不明になると、まず捜すのはクラスメートだそうです。
……どんな学校やねん。
寮に着くと奇声が聞こえてきたのですが、真顔で皆守。
「ペンギンのクビを絞めたような鳴き声」
何故ペンギン……?
奇声の主は、校内にあるレストランのウェイトレスさんの奈々子ちゃんでした。
趣味じゃないのでとっとと先に進みます。
そして、お待ちかねの夜。
(↑なんかイヤらしいな…)
遺跡があるという噂の墓地へ探索にれっつらごーです。
いくら新米とはいえプロの《宝探し屋》なのに、速攻で
八千穂ちゃんに見つかりました。
……ちょっと自己嫌悪。しかも、八千穂ちゃんによると、
主人公はベスト、手袋、ゴーグル着用でうろついていた模様。
ええええええ!?
俺、そんな格好??
そんな格好で校内うろついてた訳!?
怪しさ大爆発。
勘弁してくれ……。
せめて遺跡へ潜り込んでから着用すべきだろ。
所詮オイラは新米さ……フッ(泣)
あまりにも誤魔化しようのない状況で、仕方なく素性を話すことに。
秘密裏に事を進めろとか何とか言われたのになぁ……。とほほ。
フツーの高校生を演じていたつもりだったのに、
「最初見た時からただの転校生じゃないと思ってた」と言われ。
自己嫌悪に拍車が……いや、八千穂ちゃんが悪いんじゃないよ……。
悪いんじゃないけど……しくしくしく。
遊びじゃないんだよ? 危険なんだよ?
と言いたいところですが、例の如く言いたいことは話せず。
結局、押しかけ相棒(バディ)になられてしまいました。
更にそこを皆守に見つかり、「イカれた格好」と言われます。
「これがっ、トレジャーハンターの
正装なんだよっ!!」
と、声を大にして叫びたかったのですが、これ以上正体を
知られる訳にもいかず、泣き寝入りです。
しくしくしくしくしくしく。
しかも墓地の墓守に見つかって、本日はそのまま撤退。
踏んだり蹴ったり。
最後にバレバレのシルエットと、いかにもな台詞が入ったりしつつ、
一話はこれにて終了でした〜。 |