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ウィングキッス朝霧のある猪之頭エリアでフライトできる風は、次の条件を参考としてください。
テイクオフは東向きですがエリアとして良好な風は南風です。
ランディング付近の風が、一日南風が続くより、朝のうち北風のち南風の日の方が、穏やで面白い条件になる場合が多いです。
朝から南風だと、南方面から入ってくる海風とあわせて、少し強めの南風になる可能性が大です。
上空は基本的に西風の時が多いですが、南アルプスや富士山、そして天子岳から毛無岳と続く尾根のおかげでうまく西風がブロックされ、上空に比較的強めの西風が吹いているときでも、猪之頭エリアではフライトできる場合が多いです。
この様な日にうまくシェアになると上級者にはかなり楽しめる条件になることがあります。
注意する風は、上空の西風が急速に強くなりテイクオフやランディング高度までに影響を与え始めたときです。こうなるとかなり荒れますので、この様な兆候を感じたら、早めにランディングする事をお勧めします。
朝霧は冬型の気圧配置で飛べる確率がとても高いエリアです。通常のフライヤーの感覚でこれはダメだと思ったときでも、結構朝霧では飛べる日が多いです。そして、獲得高度2000mも夢ではないのがこの季節の朝霧です。
そして噂に名高い朝霧ハイウェイ!!エリア規則の250mの高さをクリアーしたら西富士へ向けてレッツゴー!!
見事に裏山をトップアウトすることが出来れば、後は天子から毛無まで走り放題!!フライヤー天国とも言えるこの条件は一度経験するとフライヤーを虜にする朝霧ならではの魅力です。
その為には、十分な防寒対策をしてフライトを行って下さい。富士山を横に見ながらのフライトはきっと貴方の心を虜にすることでしょう!!
飛べるかどうか迷ったら出かける!これが冬のウィングキッスに来るときのフライヤーの心構えといえるでしょう。
春がやってくると、猪之頭エリアが東向き斜面であることが、フライトのポイントとなってきます。
徐々に朝日が昇る時間が早くなり、それに伴ってサーマルの活動開始時間も早くなってきます。冬のサーマルの活動開始が10時過ぎであるのに対して9時でも十分すぎるサーマルが活動し始めています。
そして、11時頃にはB級生にはちょっと辛いくらいのサーマルコンディションとなってくることもあります。この条件になるとランディングにちょっと注意が必要です。無理をしないランディングを心がけましょう。でも、午後になると再び穏やかな条件に戻ってきます。
春のフライトは、早めにテイクオフを済ませて、そして昼間の活発なサーマルをたっぷりと楽しむ長時間フライトが期待できます。
夏がやってくると、朝霧の地名を表すかのように雲底が低くなってきます。少し早く起きてテイクオフに上がると雲海に浮かぶ富士山を見ることが出来ます。
しかし、だからといって飛べないわけではありません。
冬のように高い獲得高度をとれる機会は大幅に減りますが、その分穏やかなサーマルとリッジを使った長時間フライトがたっぷりと堪能できます。初心者の練習フライトや穏やかなフライトを望むパイロットの方にお勧めできる季節です。
冬の朝霧からはチョット想像できない穏やかなフライト!これが夏の朝霧といえます。
富士山に初冠雪の声が聞こえてくると、朝霧高原に秋がやってきます。
再び雲底も上がり始め、夏の間に鍛えた腕を十分に発揮する季節がやって来るのです。
雲底高度の上昇と共に、獲得高度も上昇を始め、再び1000m+αゲインの条件が始まります。
そして秋は、これから始まる朝霧のメインシーズン冬へのトレーニング期間でもあります。冬のビッグサーマルに備えて今のうちに十分な経験を積んでおきましょう。
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