『塩の道』歩記(10) 2008/11月1日

※ 塩の道(道標)へ

このコ−ナ−では『塩の道』 を歩いたときの写真を掲載しています(今回は『第10ステ−ジ』、水窪町・塩の道公園〜水窪町・足神神社付近までを歩く)

水窪町『食事処国盗り』 水窪町『足神神社』

08年11月2日 『食事処・国盗り』と『足神神社』
写真左;水窪町・食事処国盗り(今回の出発地点) 8時12分撮影
写真右;水窪町・足神神社(終了地点) 12時33分撮影
(今回の『塩の道ウォ−ク・第10ステ−ジ』の到着地点)

  
 写真1 塩の道公園 8時29分撮影
『食事処・国盗り』から歩いてきたが、『塩の道』としてはここがスタ−ト地点。
(車は予め自治センタ−にお尋ねしておいた駐車場に置かせていただく)。
今日の歩行予測距離は片道12〜13`程度ではないかと思う。
小高い丘の上にあるこの塩の道公園、ここから池島方面に向けての眺めは素晴らしい。
今回の『第10ステ−ジ』、目標地点は取り敢えず池島バス停と決める。
(取り敢えずというのは、池島に着いた時点で、時間と気力次第でもう少し先まで歩く予定)
帰路は池島から市営水窪バスに乗る、そのバスの発車時刻は13時33分。

 写真2 公園付近 8時30分撮影
公園内から撮影した写真。
この写真の中央の道、これがこれから歩き始める『塩の道』だ。
この先のさまざまな出会いに期待して、歩き始める。
          写真3 『分岐』 8時34分撮影
200m歩くと道が分かれている。
ここは迷わず池島方面に向けて右折する。
少し歩いて今度は踏査会の道標に沿って坂道を下る。
            
 写真4 町並み 8時41分撮影
下りてくるとそこは商店街。
ここは仮装大会など、水窪祭りで賑わった場所だ。
今日は休日の早朝とあってまだ人影はない。
 写真5 立て札 8時48分撮影
この立て札、まず『塩の道』の文字が目に入る。
そしてこの地域の『小畑』の地名についての由来が書かれていた。
  
諏訪神社 標識

 写真6・7 神社と標識  8時57分撮影
         ガイドブックを見ると『塩の道』とは離れているが神社があることに気づく。
ちょうど家から出てきた人がいたので道を尋ね、立ち寄ることにした。
なかなか勾配のきつい坂道ではあったが今日一日の無事を祈願。
神社の名前は『諏訪神社』であった。
           
 写真8 古道へ左折 9時09分撮影
歩いていく先に塩の道踏査会の『道標』が見える。
たしか飯田線を越えた直後の橋の手前を右折と記憶している。
再び脇道に入って、坂道を登る。
歩数計は既に5090歩を指している。
 写真9 ここで右折 9時12分撮影
少し坂道を登ると『道標』があり、ここを右折する。
道なりにだらだら下り歩いていくと再び152号線に出た。
『馬頭観音』 『観音滝』

写真10 写真11 『馬頭観音』と『観音滝』 9時25分撮影 
    152号線を歩いていくと少し広くなった所、ここがガイドブックにもある馬頭観音だ。
  そこには滝もあり、観音滝と記してあった。
  道が二股に分かれているような感じのする所で車も停められる。
  ここまで6100歩。
           
写真12 踏査会の標識 9時30分撮影
 観音滝を越えた辺りで再び踏査会の『道標』を見つける。
このコ−ス、国道と脇道へのジグザグコ−ス。
前回と同じように橋の手前を曲がるなど記憶が曖昧になっている。
脇道へ入る度に坂道を登るので地図で見る以上に体力を消耗する。
(この辺り、旧道にこだわらなければ152号線を歩くのも一案)
写真13 『瀬戸野沢橋』 9時53分撮影
152号線沿いの『瀬戸野橋』。
この先は『賽の河原』か?。
『賽の河原』 『賽の河原』

