A F C シリーズの「集大成」


 (CAR.osc と 2ndMIX-Xtalosc の変動分を吸収)    2014.03.26 JA0DCZ-----5P


 アナログVFO用 (AFC) TS-510/520, FT-101 VFO 修正時に CAR.osc と 2ndMIX の Xtalosc
 の変動分を検出して、合わせて VFO 修正に吸収します。 Xtal の周波数は制御しません。



  TS-820 及び TS-830 用に製作される場合、CAR.osc に相当する周波数変動は、ハード的にキャンセルされていますのでAFCに読み込む
  必要がありません。--- 従って、前 Ver.(4 ページ) の TS-820 ,TS-830 用を参考にして下さい。
            ---------- 2014.10.24



-----  雑用が集中して集大成の5ページが中途半端な状態にありました。今月末を目処に完成させる予定でいます。--- 2014.07.17 再開

----- やっとこのページが完成しました。----- 今後は支障の大きなバグ以外、修正する予定はありません。
----- 長い間、AFC の開発に取り組んで来ましたが、今回の ”AFC シリーズの「集大成」 を以て終了します。--------- 2014.07.31 完了




----- 3つの周波数を読み込む割にはシンプルな構成です。---

上の端子は             (TS-510)1ページへ戻る
(RIT 制御出力)
                     (FT-101)2ページへ戻る

入力(VFO)              (TS-FT共用)3ページへ戻る

                     (2nd mix 修正)4ページへ戻る

表示器(LCD)接続ケーブル

入力(CAR.発振)



入力(2nd.OSC = Local.OSC)



 ----------アダプター部を一体化した3入力方式の基板------------2014.07.17


 -----------------------AFC シリーズの「集大成」について------------------


最近、AFCには少し飽きていますが、せっかく3入力方式が完成しているので皆さんに作って頂いた PIC16の
AFC 基板が利用できるように簡単なアダプターを装着するだけで、3入力(VFO+2ndOSC+CAR.)方式になるアダ
プターを含む回路図とプログラムを今までの「集大成」(5ページ)として発表します。
基本的には、前の4ページにキャリア発振周波数を取り込んだものです。

  実際に使用した感じは、次の通りです。
1、少しでもリグ全体の運用周波数ズレを押さえたい場合や、 CAR.osc の熱変動及び季節的な変動が気になるリグ
  では当然大きな効果があります。

2、CAR.osc の変動がそんなに大きくない局では、「お遊びと、話の種」が主になると思います。

3、CAR.ポイントを動かす局が使用すると、VYFB で TS-820/830 の IFsift と同じように動かした幅が
  キャンセルされますので動かす幅は自由です。従来のように動かす幅に対応する PIC は必要ありません。



 SW1,SW2,SW3 に付いて説明-------(SW2 の動作がこのプログラムでは無効に変更されています)------ 2014.07.22

 SW1---(従来通り) H = 周波数ロック後、200Hz偶数ステップで最寄りの00Hzに引き込む動作をする。
              L = 引き込み動作をせずにダイヤル周波数をロックしてその周波数を維持する。(4Hz分調整不可)

 SW2---(無効)   4ページの PIC をこの基板(回路)で使用する為のものです(但しSW2=H)---使う予定が無ければ省略できます。

 SW3---(従来通り) H = 2nd.OSC と car.OSC の周波数のズレている方向とその量を計算して VFO の修正に反映する。
              L = AFC 本来の機能となって、2nd.OSCと car.OSCのズレ分、実際の運用周波数と(offset)表示が合わなくなる。

    なお、 プログラムは+496Hz〜−500Hzを超えた状態まで想定していません。超えた場合、上にズレたか下にズレた--- 2014.07.28
    かの判別が付かなくなってしまい、誤動作の行き着く先は、正規の修正値と 1.0Kz のズレが生じてしまいます。
    この状態を、逆手にとって次のように裏技的な??!-----使い方もできます。

    2ndOSCが+496Hzを超えて上にズレている場合
    実際の運用周波数はオフセット(ofs)表示よりも 1.0Kz 高くなる。---従って希望する周波数よりofs表示を 1.0Kz 下げて使う。
    2ndOSCが-500Hzを超えて下にズレている場合
    実際の運用周波数はオフセット(ofs)表示よりも 1.0Kz 低くなる。---従って希望する周波数よりofs表示を 1.0Kz 上げて使う。

    注意することは、+496Hz 又は −500Hzをまたいで変動する場合には打つ手がありませんので、基本に戻り水晶発振子の出力
    が多少下がっても刻印周波数の±300〜400Hz 以内に収まるように、許容される範囲でトリマーやコアーの調整をして下さい。
    また、LSB と USB での 3.0KHz 差に付いても留意して下さい。------ (offset)表示は常に LSB で計算されて表示されます。



