うんちく 「薬を斬る! 〜市販魚病薬徹底研究〜」
  
「薬を斬る!(前編) 〜市販魚病薬の成分と効能そして価格〜」 H16. 3. 6
「薬を斬る!(後編) 〜お薬徹底比較&ぷーさんが選ぶベスト・バイ H15. 3. 9
「魚病薬の特徴一覧(html版)」 ←下記基礎資料のhtml版 H16. 3. 6
基礎資料(市販魚病薬一覧 MS Excelファイル) H16. 3. 6
★警告!
このページ以下、今回の一連の魚病薬に関する記事の中で、薬剤の効能や所見に関する記述が随所に記されていますが、これは様々な文献や他のサイトでの記述、店頭での調査結果、皆様からいただいた情報等を基に、著者の主観に基づいて記述しておりますので、必ずしも全ての状況において絶対的な判断を示すものではないことに十分ご注意ください。あくまで参考として読んでいただくようお願いします。本記述を基にした飼育方法を行い、いかなる損害を及ぼしても、著者は責任を負いかねますのでご了承ください。また、本企画では、金魚の病気治療における魚病薬使用を推奨するものではありません。著者としては、病気がでにくい余裕のある飼育環境を整えることが第一と考えております。また急性の症状を示す場合や、その他特殊な事情がある場合を除き、魚病薬の使用に踏み切る前に、一般的に行われている低濃度の塩水浴を行い様子を見るなど、できるだけ金魚や自然環境に負担の少ない治療方法を推奨しておりますことをご承知願います。以上をご承知いただける方のみ、以下お進みください。
なお、本ページ及び本ページへの直リンクは厳に謹んでいただくようお願いします。
魚病薬使用における注意点(共通事項)
●濾過バクテリアや水草への影響を考える
魚病薬の使用により、濾過バクテリアや水草へ多少なりとも、ダメージを与えることを覚悟すべきです。できるなら、本水槽とは別に薬浴用の水槽を使用することをおすすめします。中には「水草にも安心して使用できる」ことを謳っている製品もありますが、過信は禁物です。
●日光を避ける
魚病薬の中には、日光で分解したり(メチレンブルー等の色素剤等)、有害物質を発生する(二塩化炭素)ものがあります。薬浴は、日のあたらないところで行いましょう。
●エアレーションは必ず行う
薬浴水槽で治療する場合には必ずエアレーションしましょう。特にメチレンブルー等の色素剤は、分解にあたり水中の酸素を多量に消費しますので、金魚が酸欠になる恐れがあります。
●化学濾過(吸着濾過)用の濾材を使用しない
活性炭等の吸着濾過用濾材が濾過器に入っていると、薬効成分が吸着されてしまいますので、取り外しておきましょう。
●薬の使用濃度、使用方法は守る
魚病薬の用法・容量はメーカーが様々なデータ等に基づき定めたものです。特に濃度や使用時間を多くすることは、金魚への負担を増すことになりますので、適正な使用方法を守りましょう。たいていの魚病薬は薄目の濃度でも効果が得られるようです。
●金魚が弱っている場合、薬がとどめをさす可能性がある
魚病薬は多少なりとも金魚の体に負担をかけるものです。よって、あまりに弱ってしまった金魚を薬浴させると、そのまま死んでしまう可能性があります。薬浴するかどうかの判断は、各自で責任を持って行いましょう。(人のせい、薬のせいにしない)
ぷーさんの知恵袋