C/1995O1 Hale-Bopp彗星1997年2月

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C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/27
撮影日 1997年2月27日5時22分31秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は23日以来の観望です。4時30分に起きると北の空は晴れているのですが、意地悪いことに彗星付近から南は雲が有ります。 PCとCCDのセットアップをして、雲の切れ間を狙って100mmレンズで狙うと直ぐに雲に隠れてしまいます。 そんな中に撮った100mmレンズでの画像です。 何時もモノクロばかりも味気ないので、少し色をつけてみました。(^^) その後FC−50に付け替えて撮像しようとしたのですが、中々雲が晴れずやっと雲間から撮像したときには5時20分を過ぎ、西の低空はすっかり明るくって来てしまいました(^^; そのため、コントラストが低くなってしまいました。
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像&全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。
C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/23
撮影日 1997年2月23日4時46分41秒 49分59秒 52分39秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
西の空には満月を過ぎたばかりの丸い月が煌煌と輝いています。夜空も明るく、彗星の尾も見栄えがしないですね
フィルムでの撮影では、フィルムのカブリが強く彗星の写りも悪くなります。 CCDでは、ダイナミックレンジが広いので月の光の影響も比較的少なく出来ます。
また、今回は100mmレンズも撮像してみました。 薄明が始まってからの撮像になってしまって写りが今一つですが、これからは写野の広いこのレンズの出番が多くなりそうです。
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像&全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。
C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/22
撮影日 1997年2月22日4時47分27秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
薄雲を通しての撮像です。この画像を撮り終える頃にはすっかり肉眼で見えなくなってしまいました。
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像&全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。
C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/21
撮影日 1997年2月21日5時11分00秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は起きた時(4h30m)には薄雲が有り、西空に沈みかけた月も真っ赤でした。
また、東の空には雲が横たわり彗星の辺りは星も見えません(;_;)  こりゃ駄目だから寝ようと思ったのですが、雲が僅かづつ動いているようなので、しばし待っていると5時過ぎてやっと見え出してきました。 透明度が悪いので良い画像は撮れませんでしたが、何とか一通り撮り終えると、東の空はすっかり明るくなってきてしまっていました。
双眼鏡では、明るさ&尾の見え方共透明度の低下の為、昨日に比べると寂しい見え方です。
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像&全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。
C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/20
撮影日 1997年2月20日5時05分33秒 5時09分19秒 露出 各60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は透明度も中々良くて、彗星の尾もイオンの尾は8cm11倍の双眼鏡での4度程度、ダストの尾は2度強程と良く見えました(^^)。 CCDでの撮像では、2x2ビニングの60秒露出でも核がブルーミングしてしまっています。 確実に明るくなっていますね。肉眼でも白鳥座の1等星デネブより明るい感じです、もしかしたら0等に突入しているかも知れませんね。 また、イオンの尾も明るくなっててきたのか、または、空が良かったのか今までで一番良く写りました。V字型に開いた尾は見事ですね!
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像&全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/17
撮影日 1997年2月17日4時41分46秒 4時48分47秒 露出 各60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は、娘が何と4時に目が覚めて起き出してしまいまして、隣に寝ている私も起こされてしまいました。おかげでゆっくり彗星を見ることが出来ました(^^; 眠い..
さて、今日は風が強いにもかかわらづ薄雲があり今一つコントラストが良くありません。それでも、5時近くになって彗星の高度が上がると、バックのカブリも少なくなってきました。 CCDでも、透明度が悪くなって光害の影響でバックががぶってしまうと、カブリの濃度が均一でないため補正が難しいのです。特に、モザイクに合成する時は困りますね。
ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像では前の方に髭が生えてきたようです。 また、全体像ではつぶれてしまって見えないコマ内部の様子もご覧ください。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/15
撮影日 1997年2月15日4時55分15秒 5時00分07秒 露出 各60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は、しっかりおきることが出来ましたが..さすがに4時半は眠いですね(^^;
空も良くは晴れていましたが、もう一時ほどの透明度は無いですね。双眼鏡でも尾は短めで、イオンテイルは判りませんでした。 80mm11倍の双眼鏡ではバックが明るくて、76mm屈折20倍で見るコマ周辺の方が良く見えます。 核から吹き出すジェットは依然活発ですが、傘の北側のジェットが段々薄くなって来ているようですね。
核付近の細かい構造は、Okano's Digital Astronomy Gallery(岡野さんのホームページ) にCCDによる素晴らしい画像が有ります。色彩強調により、モノクロ画像では判らなかった、核からのダスト&イオンのジェットの吹き出し状況が良く分かり必見の画像ですね。
また、相変わらずのローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像も見てください。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) ジェットの変化1/4-2/13
撮影日 1997年1月4日−2月13日 
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング&ビニング無し -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正
t.exe氏作のSBIGRgradにてRotational Gradient処理 回転角 15度  後中心部分250ピクセルを切り取り合成、文字入れ
19日以前の画像は2x2ビニングしてあるため、2倍に拡大しました。
僅か、5cmの望遠鏡でも複数吹き出すジェットの変化が判ります。
素晴らしいソフトを作って頂いた、t.exe氏(江草氏)に感謝いたします。m(__)m
皆さんの画像も、一度処理してみませんか? きっと素晴らしい発見が有りますよ!! *画像のサイズは(1250*1000ピクセル)262Kb有りますので、回線のすいているときにでも見てくださいね