回路図と完成した基盤の画像をご覧下さい。


前の回路にアダプター部分を加えた3入力方式の見慣れた AFC 回路図1.pdf

回路図.pdf





従来のAFC基板へアダプターを追加した様子------------------------------------2014.07.20







アダプター部分を分かり易くした3入力方式 AFC 回路図2.pdf

回路図.pdf





アダプター部分の拡大------------------------------------------------------2014.07.20







アダプター部を一体化した3入力方式 AFC 回路図3.pdf

回路図.pdf





TS-510 へ接続した状態-----------------------------------------------------2014.07.20







FT-101 へ接続した状態(アダプター方式ではなく一体化基板)----------------------2014.07.20













  ソフトウェア−について ------------------------------------------------------ up. 2014.07.31

1、これらのソフトウェア−は動作を保証するものではありません。全て各自の責任において使用して下さい。
2、商用利用では無く、各局が使い易くする為に行う、改造、変更、コピー及び他局への再配布は自由です。
3、プロテクトは掛けていませんので、焼いた PIC からのコピーが可能です。
4、コメントは、自分への備忘録としての記述です。勘違いや未修正、修正ミス、旧Ver.の残骸が多く含まれて
  いますので「この説明は変だ」と思われる場合は、関係する命令とオペランドを参考にして修正して下さい。






LCD 表示とメインダイヤル操作について------------------------------------ 追加情報 2014.09.01

LCD 二行目表示は vfo → localOSC → vfo → car.OSC を一定の周期で繰り返し表示しますが、この時に
vfo 周波数が表示されているとき以外は、ダイヤル操作の周波数変化が反映されません
vfo 表示に戻って vfo 周波数が表示されている状態で目的の周波数に合わせて下さい。




MPLAB v8.63で作成したTS-510/520系.asm ファイルです。-------注 510 / 520 用です。up. 2014.07.31

LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示
LCD 二行目表示 vfo(3s) → localOSC(2s) → vfo(3s) → car.OSC(2s) 1周期を約10秒で繰り返し表示。

afc3in TS-510/520_10s_12.8M_Ver51bc5.asm---2014.07.17 for(16F648A)







MPLAB v8.63で作成したTS-510/520系.EXE ファイルです。-------注 510 / 520 用です。up. 2014.07.21

LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示
LCD 二行目表示 vfo(12s) → localOSC(3s) → vfo(12s) → car.OSC(3s) 1周期を約30秒で繰り返し表示。

afc3in TS-510/520_12.8M_30s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)



LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示
LCD 二行目表示 vfo(3s) → localOSC(2s) → vfo(3s) → car.OSC(2s) 1周期を約10秒で繰り返し表示。

afc3in TS-510/520_12.8M_10s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)



LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示---------------注意、Fosc = 20MHz Ver.です
LCD 二行目表示 vfo(3s) → localOSC(2s) → vfo(3s) → car.OSC(2s) 1周期を約10秒で繰り返し表示。

afc3in TS-510/520_20M_10s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)







MPLAB v8.63で作成した FT-101 用の.EXE ファイルです。---------注 FT-101 用です。up. 2014.07.21

LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示
LCD 二行目表示 vfo(12s) → localOSC(3s) → vfo(12s) → car.OSC(3s) 1周期を約30秒で繰り返し表示。

afc3in FT-101_12.8M_30s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)



LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示
LCD 二行目表示 vfo(3s) → localOSC(2s) → vfo(3s) → car.OSC(2s) 1周期を約10秒で繰り返し表示。

afc3in FT-101_12.8M_10s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)



LCD 一行目表示 offset(運用)周波数 = 連続表示---------------注意、Fosc = 20MHz Ver.です
LCD 二行目表示 vfo(3s) → localOSC(2s) → vfo(3s) → car.OSC(2s) 1周期を約10秒で繰り返し表示。

afc3in FT-101_20M_10s_Ver51bc5.HEX---2014.07.17 for(16F648A)











現在、質問を受け付けておりません。------- QSO の機会が有りましたらその時にお答えいたします。(松田)




この記事に関する簡単な質問等が有りましたら、下記のアドレスまでご連絡下さい。
但し、すぐに回答できませんので、一週間から二週間位気長にお待ち下さい。
従いまして、何回もメールで催促しないで下さい。
私は、全くのアマチュアですので、質問に十分お答えが出来ない場合も多く予想されます。
私の知識を超える高度な質問には、回答時にその旨をお知らせしますので、更なる質問はしないで下さい。
なお、都合によりアドレスを変更したり、健康状態に依ってはアドレスを閉鎖しますのでお許し下さい。


------@------ 注 ----- *** 2014(H26).3.10 で goo メールの契約が終了しました。*** ----- JA0DCZ(松田)


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