移民したがらない?

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前回は、移民したいと思う宇宙人がいたら既に宇宙は一杯になってるはずだ、ということでした。しかし、実際は一杯になってはいないようです。「移民したいと思う宇宙人がいたら」という仮定が違っているのかもしれません。

我々人間も30年前に月へは行きましたが、その後はより遠方へ行く努力をしていません。NASAの予算は2001〜2007年で20%削減されました。特に惑星探査関連は40%削減だそうです。

スペースシャトルも2010年で終了となり、その後2020年までに有人宇宙船を開発することになってはいますが、ソ連という競争相手を失った今、昔のような熱意は冷めてしまったようです。人間は、将来とも宇宙へ出てゆかないのかもしれません。

しかし、仮に地球人は宇宙へ出てゆかないとしても、移民をしたいと思う宇宙人が全くないと考えるのは無理がありそうです。

恒星には寿命があり、我々の太陽はあと数十億年で地球を居住不可能な星にしてしまいます。 他にも知的生命体が発達した惑星が居住不可能になり、他の惑星に移民せざるを得なくなることもあるでしょう。 人間より早く発達した宇宙人の中には、既に移民を余儀なくされたものもあるでしょう。

その移民の最前線はどうなっているのでしょうか? 次は、移民したがる星と、 したがらない星(または移民が不可能になる星)があった場合、移民の波はどうなるかをシミュレーションしてみます。

左は台湾の繁華街、右はある地方都市のシャッター街です。現在は改修されました。
一時期、他の市町村からバスで視察に来ました。失敗した街創りの例として。

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