OE Rule (Outlook Express スパムフィルター)



 
 
 



3-1 迷惑メール対策の進め方

 「迷惑メールだけをすばやく自動的に取除きたい」としても、固定的な条件で正確に迷惑メールだけを削除するのは困難です。
 迷惑メールだけに着目して対策をはじめると、必要なメールが犠牲になったり多くのスパムが通過したりします。このため、最初に必要なメール(特定のメールアドレスや文字列パターンを持つメール)をできる限り選別し、その残りに対して迷惑メールかどうかを判定します。
 OE Ruleでは、下図のような条件判断をお勧めします。

迷惑メール対策の条件判断
(図. 迷惑メール対策の条件判断)

セーフリスト ブロックリスト 未分類の処理

 青い部分がセーフリスト(ホワイトリストまたは許可リストともいう)の処理です。赤い部分がブロックリスト(ブラックトリストまたは遮断リストともいう)の処理です。そして、黄色の部分が、判定できなかった場合の未分類の処理です。
 2−2.既定のメールルールの作成で、これらの条件判断のルール設定ができます。

セーフリストの考え方は、
3−2.正当なメールの判定 を参照

ブロックリストの考え方は、
3−2.迷惑メールの判定 を参照

未分類に処理は、
3−3.未分類の処理 を参照してください。

 正当ななメールを抽出するセーフリストがもっとも重要な部分です。必要なメールをできる限り多く捉えるようにセーフリストを工夫してください。

(すでにルールを設定済みの方へ)
 Outlook Express上でメッセージルールを設定済み方は、正当なメールを判定するルールを上位に移動させ、迷惑メールを判定するルールを下位に移動させて整理してください。ルール名の先頭に[SAFE]や[BLOCK]、[UNCLASSIFIED]などをつけて分類することもお勧めします。
 また、下記の事項に注意してください。
(注意:アクションに[処理を中止]が必要)
 上図の条件判断をさせるには、各ルールのアクションに[処理を中止]が必要です。[処理を中止]を忘れると、上図の条件判断ができなくなります。
 OE Rule は、アクションの初期値として[処理を中止]を設定します。

[このページのトップへ]

OE Rule
(c) Koma Software Development