今回のワールドカップでは審判の微妙な判定をめぐって大きな論争が巻き起こりました。確かに審判は機械ではなく人間です。従ってミスをゼロにする事は不可能です。
しかし、特定の国に対してだけ有利な判定が続くとなるとこれはただの誤審とは言えないかもしれません。このページでは疑惑の判定が続出している韓国戦について見てみましょう。
なぜ韓国戦ばかりに韓国寄りの疑惑の判定が多いのでしょう? ポルトガル戦、イタリア戦、スペイン戦と続けばもはや疑惑は深まるばかり…。主な疑惑の判定を挙げてみました。
ポルトガルは9人での戦いになり、0 - 1 で敗れた。
ジョアンピント、ベトのプレーについての判定自体は見方が分かれるだろう。しかし、それ以外の判定でポルトガルにとってはかなり不公平感があるもので、イライラが募っていてこのようなプレーになったのであろう。
トッティの退場で攻め手を失ったイタリアは延長戦の末 1 - 2 で敗れた。
韓国のPKについてはゴール前の争いはお互い様で韓国にPKが与えられるようなプレーではなかったように思える。むしろ韓国選手2人が立て続けに倒れたことの方がシミュレーションっぽかったようにも思える。しかしこれは韓国がPKを外したためあまり問題にされなかった。
最も不可解なのはトッティを退場処分にした判定である。イタリア国民を怒り、FIFAには40万を超える抗議メールが殺到したそうである。この判定を下した審判はすでに誤審を認めているらしい。
スペインは延長、PK戦の末 0 - 0 (PK 3 - 5)で敗れた。
2つの判定は共に不可解であり、スペインは2点損しているように思える。特に後者は映像で見る限りは明らかにオンラインである。このふたつ以外にもオフサイドの判定などでスペインに不利な判定がかなりあったようだ。スペインサッカー協会はFIFAのブラッター会長に抗議文を送ったそうである。
前書きにあるように審判は人間です。当然ながらミスはあります。今回もいくつかの誤審が明らかとなりました。FIFAも認めています。
いくつかは単なるミスジャッジでしょう。しかし、特定の国が絡む試合で、特定のチームに有利な判定が続くのはきわめて不自然です。もしも何かの圧力によって判定が歪められているとしたら最悪です。(もちろんまだ明確な証拠はありませんが…)
判定の不自然さは選手達が一番よく判っているのでしょう。韓国と対戦した国の選手達があれ程不満をあらわにしているのですから…。正々堂々と戦って敗れたのであれば彼らは相手の健闘をたたえ、さわやかに去っていくでしょう。ブラジルに敗れたイングランドの選手達のように…。
誤審問題で注目を集めたこの準決勝の試合は 1 - 0 でドイツが韓国を破り決勝に進出しました。
審判団はFIFAがこの試合に最高水準の審判を選出するとして、結果として全員ヨーロッパの審判を選出しました。通例は対戦国とは異なる大陸から選出されることから考えると異例の決定だと言えます。
試合は終始緊迫した好ゲームとなり、注目された判定も特に問題となるようなものはなかったようです。
韓国側はヨーロッパ人の審判団に固められてはこれまでのようにはいかなかったのでしょうか? 3位決定戦が注目されます。
互いにベスト4に進出したと言う充実感からか伸び伸びとしたプレーが見られる好ゲームとなりました。審判問題も特に問題となるようなものはなく、クリーンな試合でした。試合は 3 - 2 でトルコが勝ちました。
韓国サポーターはいつものような殺気立った雰囲気はなく、試合終了後は自国の健闘に拍手を送り、また相手国の健闘をたたえトルコ国旗が登場する余裕も見られました。気持ちの良い試合でした。(^ ^)