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Diary(2004年9月〜12月)

目次

2004年9月〜12月の日記

今年を振り返って(2004/12/31)

2004年もついに暮れようとしている。世間では今年も暗い話題が多かったように思える。

国内では凶悪な事件が毎日のように報道され、最多の10個の台風が日本に上陸したし、中越地震もあったし…。海外でも相変わらずテロは多発し、つい最近では津波がとてつもない被害を出しているし…。プロ野球界も初のストライキを経験し、楽天が新規参入を果たし、これから大きく変わるかどうかの岐路に立たされている。

明るい話題としてはオリンピックでの日本勢の大活躍は印象的だった。

個人的には今年も変わり映えせずなんとなく生きていると言う感じだが…。(こんな事じゃいけないんだけど…。) 「動く文字(JavaScript編)」のページは改装中として長い間そのままになっている。来年は何かやったと言う達成感のある年にしたいものである。

それにしてもなんとせっぱ詰まって更新してるんだろう。31日に日記を3つも更新している…。(^^;

2004年のTVドラマ(2004/12/31)

2004年度のTVドラマを独断と偏見で順位をつけてみると以下のようになりました。セカチュー強し!

1, 世界の中心で愛をさけぶ(TBS系)
2, 白い巨塔(第2部)(フジ系)
3, めだか(フジ系)
4, ラストクリスマス(フジ系)
5, 大奥 第一章(フジ系)
6, 僕と彼女と彼女の生きる道(フジ系)
7, ラストプレゼント(日テレ系)
8, 人間の証明(フジ系)
9, ワンダフルライフ(フジ系)
10, 逃亡者(TBS系)

第4クールのTVドラマ(2004/12/31)

第4クールのTVドラマもすべて終わった。私の独断と偏見による順位は以下の通り…。3強4弱と言ったところか?

1, めだか(フジ系)
2, ラストクリスマス(フジ系)
3, 大奥 第一章(フジ系)
4, 夫婦。(TBS系)
5, マザー&ラヴァー(フジ系)
6, 3年B組金八先生(前半)(TBS系)
7, ホットマン2(TBS系)

「めだか」は定時制高校が舞台という設定が目新しく良かった。定時制なので生徒の年齢差が親子ほどありキャラも個性的な面々がそろっていて物語を盛り上げてくれた。笑いあり涙ありでこのクール最高のドラマだったと思う。視聴率が上がらなかったのはすごく意外だ。

めだかこと目黒たか子を演じるミムラののほほ〜んとしたキャラは最高だった。あかぬけてないけどかわいい。笑顔がすごくいい。頼りなく先生らしくないところがまた良かった。横目で国見先生(浅野ゆう子)の顔色をうかがうしぐさなんて最高。そんなのほほ〜んとしためだかが急に熱血になったときのギャップも良かった。

特にとりえもなく平凡でな主人公に共感がもてたのもこのドラマにはまった理由のひとつかもしれない。

実際にはありえないだろうが、生徒一個人の問題をクラスのみんなが自分の事のように協力し合うのは気持ちよかった。最終回に生徒一人一人がめだかとの思い出を口にするシーンはジーンと来た。

最初に「生徒の私生活に立ち入らず、ただカリキュラムをこなすだけで良い…。」と言っていた国見先生の言葉が最終回には「失敗を恐れず精一杯やってください…。」と変わっていて、さらには新任の教師にめだかの事を「最初はどうなることかと思いましたが、今では三葉学園にはなくてはならない存在になりました。」と言っていたのは笑えた。

「ラストクリスマス」は織田祐二が出ていてハートスポーツに勤めていて…と言う設定を聞けばトレンディードラマの世代なら「東京ラブストーリー」を連想してしまうが、このドラマを「東ラブ」のスタッフが結集して作ったと聞けば納得…。

このドラマは由希(矢田亜希子)が病気の設定で「ラストクリスマス」と言うタイトル名からして悲しい結末が予想できた。現に最終回の1回前の時点で由希は病状が悪化してICUに入ってかなり悪そうだったのに最終回では都合良く病状が回復してたりして、その後一難あったものの最後はハッピーエンド。話の流れからして何か強引にハッピーエンドにした感じで不自然だ。別にハッピーエンドが悪いわけではないがあまりにも取って付けたようなハッピーエンドは?である。セカチューではないが最終回の涙?を少し期待していた分ちょっと拍子抜けだった。

