~サドボス・森の町~▼
~ジョーゼフの魔法屋~
[ジュディ、画面右] |
ジュディ「こんにちは、わたしジュディ。この魔
法屋の孫娘です。」
[ジョーゼフ、画面左に出現] |
ジュディ「これがわたしのオジイチャン。今年
で七十七歳だけど、まだまだ元気。」
ジュディ | オジイチャン!▼ |
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ジョーゼフ |
おおジュディ、いつ も元気じゃの。 |
ジュディ | うん!▼ |
ジョーゼフ |
その元気で、しっかり魔法の 勉強もして、大魔女アリス・ア ンブローシアを超えるような 魔道士になるんだぞ。▼ |
ジュディ |
大丈夫。わたしに まっかせて!▼ |
ジョーゼフ |
よしよし。あとで私 の部屋へおいで。お 菓子をあげよう。▼ |
ジュディ |
ありがとう、 オジイチャン。▼ |
[ジョーゼフ、画面外へ] | |
声 | ジュディ~ |
ジュディ | はーい。▼ |
[店の中へ移動、マリー画面左] | |
[ジュディ、画面右に出現] |
ジュディ「わたしのおねえちゃん、美人でしょ
う。男の人がおねえちゃん目当てで集まってき
て大変。でも、おねえちゃんは、全然分かってな
いみたい。」
マリー |
ジュディ、お店番をお願 いできないかしら? |
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ジュディ |
いいよ。どこか にお出かけ?▼ |
マリー |
ベックさんの所でアフタ ヌーン・ティーを頂くの。▼ |
ジュディ |
おねえちゃん、 ベックさんのこと 好きなの?▼ |
マリー |
ベックさんのところのお茶、 本当においしいのよ。▼ |
[マリー画面外へ、ロイ画面左に出現] | |
ロイ |
ジュディが店番か。 良かった。 |
ジュディ「これがおにいちゃん。はー、どうして
こんなかなー。」
ジュディ |
おにいちゃん! また、台所でつまみ 食いしてたの?▼ |
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お母さんに見つかると、 また一週間サラダだけに なっちゃうよ。▼ |
|
ロイ |
シー。母さんには 絶対内緒だぞ。▼ |
あ、誰か来る。 | |
[ロイ右に移動して画面外へ、トマス画面左に出現] |
ジュディ「わたしの大好きなお父さん。うちの
一家で魔法が使えないのはお父さんだけ。オ
ジイチャンは色々文句があるみたいだけど、わ
たしは大好き!」
トマス |
ロイはあんなに慌てて、 どうしたんだ? |
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ジュディ |
ふふっ、またつ まみ食い。▼ |
トマス |
ハハハハ。母さんが来 たと思ったわけか。▼ |
少し走った方が やせるだろう。▼ |
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店番はマリーじゃ ないのか?▼ |
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ジュディ |
おねえちゃんは、お茶しに お出かけ。おにいちゃ んはつまみ食い。▼ |
だから、お店番はわたし。▼ | |
トマス |
そうか、ジュディはエライな。 しっかりやるんだぞ。▼ |
ジュディ | はーい。▼ |
[トマス、画面外へ] | |
[ドアを開閉する音、クライド画面左に出現] | |
ジュディ | いらっしゃい!!▼ |
クライド |
ジョーゼフの お孫さんかな?▼ |
ジュディ |
そうです。オジイチャンの お知り合いですか?▼ |
クライド | ああ。ふる~い友達だ。▼ |
クライドが訪ねて来た と伝えておくれ。▼ |
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ジュディ |
はい。ちょっと待っ ててくださいね。▼ |
[ジュディ、一度画面外へ、戻ってくる] | |
ジュディ |
どうぞ、オジイチャ ンは奥にいます。▼ |
[クライド右に移動して画面外へ、レベッカ画面左に出現] |
ジュディ「これがわたしのおかあさん。若い頃
はスゴイ魔道士で、あの大魔女アリス・アンブ
ローシアの再来って言われてたらしいの。」
ジュディ「オジイチャンの自慢の娘で、お父さ
んと結婚する時は大反対されたんだって。」
レベッカ | 誰か来たの?▼ |
---|---|
ジュディ |
うん。オジイチャンの お友達。 えっと、クライドさん。▼ |
レベッカ | クライド? まさか!▼ |
[魔法の発動音] | |
レベッカ | お父さん! |
ジュディ | オジイチャン!!▼ |
[ジョーゼフの部屋へ移動] | |
[クライド画面左、ジョーゼフ画面右の鏡の中] | |
クライド |
さあジョーゼフ、ゆっくり話 を聞かせてもらおうか。▼ |
リース・トーレスの禁呪の魔 道板をどこに隠した?▼ |
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吐かないと、大事な家族 が痛い目に遭うぞ。▼ |
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ジョーゼフ | そんなものは知らん。▼ |
それにな、クライド、お前 が魔法を使ったから、防衛 術が 自動発動するぞ。▼ |
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クライド | なに!▼ |
[画面白く光る、復帰後クライドが消えている]▼ | |
[サドボスへ移動、ジュディ画面右] | |
ジュディ |
どうして、私、こんな ところにいるの?▼ |
とにかく、家に 帰んなきゃ!▼ |
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[ジョーゼフの部屋へ移動] | |
[ジュディ画面左、ジョーゼフ画面右の鏡の中] | |
ジュディ | オジイチャン!▼ |
ジョーゼフ |
おお、ジュディ。やはり、お 前が最初に帰ったか。▼ |
あの術は適当にテレポートさせ てしまうんだが、力が強い者ほ ど遠くに飛ばされるのだ。▼ |
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いいか、ジュディ。皆を 捜してきてくれ。▼ |
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ジュディ | まかせて、オジイチャン。▼ |
ジョーゼフ |
うんうん。お前な らきっとやれる。▼ |
あの戸棚の水光晶輪を持ってい きなさい。近くにいる家族の方 角を教えてくれるはずだ。▼ |
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[画面暗転] |
ジュディ「待っててねオジイチャン。みんなを
連れ戻して、オジイチャンを鏡の中から出して
あげるから。」
[サドボスへ移動、ジュディ画面左] | |
[光の輪がジュディの右で回る] | |
ジュディ |
さ~て、水晶さん。みんなのい る方角を教えてくださいな。▼ |
[光の輪、止まって上を指す] | |
ジュディ |
北ね。アリガトウ、 水晶さん!!▼ |
[サドボス内へ移動] |