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史 跡
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蕪村公園 所在地:大阪碑都島区毛馬1丁目
最寄駅:地下鉄御堂筋線「梅田」OR「中津」駅下車、市バス34系統「守口車庫行」OR 57系統「京橋」行きで「毛馬橋」下車すぐ
この公園は大阪が生んだ江戸時代を代表する文化人である与謝蕪村を顕彰して、蕪村の誕生地である大阪市都島区毛馬町に、2009年(平成19年)4月にオープンしたばかりの真新しい公園である。(ページのタイトルの「史跡」という分類にはそぐわない嫌いがあるが…)
 公園の規模は約1ヘクタールで、市街地の公園としては十分の大きさであるが、与謝蕪村の業績を紹介する写真パネルが、柵に取り付けてあるなど、蕪村を顕彰するというには、その中身がちょっとお粗末すぎると感じた。当然のことながら、予算との兼ね合いもあってのことだろうが、やはり、資料館などが欲しいところだ。数年後、当地を訪れたときには、施設の充実振りに目を瞠るということになっていることを期待したい。
 一方で、今まで大阪に蕪村の句碑が、殆んど見慣れなかったのを、一気に挽回しようととでも、思ったのか、13基も建てられてあり、全体的にはチグハグという感がしないでもない。
 
 ところで、与謝蕪村の顕彰施設が大阪に今までなかったことが不思議なぐらいである。加えて、同じく江戸時代を代表する文化人の近松門左衛門井原西鶴などの顕彰施設もなく、大阪人としてはさびしい限りである。

[参考資料] 
蕪村公園入り口 毛馬の閘門を望む
公園の入口に慎ましく(?)建つ「蕪村公園」の碑。
うっかりすると見落としてしまう大きさである。
公園の北側には、毛馬の閘門が望まれる。
蕪村の句の写真パネル 蕪村像の写真パネル
公園の一角のフェンスに蕪村の代表的な句や蕪村像のパネルが展示されている。

蕪村公園全景 蕪村公園の石のオブジェ
公園は近代的なデザインのレイアウトで石のオブジェが、各所の配置されている。 蕪村公園の船形のオブジェ
蕪村顕彰碑

蕪村の新しい句碑に交じり、かって蕪村の生地の近くの堤に建てられ、その後「国土交通省淀川工事事務所」の一角にに移転していた「蕪村顕彰之碑」がここに移されて来ており、場違いな感がしないでもない。
同じ移転させるのなら、一番最初に建てられた場所に戻すのが本来のことと思うが、如何なものか。碑には「春風や 堤長ふして 家遠し」の句が刻まれている。
蕪村句碑
公園内には、上記のような自然石に蕪村自筆の句が彫られた碑が13基配置されている。詳細はこちら

史跡-187/TTL-721

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