そうは言ってもこのドラマは結構楽しめたのも事実。達平(森山未来)・彩香(MEGUMI)と直哉(玉木宏)・律子(片瀬那奈)の両カップルが結ばれたのもドラマチックだった。達平が階段から落ちながらプロポーズして「結婚ください。」とかんだのは笑えた。律子がニューヨークに旅立つ前の二人の会話「行きたくない … 行ってきます。」は印象に残っている。健次(織田祐二)が電話で幸子(りょう)に由希の事を「元気だよ。」と嘘をつきながらも「何もしてやれない。」と涙ながら心の内を打ち明けるシーンは泣けた。

「大奥」。時代劇はあまり見ない私だが菅野美穂が主演の前作の評判が良かったので見てみる事にしたら結構はまった。

前半は春日局(松下由樹)とお江与(高島礼子)のバトル、後半は春日局とお万(瀬戸朝香)のやり取りでとても見ごたえがあった。

春日局が最まで育ての親として上様(家光)(西島秀俊)を愛し、最後まで徳川家のために生きた生き様はすごい。上様が病に倒れたとき「何があっても医者にもかからない、薬も飲まない」とお江与の霊と約束したことをそのまま実践してしまうのだから。

もと仏の道を歩んでいたお万の慈悲深さもすばらしい。自らは無理やり大奥に連れてこられ、都合が悪くなれば子供を作らせないようにされるし…。そんな状況に耐えて春日局と対立しながらもすべての者に対して寛容に振舞っていたのはすごい。

主題歌・挿入歌は織田祐二の「Last Christmas」(ラストクリスマス)、スターシップの「Nothing's gonna Stop Us Now(愛はとまらない)」(ラストクリスマス)、スピッツの「正夢」(めだか)、アンジェリーナの「Sounds of Love〜しあわせについて〜」(マザー&ラヴァー)などが良かった。

北朝鮮またまた…(2004/12/09)

拉致問題で北朝鮮が提出していた遺骨は横田めぐみさんとは別人のものだった。正式な外交の場で北朝鮮はまたまた大嘘をついたのだ。こんなに何度も嘘をつく国とこれからも交渉できるのだろうか? これでは被害者は浮かばれない。

もうやるべき事はひとつしかないと思う。交渉の窓口を閉ざしてしまえば問題の解決そのものができないと言うジレンマもあるかもしれない。しかしここまで不誠実な行動をとられたら経済制裁以外に何の選択肢があるだろうか? 日本は完全になめられている。経済制裁をしつつ交渉の窓口は空けて待っていると言う手段をとるべきではないだろうか?

諸外国の態度も事なかれ主義だも問題だ。特に韓国・中国の北朝鮮を擁護する態度は腹立たしい。確かにこの国が混乱すれば両国は難民の流入などで困るのかもしれない。しかしこの国のこの体制が続く限り問題の先送りでしかない。交渉のできる相手でない事もはっきりしている。もちろん武力衝突は避けるべきだが、いかにしてこの国を円満に崩壊させるかを考えて欲しい。間違っても延命などするべきじゃないと思う。

ネットでお小遣い?(2004/12/04)

ネットでお小遣いを得ることが可能なのだろうか?

ここで言うお小遣いは無料で安全に手軽に楽しみながらできて、それでいくらがキャッシュバックあれば…と言うようなものだ。間違っても一攫千金を歌った怪しげなネットビジネスに手をだそうとは思わない。実際に私のような者でも成果があるのかどうか?

