※　「１６　携帯電話」の続きです。
　　タイトルからどうぞ。

※　「１６　携帯電話」へ続きます。
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「私は、あなたが嫌いです。」　「ほぅ、そうか。」
「大嫌いです。」　「奇遇じゃな。俺もじゃ。」
（こんなにも、私の心をかき乱すあなたが…。）
（こんなにも、俺の心に気付かないお前が…。）
「　「大嫌い。」　」

図書室で、柳君と一緒になり、課題を。
街で、ブン太達と会って、ファミレスへ
気分転換に、窓の外へと、視線を向けて
手持ちぶたさに、通りを歩く人を眺めて
「　「今頃は、何をしているんだろう。」　」

元々は、それほど重要視していなかった時間でした
ただ、自分の身体に栄養を補給する程度の感覚でした
そんな時間が変化したのは、あなたと出会ったからです
母から持たされたお弁当を、美味しいと言ってつまむから
うっかり口を滑らせて、張り切る母に持たされた包みが二つ

このままずっと、一緒にいてくれ
このままずっと、共にいましょう
言葉にすれば、これほど短く
心を占めるのは、あまりにも大きい
先の見えない、そんな約束