治療について
歯周病の治療
歯周病治療(歯茎の病気)
歯茎の腫れ、歯茎の出血には、的確な検査により罹患部を確認。罹患部の適切な歯磨きの習得、罹患部の機械的清掃を行う事で改善していく。
歯牙が動揺する場合、歯周病の憎悪につながるため、燐在する歯牙を数歯見えない様に固定を行なう。
柿渋歯磨き(Wood Pyros)が歯周病の特効薬?
歯の周りのクリーニングは必ずやらなければなりません。
治癒を早める為には、柿渋歯磨きが効果的です。
柿渋の働きで歯周病菌を撃退します!
特にバイオフィルムと言われる細菌の隠れ蓑を破壊すると考えられます。
ウッドピロスは、柿渋エキス(豆渋柿を砕いて搾り発酵させた上ずみ液)に木酢、ビタミンC、香味料などを配合したものです。
自然食品のように毎日使用しても安心なエキスです。
煙草と歯周病
歯は、顎の骨と紙の様に薄い歯根膜で着いています。
煙草を常用すると、内容物のニコチンが体内に吸収されます。
ニコチンは、強力な血管収縮剤なので薄い歯根膜の血流が、一時的に止まり歯周ポケットの細菌を抑制出来なくなり歯周病の悪化を招きます。
煙草を吸う患者さんは診ないと言う厳格な歯科医もいる様です。
心疾患や脳疾患と歯周病
歯周病は細菌が引き起こす病気です。
症状が長期化すると、歯の周りに居る細菌が血管壁を通過し血流に乗り心臓内面に達する。そこで血管壁に取り付き血栓を形成し、血行障害を起こし心筋梗塞などの原因にもなります。
糖尿病と歯周病
糖尿病と歯周病は関連が深い。
糖尿病の症状には抹消血管の血流障害がある。歯周病は、歯と顎骨を結び付ける歯根膜の血流が悪くなり細菌への抵抗力が低下し症状が悪化傾向になります。
早産、未熟児出産と歯周病
母体が歯周病に罹患すると、細菌により歯茎に炎症を起こします。
その時、ブラジキニンと言う起炎物質が生産されます。このブラジキニンは子宮収縮剤として働き早産や低体重児が生まれます。
誤嚥性肺炎と歯周病、口腔管理
多くは体力の低下した老人が食物摂取時の誤嚥により気管に口腔内細菌が侵入し肺炎を起こす事をさします。
時には、震災などでの避難所では口の中の清掃が行き届か無い事が有ります。年齢が若くてもストレスや体力の低下により誤嚥性肺炎を起こす事があります。