実を言うと1ヶ月ぐらい前からこれはと思ったサイトをいくつか登録して試している。やってみると結構楽しいもんだ。トップページに貼ったリンクはそのうちのいくつかだ。それでいてサイトによっては早く換金までたどり着けそうな気もしている。特にアンケート系が行けそうに思える。

どの程度成果が上がるかどうかは実験室として新たなページを設置して公開してみようかと思う。

アメリカ大統領選挙結果(2004/11/04)

あーあ、ブッシュかよ…。世界にとってこれから4年間はつらいだろうねえ。彼は単独行動主義で戦争好きだからまたあちこちで戦争を起こすんだろうなあ。そして世界中でテロ多発かねえ。

日本はアメリカが何かやらかす度に協力を求めらなるんだろうなあ。日本は国連中心と言いながらもアメリカの言う事ならどんなに曲がった事であろうと犬のように付いていくんだろうなあ。ねえ小泉さん。

いいかげんにしてくれないかなあ。アメリカと完全に手を切るって言うのは現実的じゃないけどある程度距離を置いた方が良いんじゃないかなあ。でないとテロの標的になるよ。アメリカと良好な関係を保つよりはテロの標的にならない方が良いに決まってる。テロリストの標的は間違いなくアメリカなんだから…。スペインみたいに国内で大きなテロが起きてから態度を変えたんじゃ遅いよ。

イラク見たら分かるけどブッシュが言ってるテロとの戦いってテロをさらに拡大させてるだけだしねえ。米軍の再編問題で司令部を日本に置くって話があるんだっけ? やめてくれよ! テロの標的になるだけだよ。

アメリカ以外の国で事前に行われたアメリカ大統領選挙でどちらが勝って欲しいかって言う世論調査の結果でも確かブッシュ支持が多かった国はアメリカに手厚く保護されたイスラエルくらいだったよねえ。ケリー支持が多い国がほとんどだったよねえ。現職でこんなにはっきりと嫌われているのって珍しいんじゃないかなあ。そんな世界からの嫌われ者を大統領に選んだアメリカ国民にも困ったもんだ。

プロ野球新規参入球団決定(2004/11/03)

プロ野球新規参入球団は楽天に決まった。

ひょっとしてどんでん返しもあるかと密かに淡い期待もあったが、結果を聞けばやっぱりと言う感じだ。楽天とライブドアの経営規模の差が理由として挙げられているが、そんな事は長々と審査しなくても分かっていた事、時間をかけたのはマスコミ向けのパフォーマンスであり、結果は最初から決まっていたように思える。

いち早く名乗りをあげ、熱意は上に思えたライブドアの落選はとても残念だ。地元仙台ではライブドアの方が支持が多かったにもかかわらず無視された形だ。巨人などの勢力は新規参入を認めざるを得ないと分かった時点で今度はより自分達の意のままになる方(楽天)を参入させ、ライブドアの参入を阻止しようとしたのではないか? 楽天にライブドアと同じ仙台で立候補すれば参入させてやるとでも言ったのだろうか?

落選はしたがプロ野球界の改悪に待ったをかけるきっかけを作ったのはライブドアであり、その功績は大きかったと思う。あきらめずに近い将来参入を目指して欲しい。楽天は決まったからにはファンの期待を裏切らないように真剣にやって欲しい。そして古い勢力をあっと言わせるような新風を吹かせてくれる事を期待する。

日本人人質殺害について(2004/11/01)

イラクでテロ集団に拘束されていた日本人の人質が殺害された。日本政府は本気で人質を救出する気はあったのだろうか? 現実にほとんど何もできないまま殺されてしまったようだが…。

本音であっても事件の真直中に「自衛隊は撤退しない。テロには屈しない。」と犯人側を逆なでするような発言をするのはどうかと思う。事件後のコメントもとても冷淡に思える。日本人の人命とアメリカ支援を天秤にかけてアメリカ支援を選んだという事だろうか?

確かにこの時期にイラク入りした香田さんの行動は軽率だったと批判されても仕方がないかもしれない。だからといって殺されて良いという事にはならない。

元々イラク戦争は 9.11テロ や大量破壊兵器と何の関係もなく、アメリカのエゴで起こされた愚かな行為だ。現に今のイラク情勢が本当にフセイン時代より良くなったと言えるだろうか? 日本は今のようなアメリカ支援という形での自衛隊派遣は考え直した方が良いだろう。

自衛隊は人道支援をしていると言うが、はっきり言ってサマーワの一部の人のためにしかなっていないのではないか? むしろアメリカに味方する事によってアラブ社会の対日感情が悪化する事の方が懸念されるような気がする。

香田さんのご冥福をお祈りします。

日本列島災害続出(2004/10/24)

最近日本列島は災害のニュースばかりだ。 台風23号が上陸して死者90人以上というすごい被害を出したのはついこの間の事だが、今度は新潟でかなり大きな地震があった。これについては現在死者18人でまだまだ拡大しそうだ。こう度々災害のニュースを聞くといつ自分に降りかかってもおかしくない気がする。

台風23号で本土に上陸した台風はついに10個になり、最多記録をさらに更新した。ちょっと異常な気がする。災害の話は日本だけの話ではない気がする。台風などの風水害の多発は地球温暖化の影響が出始めているのかもしれない。私達は経済的な豊かさばかり追い求めるのじゃなくもっと地球の環境に気を配らなくちゃいけないんじゃないだろうか?

