2-09 ブラックデール
- ラッシュ
- あいつだ!
- ダヴィッド!
- ダヴィッド
- 私はアスラム侯爵 ダヴィッド・ナッサウである!
-
貴公らの行動は
我がアスラムへの侵略行為である -
速やかに武装解除し
所属と目的を明らかにせよ! -
さもなくば
我々は実力で貴公らを排除する! - 無駄な抵抗はやめるんだ! いいな!
- ラッシュ
-
何やってんだよ!
あいつらが 話し合いに応じるわけないだろ! - [ダヴィッドをかすめて武器が飛んでくる]
- ダヴィッド
-
いいだろう
これ以上 ここで勝手な真似ができると思うな! - 全軍 前へ!
- アスラム軍
- [鬨の声を上げる]
- Mission
- 「敵を殲滅しろ!」をクリアする
- イェーガー
- くそ!
- ダヴィッド
- 逃がすな!
2-10 鋭鋒の座所
- ワグラム
-
イリーナ 契約してみせろ
レムナントの力を解放するのだ -
そうすれば世界は変わる……
死者さえも蘇るかもしれんぞ - イリーナ
- 死者……
- ワグラム
-
そう お前の兄もだ
わかるな? - ラッシュ
- イリーナ!
- エマ
- 待て 人質がいる 下手に騒ぐな
- ラッシュ
- でも!
- エマ
-
落ち着け 奴らは只者ではない
何をしてくるかわからん - ダヴィッド
- [前に進み出る]
- ワグラム
-
これはこれは
ようこそアスラム侯爵閣下 - ダヴィッド
- 私を知っているのか では話が早いな
-
我がアスラムに武装して侵入したうえ
レムナント・ラバーソウル -
レムナント・スキアヴォーナへの干渉
さらに未成年の誘拐 -
貴公らの行動は 共和会議の精神に反する
処罰するには十分だ - ワグラム
- こちらにも事情がありましてな
-
時には法に従えない場合もございます
不本意ではありますが…… -
いや わかりました
我らただちにここから引き上げましょう - アスラム候には これ以上ご迷惑をおかけいたしませぬ
- それでお許しを
- ダヴィッド
- だめだ ただちに人質を解放し降伏せよ
- ワグラム
-
あまり欲張られると
アスラム候とて無傷ではすみませぬぞ - ダヴィッド
-
ずいぶんと強気だな……
後ろに誰がいる? ゴール公か? - ワグラム
-
ゴール公ならば
レムナントにはそれほど執着はいたしますまい? - ダヴィッド
-
まさか……
貴様 アカデミーの者か - ワグラム
-
アスラム候
イリーナ嬢は特別でしてな - サイクス夫妻がぜひレムナントの研究に参加させたいと
- 彼女自身も今はそれを望んでおります
- こちらの不手際で 少々連絡が遅れましたが
- ラッシュ
- ふざけんな! 誰が信じるか!
-
イリーナ 脅されてるんだろ!
大丈夫だよ オレが来たから! - イリーナ おいで!
- ワグラム
- まったく 困った兄上だ
-
アスラム候には もう少ししっかりと
ラッシュ殿を監視していただきたいものですな - 我々の崇高な研究のためにもね
- ダヴィッド
- ラッシュ! よせ!
- ラッシュ
-
邪魔するな!
イリーナはオレが助ける! - ワグラム
-
アスラム候……
ラッシュ殿をこの場から退散させていただかないと - このままでは御身の保証はいたしかねますな
- ダヴィッド
-
まずはアスラムまで来てもらおう
真偽はアカデミーに問い合わせればわかることだ - ワグラム
- ほう まだ我らを疑いますか……
-
仕方がありませんな
降りかかる火の粉は払わねばなりません - ワグラム
- [イグナイト・アイドル召喚]
- Mission
- 「イグナイト・アイドルを倒せ!」をクリアする
- ワグラム
-
これはこれは
手加減しすぎましたかな - イェーガー
-
ワグラム!?
殺すつもりか? アスラム候だぞ!! - ワグラム
-
構わん
レムナントの真の力も解放できず - レムナントに消耗されるだけの小僧だ
-
我が古き力の盟約に従い……
虚空の門よ開け! - [ゲートが現れあたりのものを吸い込み始める]
- イェーガー
- クッ! マジかよ……
- イリーナ
- [ワグラムを押さえつける]
- ワグラム
- 術が解けたか!
- イリーナ
- お兄ちゃん 逃げて!
- ラッシュ
- イリーナ!?
