□おすすめ作品「うわさのミニ巫女」推薦文

とある方から「秋水さんがはまりそうな作品があるので布教させてください」といってとある本を薦めていただきました。
現在とても興味のあるジャンルだったので、ここはひとつ布教活動に乗って見るのも悪くなかろうと、薦められるままに、その本を読んでみたのですが・・・


ものの見事にハメられました!
薦めてきた方の予想的中、直球ど真ん中、どストライク!!
サイトで自分の好みについてはかなり書き散らしてきたので、好みを把握されててもおかしくはないのですが、ここまで寸分違わないものを薦められるとは・・・

そして自分はその人の思惑どおり、この場所で、その作品の布教活動をするための尖兵として、今ここに記事を書いているのです。

前置き長すぎた。
で、その作品というのがこちらです。


4061487884 うわさのミニ巫女―おみくじのひみつ (講談社青い鳥文庫)
柴野 理奈子
中島 みなみ
講談社 2007-10

by G-Tools
4062850273 龍笛のひみつ ―うわさのミニ巫女―
柴野 理奈子
中島 みなみ
講談社 2008-05

by G-Tools
4062850605 おまもりのひみつ―うわさのミニ巫女 (講談社青い鳥文庫)
柴野 理奈子
中島 みなみ
講談社 2008-11

by G-Tools

ごく一部のいい年した大人に注目されつつある萌え系イラスト付き児童書です。
講談社青い鳥文庫「うわさのミニ巫女シリーズ」(現在3冊刊行中)

見ての通り、小学生で巫女です。

でもそれだけでは、自分もはまりません。(実際巫女属性自体は余り高くないので。)

私と好みが相当近いという方で、騙されてもいいという方は、この先は一切ネタバレなしで読んで欲しいところです。

といっても、お前のの好みなど知らん!という方も多いでしょうし、よくわからんものに時間も金も裂きたくないという方の方が多いでしょうから、ここからもう少し作品の構成要素に踏み込みます。



さて、この作品の簡単な概要ですが

「小学生がひょんなことからフシギな力を手に入れ、巫女になって妖怪退治に大活躍!!
ライバル黒巫女も登場して、私どうなっちゃうの!?」




・・・みたいなことはこの作品では一切ありません。
妖怪自体出てきません。

地味で目立たない小学生の女の子が、神社で巫女としてお手伝いをすることになる、というのがこの作品の基本概要です、たったそれだけです。
ファンタジー的な要素はほとんどなく、普通の女の子が普通の登場人物に囲まれてがんばる、普通の日常メインのお話です。
じゃあ巫女ってギミックは何のためにあるの?と思われるでしょう。
そこは実際、読んでのお楽しみにして欲しいのですが、この巫女とその他のいくつかの要素が、ファンタジー要素のない話のはずなのに、ファンタジーじゃないけどファンタジーかもしれないと思わせるフシギな物語になっています。

そしてこの作品、話のネタに使われる素材に日本的なものが多いのも特徴。
さすがに「巫女」だけに、神社や神道、巫女のお仕事に関する解説や描写は丁寧です。祝詞とか御霊入れとか言霊とかも普通に出てきます。
神道や神社にまつわるネタが好きなら、これを小学生向けに書いてるのか!と思うとゾクゾクできます。
また重要な要素として主人公の女の子が書道家の家の子で小さい頃から書道の稽古をしていたりします。
その絡みで文字や言葉、「日本語」が物語の鍵の一つになっています。
他に出てくる話のネタが、和歌だったり、雅楽だったり、陶芸だったりと渋いです。
あくまで小学生の女の子向けの作品です。

あともうひとつ、主人公の女の子が、自分を地味な子と思っていて、とある事情もあってなかなか友達がつくれないという、ちょっと屈折した面をもっている所lが自分の中でかなりツボでした。これはもう完全に趣味ですが。

といったところで、あとは小学生の日常とか、女の子同士の友情とか、恋愛未満以前の男の子と女の子のやりとりとか、そんなジュブナイルげな何かがスキなら間違いなくオススメだと思います。

そんな感じで、興味をもたれた方は機会があったらぜひ読んで見てください。

読んでくれた方はぜひこちらも、ネタバレありの解説&感想です。


「うわさのミニ巫女」大解剖 第一回

「うわさのミニ巫女」大解剖 第二回

「うわさのミニ巫女」大解剖 第三回


□花ことばのひみつ −うわさのミニ巫女−第四巻 感想