それにしても京都議定書に参加しようとしないわがままなアメリカの態度には腹立たしい。(この問題だけじゃないが…。)大統領選挙は近いが、これを期に変わってくれないかなあ。

第3クールのTVドラマ(2004/09/29)

第3クールのTVドラマもすべて終わった。私の独断と偏見による順位は以下の通りだった。セカチューこと、「世界の中心で愛をさけぶ」はダントツの1位。

1, 世界の中心で愛をさけぶ(TBS系)
2, ラストプレゼント(日テレ系)
3, 人間の証明(フジ系)
4, 逃亡者(TBS系)
5, 君が想い出になる前に(フジ系)
6, バツ彼(TBS系)
7, 東京湾景(フジ系)

「世界の中心で愛をさけぶ」はストーリー、配役、演出共すべてすばらしい作品だったと思う。

各シーンがとても細かくリアルに描かれていて廣瀬亜紀役の綾瀬はるか、松本朔太郎役の山田孝之、その他の出演者達の好演が光っていた。また、同じ人物の過去と現代を別の人が演じるとかなり違和感がある事が多いが、山田孝之と緒方直人のサク(松本朔太郎)はあまり違和感を感じることなく見れた。現代のサクが最後には想いを寄せた小林明希(桜井幸子)がどこか昔の亜紀の面影を感じるところも良かった。

このドラマはとにかく泣けた。後半ぐらいからは泣けるシーンの連続だったような…。

母親に髪を洗ってもらいながら亜紀が本音を語るシーン。「… その時私のほうがいいよって言う事何一つないと思うんだ。髪の毛なくて、ひとりで髪も洗えなくて、性格もひがみっぽくて、お金ばっかりかかって、きっと子供とかも無理っぽいよね。そんな女選ぶ理由ないよね。 … お母さんはいてね。 … ずっといてね。」母親はたまらず亜紀を抱きしめる…。このシーンはぼろぼろに泣けた。

二人はウルルの空を見に旅立とうとするが、亜紀が空港で力尽きて倒れてしまうシーン、お葬式で最後のお別れをするシーン、亜紀が先生や友達に残した録音テープを聞くシーン … など、どれも涙なしには見れなかった。

サク(朔太郎)(山田孝之)はもう少し時期が早ければ亜紀にウルルの空を見せてやる事ができたかもしれないし、最期まで亜紀のそばにいれたかもしれない。そうすればちゃんと見送ってあげる事もできたんでしょう。それができすに17年も引きずってしまう事になったのだが。まあ最終的には見送ってあげる事ができて本当に良かったと思う。亜紀も天国(?)でほっと胸をなで下ろしているのではないだろうか。

また、サクと亜紀の両親も本当に良い両親だったなあ。

サクが亜紀からの「もう来ないで」と録音されたテープを聞いて、気が動転してその気持ちを亜紀のお母さん(手塚理美)にぶつけるシーン。子供をなだめるようにそれを聞いてやる亜紀の母親。「何かあった? … それから? … うん … うん …」。なんてやさしいんだろう。自分の娘の事でいっぱいなはずなのに…。このシーンも泣けた。

亜紀の両親からいっしょに散骨に行って欲しいとさそわれているのに現実を受け止められないでいるサクに対してサクのお父さん(高橋克実)が怒鳴ったシーン。「なにを今さら傷ついたふりしてるんだ。… どうして送ってやる事のひとつできない? …」。きついこと言っているけど立ち直って欲しいという愛情こもっていたなあ。

また亜紀の死から17年たって亜紀の父親(三浦友和)がサク言った台詞も印象に残っている。「見たくないものまで夢に見ていたのに、見なくなってねえ。そのうち思い出すのにも時間がかかって … 人間は生きていくために忘れていくんだ。…」。