写真14 15 『賽の河原』 10時00分撮影 
    152号線沿いを歩いていくと『賽の河原』だ。
  ここまでところどころに残る旧道と152号を歩くこと1時間半。
  脇にある説明文を読んだあと、石ころを積み合掌をして通り過ぎる。
                 
写真16 『152号沿いのの紅葉』 10時10分撮影
この辺りの川沿いの木も少しずつ紅葉が始まっている。
少し歩くと商店『はくりや』、ちょっと立ち寄り、イノシシや鹿の肉の話を聞く。
『はくりや』通過、10時20分頃、歩数は 10810歩だった。
写真17 『かたくりの里』入り口 10時30分撮影
写真の場所は『かたくりの里』の入り口。
花の咲く春は大勢の人で賑わう。
写真18 『古道・川沿いの小径』へ 10時44分撮影
右手のガ−ドレ−ルに『塩の道・踏査研究会』の道標を見つける。
ここからいよいよ旧道に入っていく。
すぐ手前の道路わきには西浦田楽(所能)の案内があった。
ここで歩数を見ると12375歩となっていた。
写真19 『稲架』へ10時50分撮影
旧道に入ると『稲架け』が目に入る。
このあとも田んぼで脱穀をする風景を見かけた。
忙しく働く人たちの横を挨拶を交わして通り過ぎる。
写真20 『古道・川沿いの小径』 10時53分撮影
やっぱり旧道は風情があり、足に伝わる感触も違う。
周りの木々も疲れた身体を癒してくれる。
写真21 『梅島集落』へ 10時55分撮影
ほどなく『梅島集落』に入る。
塩の道旧道はこの集落を抜けると右に曲がる。
左側は152号。
写真22 『集落の祠』 10時58分撮影
道なりに左に行くと石仏などがある。
(後日気がついたが、この辺りに馬宿があったのではないかと思う)
写真23 この先は山の中の古道 11時00分撮影
この家の前方は暗い木立。
道を確認したいが人影は見当たらない。
たぶん大丈夫だろうと自分に言い聞かせ歩くことにした。
写真24 『御岳神社』 11時02分撮影
御岳神社の文字が読み取れる。
右側の文字は何と彫ってあるのか読むことは出来なかった。
『塩の道公園』を出発してからここまで丁度2時間半。
写真25 『まさに古道』 11時03分撮影
いよいよ古道らしい古道に入ってきた。
この先の足場がどうなっているのか、不安が過ぎる。
写真26 『馬頭観音』 11時06分撮影
左には天伯道陸神。
右側には馬頭観世音の文字が読み取れた。
ここまでの歩数は13978歩であった。
写真27 『小さな沢』 11時07分撮影
小さな沢があり、そこには丸太の橋が架けてあった。
少しずつ道は険しくなり152号沿いの翁川は、はるか下のほうに見え隠れする。
写真28 『対岸の紅葉』 11時20分撮影
わずかに切り開かれた所から対岸の景色が見えた。
山の中腹から稜線辺りの紅葉は今が見ごろ。
写真29 『廃屋』 11時21分撮影
ふたたび民家が見えてきたがどうやら廃屋らしい。
ここらあたりから池島集落に入るのかな。
写真30 『神社』 11時22分撮影
神社が祀ってある。
数日前に誰かが花を供えたようだ。
このあとすぐ民家があり、少し言葉を交わす。
犬がいて吠えるのを気にしてくれていたので申し訳ないと思いつつ。
写真31 『池島集落』へ 11時30分撮影
先ほどの民家を通り過ぎるとすぐ視界が開ける。
左下には国道が走っている。
そして今回の目標地点の『池島集落』がその先に見えた。
国道沿いの青い看板は『草木トンネルと青崩れ峠』の分岐を示す。
(草木トンネルは国道474号、青崩れ方面は152号 ‥‥ 行き止まりだ)
写真32 『池島のモニュメント』 11時35分撮影
これが『池島のモニュメント』。
やっと今日の目標地点にたどり着く。
11時35分、塩の道公園から歩き始めて丁度3時間を経過している。
(このモニュメントは塩の道を下りてきた所の国道沿いにある)
ここまでの歩数は15630歩となった。
写真33 『池島のバス停』付近 11時36分撮影
『第10ステ−ジ』の目標地点はここ池島バス停。
バスの発車時間は13時33分、あと2時間ある。
2時間あれば足神神社まで往復することが出来る。
幸い疲れは感じないので、最終目標地点を変更することにした。
写真34 『馬頭観音』 11時43分撮影
歩き始めるとすぐ『馬頭観音』を見つける。
この道は車で2度きているのでおおよその歩行距離、時間は予測出来る。
しかし、車中からはなかなか石仏を見つけることは出来ない。
写真35 『草木トンネル』は頭上 11時58分撮影
ここで新国道474号線『草木トンネル』をくぐって反対側に出る。
道はだらだらとした上り坂、少しずつ足にこたえてくる。
歩数は17060歩を指している。
写真36 『紅葉』へ 12時05分撮影
道が少しずつ登っている分、紅葉も進んでいる。
しばらく周囲の景色に目をやる。
写真37 『鯖地蔵』 12時15分撮影
鯖地蔵の説明碑。
『鯖』を抱えた『鯖地蔵』は海のない信州地方へ海産物を運ぶ人々が、
手元に届くまでに腐らないように建立 ‥‥‥ などと記されている。
写真38 『鯖地蔵の祠』 11時16分撮影
その鯖地蔵の祠は沢の碑とは反対側の沢の斜面に見えた。
そばまで言ってみようと思ったが、藪で近ずけなかった。
やむなくカメラのズ−ムを使い撮影、その位置から合掌。
写真39 『足神神社』 12時30分撮影
この鯖地蔵辺りから勾配はかなりきつくなる。
車で来るときもここは急勾配、急坂の難所だ。
呼吸を整えながら登ること、鯖地蔵からおおよそ15分で『足神神社』に到着。
『塩の道公園』から4時間、歩数は18600歩の道程であった。
写真40 前方はバス停付近 13時23分撮影
足神神社で30分の昼食休憩。
湧き水を汲む人たちは今日も大勢来ていた。
13時にこの足神神社を後にしてバス停へと向かう。
25分ほど歩くと池島のバス停が前方に見えてきた。
足神神社からの時間は25分程度。
歩数は21563歩を指している。
写真41  水窪・小畑バス車庫 13時49分撮影
13時33分のバスがほどなく来たので小畑(水窪)まで乗る。
バスには『市営・水窪バス』の文字が見える。
200mほど歩いて駐車場えと向かう。
14時、水窪を後にして帰路につく。