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/13
撮影日 1997年2月13日5時26分04秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今朝は、透明度は良かったのですが東の空に雲が有り中々退いてくれません(;_;)
雲が退いた後は撮像の時間が少なく、良いフレームが撮れなかったので今回は1枚のみです(^^;
ところで、撮像中に76mm屈折で彗星を見ていたのですが、今日は彗星の色が良く分かりました。 核は少し黄色みを帯びて、向って右側の明るいジェットは核同様の黄色未お帯びていて外側は赤っぽい感じです。 、反対側のジェットは明るさは少し弱く、遠ざかるに従い黄色から少し青みを帯びています。 こちら側はイオンの尾の色でしょうか? 皆さんはどのように見えますか?
また、ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像も見てください。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/10
撮影日 1997年2月10日5時12分01秒 18分58秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今日は透明度が悪くて、わし座の1等星のアルタイルもやっと見える始末です(;_;)
双眼鏡でも、月が無いのに尾も申し訳程度有るのが判ります。何だかもう春の空ですね。 CCDではバックのカブリが大きく、2枚の画像を張り合わせても継ぎ目が目立ってしまいました(^^; 今日は、以前のリングマスキングでは無く ローテーショナルグラディエントフィルターをかけた画像 をご覧ください。リングマスキングした物より淡い対象が見やすい様です。 また、昨年の11月17日の画像も処理してみました。ヒトデの様な姿が良く分かります(^^) なお、60cm望遠鏡で撮像&処理した画像は久万高原天文台 に素晴らしい画像がありますので、合わせてご覧ください。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/8
撮影日 1997年2月8日5時20分16秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をしてあります
今日は薄雲があり、CCDを冷却し終わって数枚薄雲越しに撮像したら、もう彗星は雲の下に隠れてしまいました。 画像は薄雲越しで写りが悪いです(^^;

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/7
撮影日 1997年2月7日5時20分51秒 23分38秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
今日は、尾の中に小さくて可愛い矢座のM71星雲がすっぽり入って中々の見物です。(^^) 彗星のコマの部分は明るいのですが、尾は意外と淡くて中々良く写りませんねぇ。 もう少しイオンの尾が写ってくれると良いんですが。
76mm屈折100倍では、明らかに核からの吹き出しは南側が明るくなって来ています。 中々、細かい構造も有りそうで少し大きい望遠鏡で見てみたいですね。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/4
撮影日 1997年2月4日5時27分44秒 32分36秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
月明かりが少なくなって来ても明るい空ですが(^^;、それでも見るたびに尾が段々長くなって来ています。JPLのHPでは15度!何て報告もあるようです。
私のST−7でもやっとイオンの尾が淡く写りだしました、斜め上にすーっと延びている感じが判りますでしょうか?かなり淡い写りですがフレームの外まであるようです。 なお、イオンテイルの画像はCrni Vrh Observatory に干渉フィルター+CCDによる素晴らしい画像が有ります。

C/1995O1(Comet Hale-Bopp) 2/2
撮影日 1997年2月2日5時35分43秒 39分54秒 露出 60秒
口径5cm F5.8 屈折望遠鏡+ST−7(2X2ビニング -9.7度)
高橋EM−10にて自動追尾 撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラットフィールド補正 t.exe氏作のSBIGImageにて動的双曲変換をした画像2枚を、張り合わせて有ります。
月が少し細くなってきたためも有ってか、31日に比べて双眼鏡で尾も長く、2度以上見える感じです。
今日、1月分の画像を一枚にまとめて見ました。 サイズが大きい(270Kb)のですが、明るさと尾の変化が良くわかると思います。ネットのレスポンスの良いときにでも是非ご覧ください。

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1997/2/7