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所在地:大阪府交野市星田9丁目
最寄駅:JR学研都市線「星田」下車、京阪バス「交野市駅」OR「河内磐船駅」行で「妙見口」下車 |
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国土地理院の25000分の1地形図では、交野市に在る山として、交野山と妙見山(元の名は三宅山と呼ばれた:吉田東吾著 大日本地名大辞書)の2つだけが記載されている。
交野山が連なる山々には、この妙見山より、標高が高い山が認められるが、何故か山の名前は記載されていない。和泉方面の地形図では200m前後の山が数多く記載されているが、どのような基準になっているのか、よく分からない。
それはさておき、この妙見山は山の名前を言うより、山頂近くに鎮座している星田妙見宮(正式には小松神社というが)の名を言ったほうが通りが良いようだ。
星田妙見宮がある「妙見の森」の地域は、まだまだ自然が残されており、森の中を散策する人も多い。
麓にある鳥居を通り抜け、拝殿まで階段を一気に上り詰めると、眼下に交野市街地が、そして淀川を挟み北摂方面が見渡せる。妙見宮の拝殿脇から頂上へ出てみると、山の反対側の稜線には住宅地がそこまで迫ってきている。
宅地開発により、この妙見の森の地下水脈が断たれたためか、杉の木の立ち枯れが目立ち、滝の水も枯れてしまったという。この森には、よそでは消えてしまった古代の大阪平野の植物と、その林の様相が今も残こされており、みんなで守らなければならない森である。もうこれ以上、自然が破壊されないことが望まれる。
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標 高:143.7M
登頂日:2003年12月4日 |
25000分の1地形図名:[枚方]
経緯:北緯34度45分32秒、東経135度40分45秒 |
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「星田妙見宮」の境内にある鳥居(右側)の奥の階段から、山頂に登る。 |
階段を約200段程登ると、「星田妙見宮」の拝殿がある。ご神体の岩は、その昔、弘法大師が交野に来た折、獅子窟寺吉祥院の獅子の窟に入り、仏眼仏母尊の秘法を唱えると、天上より七曜の星(北斗七星)が降り、それが三ヶ所に分れて地上に落ちた。その内の1つがこの岩だと伝えられている。
ご神体は拝殿の後ろにある
大きな岩である。
写真は2つあるうちの一つ。 |
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頂上にある4等3角点 |
「星田妙見宮」を更に20M程登ると、山の頂上に出る。山頂は土地の境界を表す杭が何本も打たれている。
神社の人の話では頂上は民間の宅建業者の所有となっているそうである。 |
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星田妙見宮 |
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[2003年12月4日] |
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