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所在地:交野市私市9丁目
最寄駅:京阪交野線「私市」下車、京阪バス、奈良交通バスにて
「磐船神社前」下車 |
当神社の由緒(境内の案内板)によると御祭神饒速日命は正式には「天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまひぎはやひのみこと)」といい、この神は天照大神の孫神にあたり、高天原より「天の磐船」に乗って、河内国河上哮ヶ峰(いかるがみね)に降臨されたが、当社にはその「天の磐船」がご神体として祀られている。神社の起源は不明であるが巨岩信仰は、有史以前、縄文から弥生への過渡期まで遡ることが出来るそうである。
古来より、この地には肩野物部氏の一族が勢力を誇っており、この物部氏を中心として祭祀が行われていたが、物部氏滅亡後は、山岳信仰や住吉信仰の影響を受け、平安時代には生駒山系の修験道の一大行場として、変貌した。境内には、神仏習合の形が数多く残されており、現在でも修行のため、行者が訪れるという。
尚、磐船神社という名前の神社が南河内の河南町平石にもあるので、この神社も是非訪れてみたい。 |
*南河内郡河南町平石にある「磐船神社」には2004年10月11日に参拝しました。
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[参考資料] 『磐船神社御由緒』 磐船神社境内案内板 |
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この鳥居の前の道は「国道168号線」。バイパスが出来るまでは、車がすれ違うのがやっとという狭い道で、いつも渋滞していた難所であったが、今は通る車も少なく、静かなかたたずまいである。 |
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「岩窟めぐり」(有料)の入口。
神社の横を流れる「天野川」の上を塞ぐように巨岩が重なり合っている。「天野川」もバイパスが出来、水量が随分少なくなっている。 |
拝殿を覆いかぶさるように迫っているのが、ご神体の「天の磐船」。この巨岩を、加藤清正が大坂城の際、持ち出そうとした伝説が残っている。
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「日本書記」の饒速日命の降臨場面の一節を碑文にした石碑が境内にあった。
交野市が1992年(平成4年)に建立した。 |
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[2003年12月4日参拝] |
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