ゆういちの星空日記
<11月29日>
昨日の新聞では、ハブルスペーステレスコープで撮影された車輪銀河のイラストが掲載されていて、見られた方も多いのではないでしょうか?新聞ではイラストでしたが、元画像はNASAのホームページに有ります。元画像とイラストを比較しながら見ると彗星状の所が良く分かります。
NASAの話題が出たので、素晴らしいページをもう一つ紹介しますね。
NASA - JSC Digital Image Collection homeです。ここのホームページの画像はスペースシャトルのミッションの画像や宇宙から見る地球の姿等素晴らしい画像が沢山有って必見のページですね。
昨夜は、透明度が高い空に綺麗な月が輝いていました。星々の瞬きの激しさが冬を感じさせます。
右の画像は5cm屈折+CCDカメラ(ST−7)で撮ったカシオペア座にある散光星雲NGC281です。
少し画像が小さくて分かり難いですが、中央の星雲部分はオオカミの横顔に見える感じです。皆さんは何に見えますか?(^^)
<11月26日>
昨日アメリカからCCD ASTRONOMY誌(冷却CCD Cameraの雑誌)が届きました。
巻頭は以前ここでも紹介したStarlight Xpress使いのBernd Kochさんが紹介されています。
他には、Flat-Fieldingの事やHale-Bopp彗星で話題になったRotational-Gradientフィルターの記事が有ります。百武彗星のコマの近傍の日々ジェットが変貌している画像が有りますが、このフィルターの効果は素晴らしいです。
それと、製品情報ではApogee社のCCD Cameraの紹介記事が有りますが、ST−6を洗練したようなスタイルは中々良いです。
製品のラインアップもコダックのCCDを使ったAM4(KAF-0400 $2,495)AM16(KAF-1600 $4,995)の定番の物と注目はコダックのKAF-1300(1,280-1,024 array 16micron pixels)使用のAM13($6、995)です。値段もST−8($6、450)と大差無いですし、ABGも付いているようで非常に魅力的なカメラですね。よし、宝くじ買おうと(^^;
<11月25日>
昨日(23日)は、良い天気に誘われて鬼石の冬桜を見に行ってきました。
ここ群馬県鬼石町の冬桜は国の天然記念物で、5千本以上の桜が11月から12月と春の年2回に咲きます。特に冬のこの時期の桜は珍しいため、多くの花見客が集まります。桜は小ぶりな八重の桜で、春に咲くソメイヨシノ桜に比べると華やかさは少ないですが、周りの紅葉やブナの赤や黄色の紅葉と対比して、素晴らしい眺めです。
また、ここの近くには天体写真ファンでは有名な、みかぼスーパー林道があります。ここは、標高も1、000m前後と高く、冬でも降雪が少ないために秋から冬に天体写真を写す方も利用が多いようです。林道は舗装路が多くなっていますが、標高があるため冬の寒さはかなりのものです。林道及び登るまでの道路の凍結個所も有りますのでチェーンは必須です。来春のHB彗星の観測地にも良いと思います。標高は下がりますが、冬桜公園の第二駐車場も良さそうです。
<11月22日>
昨日(21日)は、小惑星704番Interamni(9.9等)によるGSC2863 01868星(9.4等)の掩蔽の予報が出ていました。この小惑星は直径が333kmと大きく日本で掩蔽の観測が出来る可能性が大きいと言うことでしたが、両星の光度差(0.4等)が少ないので掩蔽の確認が難しそうでした。
私は、CCDカメラ(ST−7)で小惑星の動きを主に、撮像してみようと思いました。機材は、最後まで25cm反射にしようか、FC50(5cm屈折)で行こうか迷いましたが、準備の時間的都合でFC50+EM−10で撮像と言うことになりました。ペルセウス座のカリフォルニア星雲に程近い所に有る目的の星は、PCで打ち出した星図を頼りに簡単に導入出来たのですが、すでに掩蔽約10分前でも小惑星と恒星は分離出来ません(;_;) やはりFC−50(fl:400mm)では焦点距離が足りなかったですね(^^; それでも、分離してゆくところを写すべく撮像したのが、右に張って有る画像です。 左上が掩蔽予報時間少し前(もう両星は分離出来ません)残りはしだいに分離して行く所です。この画像は、元画像の中心付近を強拡大してあります。
次の機会は25cmで挑戦してみましょう。(^^)
ところで、掩蔽は観測されたのかな?
