残された家族

私の気持ちや家族の様子を書いています
2005-07-05 Tuesday
7月・・・・
2年前と似たような状況になると怖いよ・・
2年目は冷夏で阪神が強くて・・・
今年も今のところ涼しいし、阪神も結構強いようで・・・
家庭用のプールを膨らませたときに
誰に何も言われなくても プールに入って喜んでいたよ。
明日はいろうねといったけど 次の日から寒くなって
入れないままだったんだ。
孟己は水遊びが大好きなので 絶対に入れてあげたい。
少し先の未来も 考えることが怖くて
2年前沢山夏休みの予定を入れて 賢信のことがあったから
今年は予定が入れられない。 
最後に食べたスイカも 今年は孟己にはあげない。
いつテロが来るのか警戒してるのと同じで
もしかしたら賢信のように・・・と恐怖になっている。
今年は孟己いるから本当に怖い。
どうか無事に 1才の誕生日を迎えられますように。
2005-07-06 Wednesday
いのち
いのちって何かな・・・
命=すべての物に与えられた平等な物
よく言いますよね。
だけれどもこれほど矛盾した答えはないんですよね。
命は大切といって 虫を殺している。
だけれどもこれは言葉上の命であって
心に残る「いのち」はやっぱり=人生なのかなと思う。
自分の人生にどれだけ関わっているか
のような気がする。
 「周りがいるから死がある」「記憶は必要だからある」と前にも書きましたが、
繋がるような気がします。
2005-07-20 Wednesday
遺族の姿
お子さまを亡くされたお母さんのメールに「そんな風に見えないわ」と言われたと書いてありました。
相手は何気なく言ったのでしょうが「そんなふう」とは「どんなふう」なんでしょうか?
ガリガリにやつれて失意におおわれている そんなイメージなのでしょうか?
何気ない言葉にも 傷つく物です。これも一種の「子供を亡くした親のイメージの押しつけ」なのかもしれません。特に賢信が亡くなってから 元気にならなくてはいけないと言われ、一方で元気だと「そんな風に見えない」といわれ そんな中で混乱していく人もいるのではないでしょうか。
 人間が一日にもっているエネルギーが100とします。
悲しみに暮れているときは悲しみはとても大きなエネルギーを使うのでエネルギーが80とられてしまうと 残りの20でその他のことをこなさなくてはいけません。(家事、寝る、育児、食べる、仕事等々)
すると 20しか残っていないので、できないことが出てきます。
できないことが出てくると 今度は「できない自分」に悩むことになります。
仮に悲しみに80 できない自分に10 とってしまうと 残りは10。ますます出来なくなって悩むことにエネルギーを使ってしまいます。
それが続くうちに「出来ない自分」にエネルギーを使うことが増え、「悲しみ」に使われるエネルギーが減ってしまい ますます亡くなった子供との距離が出来てしまいます。
 だから「出来ない自分」「悲しむ自分」を大切にして欲しいと思います。
亡くなった子供のためにエネルギーを使いたいという気持ちを どうか大事にしてあげてくださいね。

PAST INDEX FUTURE
ホーム 賢信の戦った日々 ● 残された家族 講演会内容 新しいいのち 小さないのち 子育て日記 ご案内
掲示板

Last updated: 2008/7/3