魚病薬使用における注意点(共通事項) |
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●濾過バクテリアや水草への影響を考える |
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魚病薬の使用により、濾過バクテリアや水草へ多少なりとも、ダメージを与えることを覚悟すべきです。できるなら、本水槽とは別に薬浴用の水槽を使用することをおすすめします。中には「水草にも安心して使用できる」ことを謳っている製品もありますが、過信は禁物です。 |
●日光を避ける |
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魚病薬の中には、日光で分解したり(メチレンブルー等の色素剤等)、有害物質を発生する(二塩化炭素)ものがあります。薬浴は、日のあたらないところで行いましょう。 |
●エアレーションは必ず行う |
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薬浴水槽で治療する場合には必ずエアレーションしましょう。特にメチレンブルー等の色素剤は、分解にあたり水中の酸素を多量に消費しますので、金魚が酸欠になる恐れがあります。 |
●化学濾過(吸着濾過)用の濾材を使用しない |
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活性炭等の吸着濾過用濾材が濾過器に入っていると、薬効成分が吸着されてしまいますので、取り外しておきましょう。 |
●薬の使用濃度、使用方法は守る |
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魚病薬の用法・容量はメーカーが様々なデータ等に基づき定めたものです。特に濃度や使用時間を多くすることは、金魚への負担を増すことになりますので、適正な使用方法を守りましょう。たいていの魚病薬は薄目の濃度でも効果が得られるようです。 |
●金魚が弱っている場合、薬がとどめをさす可能性がある |
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魚病薬は多少なりとも金魚の体に負担をかけるものです。よって、あまりに弱ってしまった金魚を薬浴させると、そのまま死んでしまう可能性があります。薬浴するかどうかの判断は、各自で責任を持って行いましょう。(人のせい、薬のせいにしない) |