<11月18日>
今週末は久しぶりに良い天気に恵まれました。16、17日と9月以来久しぶりにHB彗星を撮ることができました。夕方の時間帯ではすぐ前を通る自動車の交通量も多く、車のライトの光や隣のガソリンスタンドの外灯、前の運動公園のナイター照明と周りは光害だらけです。それでも16日は空の透明度に助けられ、また17日はスタンドは休業日、運動公園のナイターもお休みで何とか撮像することができました。久しぶりに見た彗星は幾分明るくなってきているようですが、当初の予報程にはなっていない
様ですね。それでもCCDカメラに映しだされた、いく筋にもジェットを吹き出している姿を見ると,ただ者では無い感じです。この両日の画像も彗星の画像に掲示して有りますので、ぜひご覧ください。
それと、16−17日にかけてのしし座流星群はCCD画像を撮像しながら見ていましたが、あまり飛びませんでしたねぇ。やはり極大は18日朝だったのでしょうか? 今朝は朝起きたら小雨が降っていました、観測出来た所の情報が聞きたいですね
ps.
先ほどパソコン通信を覗いたら、私が見ていた17日も結構活発な出現だった様ですね、やはり空のコンディションで暗めの物が見えなかったのでしょうか?
<11月14日>埼玉県民の日
昨日は、夜になってからは風も穏やかになって先ず先ずの星空でした。それでも眼鏡使用で見えるのは4等強位でしょうか、冬の天の川は見えませんでした。
自宅に帰ったのが21時近くで、食事をしてからお手軽撮影でEM−10にFC−50(5cm屈折望遠鏡)での撮像です。自宅の庭での撮像ですので3メートル程南を車がライトを点けて走り過ぎて行きます、道側に車を横に停めてライトを避けるのですが、それでもしっかり望遠鏡を照らしてくれます(;_;) しかし、通り過ぎて行く車を運転している人も、ノートPCのディスプレーの赤い色に照らされた私の顔を見ると、きっと気持ち悪いでしょうね(^^;
最初の目標はアンドロメダ大星雲です。先日は画面からはみ出してしまったので、今日は何枚が位置を移動して撮像したものをモザイクで合成して見ます。露出は道を行き交う車の事を考えて1枚90秒で各々5枚ずつ5カットをモザイク撮影しました。一応合成したアンドロメダ大星雲を見てやってください。極軸の設定が甘かった様で、各画像が少し回転してしまって合成が今一つです。他に、かに星雲、カシオペアのNGC281、M42等を撮像してPM1時30分頃にはお終いです。外は寒かったですねぇ、観測所が欲しい所です。それでも自宅の庭での撮像の良いところで、天体を導入してはCCDカメラに指定枚数を撮像させながら炬燵で暖を取るなんて不精していました。(^^)
<11月13日>
いやー今日は散々でした。仕事で使っているPC(9801RS(^^;)のハードディスクが壊れたら、続いて書類打ち出し用のもう一台のPC(某X6800(^^;)のモニターも壊れて画面の中央に一本線が写るのみになってしまいました。まいった!取あえず98の方は必要なデーターはバックアップしていたので助かって一安心でした。 X68は、テラドライブのモニターを繋いで使ってみたのですが、X68はの画素のアスペクト比が長方形なので画面が真四角で変な感じです。パソコン通信も98でしていたのでこの際、通信環境をWIN95に変えようかなぁ
皆さーんNIFでオートパイロットが出来るお勧めソフトが有ったら、ぜひご一報くださいね(^^)
今日は外では強風が吹きまくっています、そのおかげか綺麗な青空でしたね、今日は綺麗な星空が見えそうです。風が止めば、久しぶりにCCDカメラで撮像出来そうです。(^^)
そうそう、今週末はしし座流星群の極大ですね。この流星群は33年毎に流晴雨を見せることで有名ですが、次回の大出現が期待されている1999年に近くなって最近活動が活発になって来ているとの事ですので、今年の極大予想の17、18日未明は要注意ですね。また、この群は明るい流星が多く痕を残す物の多いと聞きますので、冷却CCDカメラの感度の高さを生かして10秒程度の露出で痕の変化を狙うのも面白いのではと思って、今年は挑戦して見ようと思っています。問題は視野の広さですね。
<11月11日>
昨日は、我が家の娘の舞美の七五三でした。日ごろは元気でお転婆な娘も、着物を着て化粧をすると、さすがに女の子です、すっかりおすまししています。親が言うのもなんですが本当に可愛かったですよ(^^) 親ばかですね(^^;
週末は天候が良ければ久しぶりにHB彗星を撮像したかったのですが、雲に阻まれ星空は見えませんでした。今日は台風の影響か午後から雨になってしまいましたね。こんな日は、反対に空から地球を見てみなしょうか?
