●9月4日(日) 市民講座 10:30〜14:30 Live のみ
市民講座T:10:30〜12:00(録画配信はありません)
「いつからでもやりなおせる子育て」〜子どもが自分で育つ力を育む
講師:池添 素
(NPO法人福祉ひろば理事長)
 一人として同じ子どもはいないのだから、子育ての教科書やきょうだいの経験は役に立ちません。だから、親はいつも新米で失敗ばかりしてしまいます。ところが 、 それでも子育てできるのは、子どもは親の失敗を許してくれる優しい存在でいてくれるからです。感情に任せてきつく叱ってしまっても、子どもは親のことが大好きです。子育てはいつからでもやり直せるから、みんな親になれるのです。子どものことで悩んでいるのなら、子どもを責めないで、自分を責めないで、パートナーを責めないで、ちょっと違う角度から考えてみませんか。
市民講座U:13:00〜14:30(録画配信はありません)
オカリナ演奏と語りによる
「子育て真っ最中のあなたへ応援歌 」〜癒し・子育ての知恵・生きる勇気をともに、さらに〜
講師:山口裕之
(マザー・アース人権啓発研究所主宰・オカリナ奏者)
 私たちは2年余りに及ぶコロナ禍の中で多大な制約と苦悩を強いられてきました。しかしその中でも新たな学びも受けとめました。来たるコロナ禍が収束した時代には、単に2年半前に戻るのではなく、新たなつながりと成長のステージへと昇っていきたいものです。人はみな、ともに手をたずさえて自己実現し幸せになるために、この世に生まれてきたのです。31年間福岡市で小学校教諭を行ってきたオカリナ先 生の語りと演奏により、子どもたちに最大限の成長と勇気づけ、自尊感情の高まりを保障していく子育ての知恵と具体的方法を伝えます。優しくつよき土笛の音色と語りに包まれたとき、あなたは癒されそっと背中を押されることでしょう。

●講座 9月4日(日)10:00〜9月30日(金)予定 録画配信 のみ
講座ア:集団づくり入門講座 『「集団づくり」の基礎と実践 』
講師:脇 信明(長崎大学)
 子どもは子ども集団のなかで育っていきます。どういうクラス集団なのか、子ども同士の関わりがどのようなものかで、成長を左右することもあります。また、その子ども同士の関わりや活動を通してクラスの雰囲気をつくるのは保育者の役割でもあります。子どもたちが主体となって、学びあい育ちあう子ども集団をどのようにつくるか、事例を交えながら学んでいきましょう。
講座イ:乳児保育入門講座 『乳児保育を楽しく』
講師:菱谷信子(精華女子短期大学名誉教授)
 赤ちゃんが人生の第一歩を踏み出し、親も親としての第一歩を歩み始める乳児期。乳児が一日一日を、生き生きと楽しく充実して過ごし、幸せで確かな育ちをするために、保育者はどの様なことを大切に、どんな環境を作ればよいのでしょうか? 具体的な実践をもとに、乳児期の保育と発達をつなげながら、乳児保育を楽しく実践できるように、そして日々の悩みを解決できるよう考えましょう。
講座ウ:保育情勢講座 『子どもの権利保障のために、私たちにできること』
講師:逆井直紀(保育研究所)
 保育所等が、社会を維持し、子どもたちの生活と発達を保障するために不可欠の場であること が、コロナ禍の中で明らかになりました。では、実際の政治や行政は、保育の充実の方向に動いているのでしょうか?この講座では、とかく難しいと敬遠されがちな保育の制度や政治の問題を、できるだけわかりやすくお話し、ともに保育の未来を展望したいと思います。
講座エ:子育て・教育を考える講座 『子どもの権利条約にすかしてみれば』
講師:大屋哲二(福岡市立小学校)
 コロナ禍で小学生の子どもたちの成長・ 発達に今、どのような影響が出ているのでしょう。また、それはコロナ禍以前からの教育改革と相まってどのような影響が考えられるのでしょう。子どもの権利条約の理念をヒントに子育て ・ 教育に関わる皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
講座オ:乳幼児期の食事を考える講座 『楽しく食べる環境づくり〜一人ひとりに食べる喜びを〜』
講師:荒木千恵(若竹保育園)
 乳幼児期は、食べるための機能を獲得していく大切な時期です。だからこそ、この時期は食事の段階を丁寧に進めていきたいものです。個々の発達に合った食事形態や道具への配慮は、自分で食べる喜びへと繋がっていきます。一緒に子どもたちの発達と食事について考えましょう。
講座カ:保育リフレッシュ講座 『保育者のこころの健康』
講師:岡田健一(九州大谷短期大学)
 保育は感情労働でもあります。いつも子どもや保護者、同僚や上司の気持ちを考えているので、時には頑張りすぎて自分の気持ちを我慢し、ストレスを抱え込んでしまうこともあります。この講座では、日頃の保育で感じる様々なストレスへの理解を深め、こころの健康を維持し明日に向かっていけるヒントを学びます。
講座キ:大人のためのお話会 『岩手方言で聴く 東北の昔話と賢治の童話』
講師:宮園智子(福岡おはなしの会)
 東北の厳しい風土の中で語り伝えられた昔話から「生きる力」を学び、方言で語られる賢治童話に「ほんとうのしあわせ」を求め続けた賢治の世界に近づきます。震災後の東北の復興に願いをこめて。
講座ク:いのちの輝き講座 『待ち望まれ生まれてきたいのち』
講師:仲道由紀(助産師)
 ひとりの幼子の突然の死をきっかけに始めた“いのちの尊さ”を子どもたちに伝える活動と助産師として“いのちの誕生”を見守ってきた立場から『いのちの奇跡』をお伝えします。子どもたちが“いのちの誕生”にふれあい、「生まれてきたことへの奇跡」を見出し、「生きようとする力」を発揮できるような環境づくりが大切と考えます。すべての子どもは待ち望まれて生まれてきます。一緒に“いのち”について考えてみませんか。
講座ケ:平和について考える講座 『育ちの中で影響を受ける子どもたち』
講師:第24代25代高校生平和大使と高校生一万人署名実行委員会メンバー
 高校生平和大使の経緯及び福岡県で行っている活動内容や現状をお話しするとともに、平和大使メンバーの平和観や応募のきっかけをご紹介します。高校生ならではの視点や考え方をお伝えします。世代や文化も異なる私たちだからこその講座となることを望みます。
講座コ:コロナ禍の保育 『コロナ禍の保育リレートーク〜語ろう、訴えよう、伝えよう〜
講師:九州合研常任委員会
 九州合研では「コロナ禍の保育」についてリレートークを行ってきました。そこでは保育の日常の変化によって、苦悩する保育者たちの様子が紹介されました。しかし、マイナス面だけではありません。制限の中でこそ、一人ひとりが大切にされる保育、子ども主体の行事が追求される実践も紹介されました。本講座では福岡、長崎、鹿児島、宮崎の保育園の園長が、コロナ禍の保育をどのように乗り越えてきたのか、今、何を訴えたいのか、そして未来に何をつないでいきたいのか、リレートークで熱く語ります。