踏み絵っていつ頃なくなった?
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踏み絵っていうと学校では、島原の乱あたりで習うと思います。ですから、なんとな〜く島原の乱の後、隠れキリシタンを見つけた後は無くなっていったんじゃないかなぁとお考えの方も多いと思いますが、この踏み絵は意外と長く続きます。
まずは、長崎。出島で有名ですね。ここでは、1858年に踏み絵が廃止されています。1858年といえば日米修好通商条約が結ばれた年です。
つまり、幕末、開国となるにあたり、いよいよ踏み絵なんてやってたら外交問題に発展しかねないと考え廃止となったんですね。
長崎出島のオランダ館の館長であるドンケル・クルチウスが長崎奉行に踏み絵の廃止を提案し、これを幕府も認め、長崎では廃止となったんです。踏み絵が始まってから230年くらいたってやっと廃止となるんです。
しかし、この踏み絵が完全に消え去るのは1871年といわれています。津和野藩にてマツという女性に踏み絵を踏まそうとして彼女が拒否。これが最後の踏み絵であったといわれています。
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