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神社めぐり 諏訪神社
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道真の足跡へ



諏訪神社 所在地:大阪市城東区諏訪2丁目
最寄駅:市営バス「諏訪神社前」下車、すぐ 
OR、JR学研都市線「放出」下車、「第2寝屋川」を越え北へ約500M
当社は長野県にある諏訪大社の全国に5千以上あるともいわれる分社の一つで、祭神は建御名方刀美命(たけみなかとみのみこと)と八坂刀売命(やさかとめのみこと)を祀る。創建の年代は不明だが、境内に現存する古い石灯籠に『承和3年(836年)4月寄進』と刻まれているところから、今から1200年ほど前の平安時代に創建されたと考えられるとのことである。
 菅原道真が901年(昌泰4年)筑紫に左遷される身となり、河内道明寺の叔母に別れを告げるための道中の途中、当神社に参拝し、諏訪大明神が身の行く先を助け導くと聞き、御神号の額を一面奉納したと伝わる。
 このあたりは1970年(昭和45年)頃までは「左専道(させんどう)」という地名だったが、道真はその地名を聞き、自分の境遇と同じ音だったことから感慨にふけったとされ、道真の境遇に同情した村人が、地名を「左遷道」と改めたとの話も伝わっている。また、一説には、道真が立ち寄った故事から、この地名がついたとも伝わっている。いずれにしても、ここでも古い地名が消えてしまっているは残念なことである。

[参考資料] 『現地案内板』
         『日本歴史地名体系』大阪府の地名編 平凡社
諏訪神社-1 人影が少なく、ひっそりとしている境内。参拝した当日は社務所には鍵がかかっており、朱印は頂くことは出来なかった。
当社の祭神の建御名方刀実命は、大国主命の第二子で、その昔は狩猟と農業の神だったが、時代の変遷と共に軍神となり、武家の崇拝が厚く、当社にも源義正奉納の額一面、豊臣秀吉奉納の獅子一対(牝獅子のみ現存)が保存されているという。 諏訪神社-2
諏訪神社-3 境内摂社の「腰掛天満宮」。お社の前の石が菅原道真が休憩のため、腰をを掛けたと伝わる「菅公腰掛石」で、この石に触ると、学業成就の願いが叶うとのことである

大阪の語呂合わせの『ドッコイそうは左専道の不動さん』の由来である「左専道不動」の門前にあった「お百度石」が境内にある。

神社-020/TTL-144

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