先ずは、IBCWEB 気象専門メニューです。ここのサイトは、テレビの天気予報で良く見る気象衛星からの雲の画像や、各地での天気予報、アメダスのデータまで盛りだくさん!!です。可視光で見た三日月形の地球なんていうのも見ることが出来ますよ(^^)
天気予報でも見ながら次の観測計画を立てたいですね(^^)
の話題では、以前地球に非常に接近して話題になった小惑星トータチスが、また11月29日に地球に接近します。最接近時は明るさも10等程、日々の移動量もかなり大きくなりますので星空の中を移動してゆくところが見物ですね。天気に恵まれれば、私もCCDで撮像してみようと思っています。興味がある方は、長田さんのホームページComets & Minor Planetsに星図付きの詳しい情報があります。
ps.
そうそう、10月末にここに書き込みましたが、自宅で使っているPC(ディスクパワーC)がマウスを認識しなくなった件ですが、昨日販売店に持ち込んで電源を入れてみると...なぁんと何事もなかった様にマウスを認識しています?? まあ、マウスのコネクタ辺りの接触不良ではとの事でしたが、その後大丈夫の様です。運搬するときに車の振動が良かったのか(^^; やっぱり、こんな所にもマーフィーの法則が有りそうですね。(^^)
<11月7日>
今日は立冬ですね。昨夜は22時頃に自宅に帰って南を見上げると、シリウスが七色にぎらぎら輝きながら昇ってきました。寒さと言い、シーイングの悪さと言いすっかり体感的には冬です、夜空の星達も南の高い空にはオリオンが主役となり冬景色になって来ました。
こんな日は、CCDで色々撮りたい所ですが体調がもう一つなのと、寒さににかまけて撮像はお休み(^^;BR>
HB彗星もヒトデの様な四方に伸びるジェットが依然活発なようですが、夕方の観測時間帯では中々撮像の
機会がありません、今週末辺りに晴れてくれれば良いんだけれどね..
今回もCCDの画像のホームページを紹介します。以前にccd astronomyでも紹介されていたのでご存知の方も多いと思いますが、ST−8でのCCD画像の
ST8 Images from BelgiumとST−6を移動運用している
CCDLANDのページです。もちろん両ホームページとも素晴らしい作品が沢山です。
また、CCD画像の豊富さ言う点では次のホームページ達も素晴らしいです。
Michael Purcell's Driveway Astrophotography&
CCD Imaging, People and Places
前者はST−7での銀河の画像が詳細な撮像データー付きで公開されています。後者はカラー&モノクロ合わせてCCDでの画像が沢山有り、他にも観測施設の紹介等もありお勧めです。
<11月6日>
今日は気持ちの良い青空でした。しかし昼前より嵐の様な強い西風が吹いています。
先日届いたCCDカメラ(ST−7)の電源ですが、形状は以前の物とほとんど同じですが、重さは2/3位になっています。製造は同じ台湾製ですが、製造メーカー表示は違うようです。
さて、肝心のノイズの比較ですが、以前は必ず再現した仕事場のPC(FLORA500TA 486 100MHz)で試してみたのですが、OSをWIN95にしたためか?何だか分かりませんが、古い電源で以前は必ず出ていた縞状のノイズが出ません? もちろん新しい電源でも問題ありません。今日は、テスターを持ってきて無いのですが、次回は電圧も計ってもう一度比較して見ようと思います。
<11月2日>
11月になったら、昨日今日と途端に雨空になってしまいました。
こんな日は、CCD関係のホームページでも見てみましょうか!
先ずは、オーストラリアでフランス製のHI−sisカメラを使って素晴らしい作品を撮っている
Gordon Garradd's Astronomy Pageです。ここはCCDカメラユーザならずとも一見の価値はある素晴らしい画像が盛りだくさんです。
もう一つ、アマチュアのCCDカメラでの撮像の先駆者の1人である
Jack Newton のページです。ここは、最近発売されたCD-ROMのサンプルイメージ的なものですが、中々迫力です。皆さんものぞいてみませんか?
ps.
ところで、本日、国際光器より初期の?ST−7用のAC電源電圧低下によるノイズ発生の対策のための、ユニバーサル電源(無償交換)が届きました。今度はACの入力対応電圧が100V−240V(前は110Vから)になった様です。果たして効果のほどは...夜にでも試して見ようと思います。 しかし、無償交換の案内が来たのが4月!..なんで電源一つに半年以上もかかるのだろうか??
右の画像は双子座の足元にある散開星団M35です。ちょうど低倍率の望遠鏡で見るとこんな感じですね。(FC−50+ST−7 60sec)
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