ティムール朝
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イスラム世界にて15世紀に勢力を伸ばしてきたのがティムール朝です。この国はチャガタイ・ハン、つまりあのモンゴル帝国の系列の国が東西に分裂し、その西チャガタイを滅ぼすことによって建国されました。
建国者はティムール。チンギス=ハンの子孫ではないので「ハン」の称号を名乗ることはなく、その代わりイスラム世界での称号「アミール」を名乗ります。アミールとは、将軍・司令官といった意味ですね。このティムールという人は中央アジアを代表する軍事的な天才と言われた人物。だから、どんどん勢力を拡大していきますよ。
このティムール朝の首都はサマルカンドです。
ティムール朝は1402年。後に大帝国を築き上げることとなるオスマン帝国と争い勝利します。(アンゴラの戦い)
1405年には明へと遠征しますが、ティムールはその途中で亡くなってしまう・・・。それでもティムール朝の全盛期には上の図にあるほどの広大な領土を誇っておりました。
しかし、そのティムール朝も1500年頃にはトルコ系民族により滅ぼされることになり、生き残ったティムール朝の残党は後にムガル帝国を建てることになります。
<イルハン国の時代
>オスマン帝国の時代
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