<メモ>
『第10ステ−ジ』は水窪・塩の道公園 〜 足神神社までを歩いた。
今回は車を『水窪・食事処・国盗り』付近に置いた。
(往路は徒歩、帰路は池島から市営水窪バスで小畑まで引き返す)
(水窪バス ‥ 小畑発池島方面行き  6:50 13:05 17:15)
(水窪バス ‥ 池島バス停発小畑行き  7:18 13:33 17:43)

参考記録。
歩行距離 塩の道公園〜足神神社 12`程度か?。
歩数 塩の道公園 〜 足神神社 18600歩。 歩数 塩の道公園 〜 足神神社 〜 池島バス停 21563歩。 歩行時間 約4時間30分程度(塩の道公園 〜 足神神社)

交通手段(市営水窪バス) 小畑発着 13時33分発 所要時間(20分程度) 料金 330円。
(要注意 遠鉄、西鹿島・水窪線との時刻表との連携なし)

資料 ガイドブック『塩の道ウォ−キング』他・水窪地域振興課マップ。
(今回は水窪町地域振興課の人達に問い合わせ等、大変お世話になりました)

<歴史・文化・e.t.c>
『第11ステ−ジ』について。
いよいよ次回は当初最終目的地と決めた、県境・青崩れ峠を目指す。

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