- ワグラム
- どけ!
- ワグラム
- [イリーナを振り払って地面に衝撃を与える]
- エマ
- いかん! 崩れる!
- ラッシュ
- ちょっ! 待てよ! 放せ!!
- トルガル
- ダヴィッド様! 撤退を!
- ラッシュ
- イリーナ!
アスラム城
- セラパレス使者クシティ
-
要するに
所属不明の部隊は結局所属不明のままだと! -
その正体も 目的も
何ひとつ明らかにはならなかったのですな!! - たいした報告だ
-
アスラムは 自分の領地のことすら
まともに対処できないのですか! -
まったく……これでは
先代のアスラム候も浮かばれませんな - ブロクター
- [使者に歩み寄りかける]
- エマ
- [ブロクターを制止するように横に立つ]
- [二人で使者を睨み付ける]
- セラパレス使者クシティ
-
と ともかく!
きっちり報告をさせていただきますぞ! - いいですな!
- セラパレス使者クシティ
- [謁見室を出て行く]
- ブロクター
-
くそ!!
なんであそこまで言われなきゃならねえんだ! - パグズ
- まあまあ 落ち着いて……
- トルガル
- なぜ うその報告を?
- 奴ら アカデミーの者だと……
- ダヴィッド
- ありえるか?
- トルガル
-
アカデミーは
さまざまな分野を研究する総合機関ですが -
レムナントを使った非合法の実験をおこなう部署もあると
うわさされております -
あるいは
そこに所属している者たちかもしれません - ダヴィッド
-
アカデミーは世界的に影響力を持つ組織だ
セラパレスとて例外ではない - トルガル
- まさか クーバイン公が関与していると?
- ダヴィッド
-
わからん
だが 万一ということもある -
今 クーバイン公に
こちらの動きを把握されたくない - トルガル
- わかりました
- しかし あまり無茶をなさらぬよう
-
アスラムが無くなってしまっては
元も子もありませんからな - ダヴィッド
- わかっている
アスラム城 一室
- ダヴィッド
- [ベッドに座ってうなだれるラッシュにりんごを投げる]
- ダヴィッド
- やれやれ やっと使者たちから解放されたよ
- 眠れなかったのか
- ラッシュ
-
オレは……
イリーナを助けられなかった! -
くそっ! イリーナ……
オレは……オレは どうしたらいいんだ! - ダヴィッド
-
ラッシュ君 落ち着くんだ
イリーナ嬢は 生きている - ラッシュ
- え……?
- ダヴィッド
-
我々が脱出した後
ブラックデールから光が飛び去った - そこに少女の姿が確認された
-
情報を照合した結果
少女はイリーナ嬢だとわかったんだ - ラッシュ
- 本当に……?
- ダヴィッド
-
パグズが駆け回って調べてくれたんだ
彼女は生きている 間違いない - どうした?
- ラッシュ
-
でも……オレには
イリーナを助ける力がない…… - ダヴィッド
-
しっかりしろ ラッシュ・サイクス!
お前がそんなことでどうする! - お前以外に誰がイリーナを助けられる!
- ラッシュ
-
そうだな……
オレ どうかしてたよ - ダヴィッド
-
俺もできる限り手伝う
あきらめるのは まだ早いぞ - ラッシュ
- ダヴィッド……ありがとう
- ダヴィッド
-
ワグラムという魔道士は
アカデミーの関係者かもしれん -
ならば これは世界規模の陰謀だ
お前一人の問題ではすまない - それに イリーナ嬢は我々の命の恩人だ
-
アスラム侯爵ともあろう者が
恩人を危機にさらしたままではおれん - ラッシュ
-
いいのかよ ダヴィッド 勝手に決めちゃって
トルガルに怒られるぞ - ダヴィッド
-
俺のケツを拭くのがあいつの仕事さ
赤ん坊の頃からな - ラッシュ
- ひでえな
- ダヴィッド
- イリーナ嬢の行方がわかり次第 連絡する
- ラッシュ
- ああ オレも調べてみる
- ラッシュ
- [りんごをかじりながら部屋を出て行く]
- エマ
- [ラッシュと入れ替わりに部屋に入ってくる]
- エマ
-
ダヴィッド様……
この一件 まだお調べになるつもりですか? - ダヴィッド
-
当たり前だ
アスラムを汚した奴らをこのまま放っておけるか -
あの魔道士……
ワグラムの正体を突きとめろ - アカデミーも揺さぶるんだ
- エマ
- イエス マイロード