社会保険とは

社会保険とは

社会保険とは、様々な定義がありますが、狭義には「健康保険」と「厚生年金保険」のことを言います。人が「働けない事態に陥ったとき」に、保険給付という形で面倒を見てくれる制度のことです。

社会保険加入する時の必要書類

法人の事業所は、社会保険の強制適用事業所です。また、個人事業の事業所も一定の条件にあてはまれば、加入しなければなりません。なお、令和4年10月から社会保険の加入対象者が拡がり、従業員数が101人以上の企業は年収130万円未満のパートタイマーであっても@週労働時間が20時間以上A雇用期間が2か月を超えて見込まれるB月額賃金が88,000円以上C学生でないという4つの条件にあてはまれば社会保険の加入対象となります。
■手続き先・・・・・事業所を管轄する年金事務所
■手続きの期限・・・事業を開始した日から5日以内
■提出書類及び添付書類

提出書類 添付書類

・健康保険・厚生年金保険新規適用届
・健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届
・健康保険被扶養者(異動)届
・国民年金第3号被保険者届
・保険料口座振替納付申出書

・登記簿謄本(3か月以内のもの)
・住民票の写し(個人事業所の場合)
・賃貸借契約書の写し(建物を借りている場合)
・賃金台帳
・労働者名簿
・タイムカード
・年金手帳

・被扶養者であることを証明する書類
・マイナンバー
・在留資格証コピー

健康保険とは

病気やケガ、またはそれによる休業、出産や死亡などにより、思わぬ出費が必要となり、ときには収入も途絶えて、生活が不安定になります。
そこで、こうした事態に備えるため、会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い、それを財源に必要なときに必要な人が保険給付を受けられるしくみとして、公的な医療保険制度があります。
健康保険はこうした公的な医療保険制度のひとつです。


厚生年金保険とは

厚生年金保険とは、民間企業に勤務する会社員が働き始めてから70歳に達するまで加入する公的年金のことです。
老後の生活保障のための「老齢厚生年金」をはじめ、病気やけがなどにより重度の障害を負った場合の「障害厚生年金」、そして被保険者が死亡した場合に遺族の生活を守るための「遺族厚生年金」の3種類について保険給付を受けることができる制度です。
厚生年金保険の保険料は労使折半で、被保険者は保険料の半分を給与天引きという形で支払います。

老後の年金について

老後の生活費の基礎となるのは、年金という方も多いかと思います。
公的年金は、次の図のようなしくみになっています。

注)上記の他、3階部分の上乗せ年金給付として、確定拠出年金(DCといいます)が新設されています。