忘れるというのは薄情なようにも思えるけど、人間は忘れることができるから生きていけるんだろう。そして絶望や悲しみが後に生きる力になるんだろう。明希が言っていた。「亜紀さんの骨が松本君に頑張れって言ってくれたんじゃないの? 松本君はそれに応え続けてきたんじゃないの?」

「ラストプレゼント」、こちらも人の死を題材にした悲しい物語でありながら、セカチューとは違ってかなりきれいに描いていた感じだ。明日香(天海祐希)は元気そうでとてもではないが余命後わずかな人には見えなかった。まあ、これはこれで良いと思うけど…。

明日香の病気の事を聞いた聡(佐々木蔵之介)が歩を明日香のもとにあずけて、帰って有里(永作博美)の前で大泣きしたシーン、それから最終回の歩に病気の事を告白する前後のシーンは泣けた。

「人間の証明」は序盤はだらだらとした展開に思えたが、回を重ねるごとに物語に引き込まれていった。

このドラマは憎しみとどう向き合うかがテーマはだったような気がする。棟居(竹野内豊)の台詞に「憎しみは何も生み出さない。」とあったが、確かに憎しみが生み出すのは憎しみしかないだろう。これはアメリカのテロとの戦いを見ても良く分かるような気がする。

棟居がかつて自分の父親を殺したケン・シュフタンを助けて、その理由について「終わりにしたかった。新しい憎しみを生み出す事を」と言ったが、そんな行動が人をも変えうると言う事なのだろうか? あのケン・シュフタンが黒人少年をかばって殉職している。

ただ、棟居が事件の捜査のためにアメリカに渡り、そこで会った警官のケン・シュフタンが子供のころに自分の父親を殺した米兵で、さらにその時現場にいた少女が恭子(松坂慶子)だったとはあまりにも世の中狭する気がする。まっいいか!

「逃亡者」はそれなりに楽しめたドラマだったけど逃走劇にアメリカの映画版のようなはらはらドキドキ感はなかったなあ。

国枝(加藤浩次)・郡司(別所哲也)が主犯だって所までは納得できたが、来栖医院長(原田芳雄)が黒幕だったというのはいまいち納得いかない。あんな事で実の娘を手に掛けるだろうか? 娘は殺したけど、孫は守りたかったって事でしょうか?

主題歌・挿入歌は柴咲コウの「かたちあるもの」(世界の中心で愛をさけぶ)、槇原敬之の「僕が一番欲しかったもの」(ラストプレゼント)などが良かった。

プロ野球スト回避(2004/09/24)

初のストに突入した日本プロ野球だが交渉の妥結によって今週末のストは回避される事になった。

近鉄・オリックスの合併が元に戻らなかったのは残念だが選手会側の意見が大幅に認められたのは本当に良かった。1ファンとして古田選手会長には本当にありがとうと言いたい。

新規参入を加える事によって来期もセリーグ6球団、パリーグ6球団で行われる事が確実になったのだが、ここに来て気になる動きが出てきた。すでに仙台を本拠地として新規参入を申請しているライブドアに対して後に参入を表明している楽天も仙台を本拠地に置こうとしているようだ。楽天の行為はどう見てもライブドアつぶしとしか思えない。この両社はネット業界でライバル関係にあるのは確かだが争いをプロ野球の場に持ち込まないでもらいたい。楽天の考えには幻滅した。

個人的な意見としてはライブドアと楽天の両者に参入してもらって(楽天は別の本拠地で)古い体質の球界改革に協力し合って欲しい。そして「要請があれば参入する」と言うシダックスも入れてセリーグ7球団、パリーグ7球団で各リーグ戦を行い、あふれた1球団同士で常に交流戦を行うようにすれば良いと思うのだが…。

プロ野球スト突入(2004/09/18)

プロ野球機構と選手会の協議は決裂し週末はストに突入する事になった。

ここまで問題がこじれたのは近鉄・オリックスの合併をこそこそと密室で決めてそれを既成事実にしようとしているからだ。ライブドアに続いて楽天もプロ野球に参入しようとしている。買収してくれる企業がないと言う理由は通らない。

