本来なら、砂絵は残るべき絵画ではない存在でした。ここでは砂絵の魅力をより身近に感じ取っていただけるよう、制作の便宜上、残すものとしての砂絵として、学校の教材などに使われる砂絵セットの例でご紹介していきます。
準備するもの
・砂絵セット (色砂と砂絵用の粘着シートがあります。 (株)アーテック)
・色えんぴつ
・マジックペン(細)
・カッターナイフ(細めのもの)
・大きめの紙 2〜3枚(作業する机に敷きます)
・紙皿 数枚 (小さめ紙や、ふつうの皿でもよいです)
下描き
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砂絵用シートの紙の面に鉛筆で下描きしていきます。
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マジックペンで実線にしたいラインを描いていきます。
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色えんぴつで色を塗って色を計画していきます。
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カッターで下絵を切りぬいていく
砂絵用シートは、下絵を描いた紙の下が粘着性プラスチック板になってます。
砂を入れたい範囲の下絵を切り取り、粘着部分を出して1色ずつ砂を入れていきます。
細かい部分または濃い色を優先して作業をすると仕上がりがきれいです。
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下絵の、砂を入れたい部分の線に沿って
カッターで切り目をつけていきます。
カーブなどは、砂絵シートを回しながらカッターを入れていくとやりやすいです。
切り目を入れ終わったら、丁寧に切り取りたい部分を取り除きます。
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色砂を入れていく
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色砂は、紙皿に出しておきます。
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砂絵シートの下に大きめの紙を敷いて作業してください。
(砂がまわりに飛び散るので)
粘着シートの部分に指やスプーンを使って砂を置きます。
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置いた砂は、密着するように上から手で押さえます。
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砂を入れたら、砂をその砂の紙皿に戻します。
粘着部分にだけ色砂が入り、あとの砂は取り除かれます。
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下に敷いていた紙に落ちた砂を、紙皿に戻します。
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シートの裏も砂が付着しているので、取り除いてください。
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同じような手順で、次の色を入れていきます。
黒、青、紫、赤…の順に、色の濃いものから入れるときれいに仕上がります。
黄色や白などは、最後の方で入れてください。
ただし、細かい部分で、はずれそうなところは先に砂を入れてください。
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混色の方法
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色砂は色数がすくないので、ない色は作りましょう。
ここでは、紺色の表現を例にとってみます。
お皿の中で色を混ぜます。
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ぼかしの入れ方
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ぼかしは、砂絵シートの上で直接砂を置いていきます。
指で丁寧に色を置いていきます。
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違う色を置いていきます。
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指でなでて砂をぼかしていきます。
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完 成
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