2008年4月15日

秋田 角館

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3日目は、『角館』のお花見(予定)です。前日の雨はすっかり上がり晴れています。
朝、10時に「田沢湖駅」まで送ってもらいました。
本当は10時半頃の「こまち」に乗るつもりでしたが、丁度ターミナルに「角館行き」のバスが止まっていたので乗り込みました。新幹線だと1,560円/人、バスだと490円/人で一人1,000円以上も節約しました。丁度、昨日のタクシー代ですね!
バスでは電車とはまた違った景色が見れるので、2人とも車窓に釘付けでした。
丁度、この時期は田沢湖畔の近く(と言っても歩いては行けない)の「刺巻駅」から徒歩20分ほどの所に「刺巻湿原」があり、ミズバショウが見頃を迎えていました。(前日のニュースでやっていました)約6万株のミズバショウが咲くそうです。
昨日、タクシーの運転手にも「今はミズバショウが見頃ですよ。良かったら呼んでください。」と連絡先を渡されましたが、タクシーは高くつくので断念。。。。
電車やバスを乗り継いで行ったとしても一旦降りると次に乗れる時間が限られてしまうのでこれまた無理。レンタカーでも借りない限りは立ち寄れません。
ところが、バスの窓からミズバショウが白く咲いてる様子を見る事ができました。思わず、バスを降りてしまおうかと思ったほど。(笑)
私たちは大きな荷物をロッカーに預ける為、とりあえず『角館駅』まで行きましたが、途中桜の見所である「桜のトンネル」(この時はまだ桜は咲いていませんが、桧木内川堤約2Kmに渡って圧倒的なスケールで咲くソメイヨシノ)の辺りでバスを下車する女性旅行客達が「あ〜〜ん、まだ咲いてないわ〜〜」のお叫びを上げていました。(笑)
外を見ると、桧木内川に沿ってこれから咲くであろう桜の木がずら〜っと並んでいて、その川沿いに屋台を準備してる最中でした。桜には一足早かったみたいです。残念!!

『角館駅』でバスを降りて、駅通りを通って武家屋敷方面へ散策します。
最初に見つけたのは「西宮家」(無料)ですがそこは看板前で撮影のみでどんどん歩いて行きました。
「角館樺細工伝承館」(一部有料)前に人力車があったので半周コース(約15分/3,000円)に乗りました。
「西宮家」(無料)
明治後期から大正時代にかけて地主として繁栄していました。当時建てられた母屋と5棟の蔵は、文化遺産の展示場やレストランなどに開放されています。
「河原田家」(無料)
現在の屋敷は1891年ごろできたもので、藩政時代の建築を踏襲しています。座敷には書院造の様式が残り、京都から取り寄せた苔の庭園も美しいです。
武家屋敷に咲く枝垂桜は約330年前に佐竹北家から入部してからほどなく植え育てられたもので、樹齢300年以上の老樹など400本余りが華麗に咲き誇ります。
写真を見るとわかるように、もうあと一息で咲きそうなぱんぱんに膨れたつぼみがたくさん付いていました。

人力車を降りてからまた武家屋敷内を見学しました。
「岩橋家」(無料)
江戸末期に茅葺から木羽屋根に、また建物も改造されたものの、中級武士の典型的な家屋として、間取りがそのまま残されています。
「石黒家」(300円/人)
約200年前に建造された母屋は、角館に現存する武家屋敷の中で最も古く、黒板塀と薬医門が、位の高さを示しています。(塀は古城山方面から逆方向に段々に下がる感じで作られています。塀も位を示しているらしいです。)
今も人が住んでいます。そして、その石黒家の人もその辺を歩いていました。人力車を引いてくれていた人が挨拶した人・・・石黒家の人でした。(笑)
そして門の中を覗き込むと玄関(住人専用)の辺りから出て来たり・・・観光客がうろうろしてる所に住んでるってどんな気分なんでしょう?
「青柳家」(500円/人)
広大な敷地内には、武具や生活用品のほかに、珍しいカメラのコレクションなども展示されています。武家屋敷の中で最も展示品が多いらしいです。

武家屋敷の辺りを一周してそろそろ昼食の時間です。
今日は、夕べ宿で出された「稲庭うどん」をたろがたいそう気に入ったので稲庭うどんにしました。たろは冷たい稲庭うどん(800円)、せーこは豪華に稲庭天うどん(1,000円)、ついでに味噌きりたんぽ(200円)も食べました。

帰りは『角館駅』14時50分発の『こまち20号』、約3時間18分で18時8分東京駅に到着です。
帰りの新幹線でもやっぱり駅弁!乗り込む前に駅弁を買おうと思ったら・・・『角館駅』には駅弁は売っていませんでした。(泣)
車内販売で「鶏めし」(秋田 奥羽本線 大館駅)と「おばこ弁当」(秋田駅)を買って帰りのお弁当にしました。
初めての秋田、2泊3日の旅行が終わりました。
当初予定していた桜のお花見はできませんでしたが、新幹線でたんまり駅弁を食べて貸切露天風呂にたっぷり入って、宿の秋田料理を堪能して、ふるさと村で自分だけのうちわと箸を作って、角館で人力車に乗ってほぼ目的は果たしました。
秋田にはまた行ってみたいと思います。

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