納得はいかないが最大限譲歩して近鉄・オリックスの合併は認めたとしても、機構側はどうして新規参入にもっと前向きになれないのだろう。時間がない?、まだ半年もあるではないか!、単にやる気がないだけだろ! 結局は1リーグありきと言う事なのだろう。経営者らはこの場におよんでも「たかが選手」としか見ていないようだ。

選手会もできればストはしたくなかったはず。選手会長の古田が報道番組で見せた涙がすべてを物語っていたと思う。彼は選手会の代表としての仕事をしながらも連日の試合にも出なければならない。体調維持も大変なのではないかと思う。どうか体に気をつけて頑張って欲しい。ファンはあなたの味方だ。

彼の頑張りがなかったら今ごろ機構側の言いなりに1リーグにまっしぐらに突き進んでいたに違いない。

週末に野球観戦を予定していた人達には気の毒かもしれないが、ここまで来たら断固戦って欲しい。

すさまじかった台風18号(2004/09/08)

昨日台風18号が西日本を直撃した。

前の日から来るのは分かっていたが予想どおりやって来た。しかもここ、山口県にとって最悪と思われるコースを通った。あまり上陸せず陸地をかすめるように日本海沿いを進むコースである。1991年に来た同様の台風を思い出すが、それをしのぐすさまじさだったかもしれない。

朝から風のごう音が鳴り響き、特にひどかった午後1時から2時過ぎぐらいはほんと恐怖だった。我が家では瓦の一部が落下し、家の中の数ヶ所で雨漏りはするし、南側の冊子の隙間から風の勢いで水が入ってくるし、電柱から引き込まれた電話線は大きく垂れ下がってしまうし、柿の木は大きく折れて半分以下になってしまった。

テレビのニュースによれば西日本の各地で家屋の倒壊、浸水など相当の被害が出ているようだ。我が家がこの程度の被害だったのは不幸中の幸いだったと思う。

アテネオリンピック閉幕(2004/09/01)

17日間に渡って熱き戦いが繰り広げられたアテネオリンピックが閉幕した。台風16号直撃のせいで閉会式のハイライトは見れなかったのはちょっと残念。たいした被害がなかったのは良かったが…。

日本勢は史上最高のメダルを獲得、金メダルは東京五輪と並ぶ最多の16個とすごい活躍を見せてくれた。そのおかげでついつい夜更けまでテレビを見てしまい、寝不足気味だった。

女子マラソンの野口選手、男女で半数以上の階級を制した柔道選手達、2冠を制した水泳の北島選手、28年ぶりの金を獲得した男子体操団体、惜しくも金はならなかったが超美しい演技を見せてくれたシンクロなど…。感動をありがとう。

そんな中で残念だったのは野球だ。厳しい言い方かもしれないが、嬉しくない銅メダルだ。まさかオーストラリアに2回も負けるとは…。日本の首脳陣はキューバ以外のチームは眼中になかったのではないか? オーストラリアは格下なんて声も聞こえていたし、なめていたのではないかと疑いたくなる。長嶋氏が倒れて監督経験のない中畑氏に指揮を任せたのもどうだったのだろう? 不調の谷選手をそのまま使い続けるなど采配の工夫もあまり見られなかったような…。実力的には充分金が獲れていたように思える。

盛り上がったアテネ五輪だが、悲しい出来事もあった。男子マラソンで突然観客がコースに侵入して、それまでトップを走っていたデリマ選手(ブラジル)の走りを妨害するという事件が起こった。犯人のこの男、以前にF1グランプリでコースに侵入した男と同一人物と言うからなお驚きだ。

こんな卑劣な行為を受けながらも何とかふんばって銅メダルを獲得した彼の走りには感動した。彼が3位でスタジアムに入ってきてトップの選手以上の拍手を受けながら笑顔でゴールしたシーンは心温まった。

もうひとつは相変わらずドーピング問題が後を絶たなかったことだ。ハンマー投げのアヌシュ選手(ハンガリー)は検査で他人の尿を提出すると言う悪質ぶり。まあもっとも、日本にとっては室伏選手が繰り上げで金メダルになったのでラッキーだったが…。

五輪も閉幕し、気候もなんだか朝晩涼しくなって、夏の終わりを感じさせる。ちょっとさびしい気分だ。