ゆういちの星空日記

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 <9月30日>(水)
 今日も一日曇り空でした。早く秋の青空がみたいですね。
今年の夏からの不順な天候のためか、なんと!熊谷市の別府公園の冬桜が咲いています!  昼休みに月間天文を買いにいった帰り道に、白い花が咲いているのに気が付いたのですが、昨年は11月初めに咲き出したのに、今年は一月も早く咲き出してしまいました。 ラジオで紅葉前線は、平年並みか少し遅れるなんて言っていたのに、この桜は、どうしてしまったんでしょうかね?

 ところで、7月に打ち上げられた日本の火星探査機「のぞみ(PLANET-B)」は、9月24日午後4時23分に、最初の月スイング・バイ(月の重力場を利用した探査機の加速)に成功しましたね。 その辺りの詳しい情報は、Space Serverにあります。 また、ここからのリンクでのぞみのカメラが撮影した月や地球の画像達も、見る事が出来ます。
もう一つのNASAの日本語での情報満載のページMoriの天文ページでは、NASAガリレオ探査機のカメラで撮影された木星の4つの内側小衛星の画像を見る事ができます。 各画像の画素当たりの解像度は、画像により5.4−7.5Km!との事ですが、どの衛星もジャガイモの様な形です。 他にもこれでもかと言うほど興味深い情報満載で、これだけの情報を翻訳、レイアウトして見せていただけることに、いつも感心すると共に本当に感謝します。

 今日のスナップショットは、別府公園の冬桜です。
この公園は、国道17号深谷バイパスと上武国道の分岐の手前を南に向かって直ぐの公園です。 この冬桜は、まだ木も10本程度で未だあまり大きくないですが、お近くを通った時にでも休憩に立ち寄ってみませんか?

 <9月28日>(月)
 今日も、朝は雨でした。日中は、雨はあがったののハッキリしない天気ですねぇ。 今週末は、娘の保育園の運動会や、自治会の運動会も有るのですが、週間天気予報もあまり良くなさそうですね。

 今朝、樋野さんの木星会ホームページを見ていたら、1968年に初めて買われた望遠鏡の話が書いてありました。 実は私も、樋野さんの80mm反射望遠鏡と同じような望遠鏡を持っています。 アストロ光学のLN3Pと言う口径84mmF9の反射赤道儀です。 友人が初めて買った望遠鏡なのですが、数年前に捨てるけど要る? と言うので、私のものになったわけです。(^^) 今では口径84mmなんて小さな口径の反射望遠鏡は、見かける事は無くなってしまいましたね。 でも、この小さな望遠鏡は少し鏡のメッキはへたっていますが、結構良く見えるんですよ!(^^)
 ところで、1968年当時の望遠鏡の事を、以前蚤の市で買った天文と気象(今の月間天文)1968年5月号(定価 150円)で見てみると、残念ながら私のアストロの望遠鏡の値段は載っていませんが、 ミザールH−100型反射赤道儀(32,000円)、ダウエル光学の創業45年記念大特売?90mm反射経緯台(14,000円)、高橋製作所TS式 65mm屈折赤道儀(33,500円)、未だ光友社と言っていたビクセンパラボラ100反射経緯台(29,800円)、 内田洋行が総発売元になっていた、五藤光学のテレパック50AL(5cm屈折経緯台)(19,500円)なんて言うのが載っていますね。
ちなみに、私が1973年に初めて買った望遠鏡は、ミザールR100と言う口径10cmの反射経緯台でした。 本当はH100が欲しかったのですが、貯めたお小遣いが足りなかったんです。 これで初めて見た土星は、今も忘れませんね(^^)

 今日のスナップショットは、ここの所一斉に咲き始めた庭のコスモスです。

 <9月26日>(土)
 今日は、一日雨が降ったり止んだりで、午後からは降りも一層強くなってしまいました。 近くの学校では運動会が有ったようですが、一応やった物の午前中で中止になってしまった様です。 前線が日本の上空に居座ってしまったようで、困ったものです。

 先日ここにM31の画像を載せました、ビットラン冷却CCDカメラ(BJ−31L)ですが、聞いた所カタログには乗っていないけれど、548,000円で販売しているそうです。 私も一台いかが?と言われたのですが、¥が有りません(^^; でも、130万画素は魅力ではありますね。

 今日のスナップショットは、ペガスス座の系外銀河NGC7331です。
ペガスス座の前足のη星の北西に有るSb型の銀河です。 のこ銀河は明るさも、大きさも、それ程では無いので、望遠鏡で見ても余り見栄えはしませんが、大きな望遠鏡で撮った写真では輝く中心部のコアに、長い腕が巻き中々素晴らしいです。 また、この銀河の南30′程南には”ステファンの五つ子”と呼ばれる小さな銀河が群れて、大きな望遠鏡による写真では互いに影響を及ぼしている姿を見る事が出来ます。 ただ、5つの中の一つだけは赤方偏移が他の銀河とは違う様で、この銀河はたまたま同じ方向に見えている様です。 しかし、何れも13等級程度と暗く小さいので、見るにも形を写すのも難しい対象ですが、いつか写して見たい対象でも有りますね。
また、NGC7331の周りにも小さな銀河達がいくつか見られますね。

★DATA
 NGC7331 ペガスス座の系外銀河
  RA, Dec: 22h 37m 5.1s , +34d 25m 9s (E2000)
  Magnitude: 10.33 Size (mins) 10.6 x 3.8 Source Catalog PGC
  DATE 1998/9/20 Time 23h20m00s(JST) Exp480sec(120s*4)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <9月24日>(木)
 今日は、小惑星Eunickeによる、くじら座の7.6等の恒星の掩蔽でしたが、ここ深谷では天候が回復せず、星は姿を見せてくれませんでした。(T_T)  ヒマワリ画像でも、日本の上に前線の雲が未だかかっているようですが、観測出来た方がいらっしゃいますか?  日本のどの辺りを小惑星の影が通ったか興味がありますね。

 今日のスナップショットは、くじら座の系外銀河M77です。
くじら座のδ星のすぐ東側に有るこの銀河は、セイファート銀河と呼ばれる変わった銀河でも有ります。 セイファート銀河は、非常に明るい銀河で特に中心核が極端に明るく小さいのが特徴です。 この様な銀河は、現在200個以上発見されていますが、このM77は小さい望遠鏡で見る事が出来る唯一の銀河です。

★DATA
 M77(NGC1068) くじら座の系外銀河
  RA, Dec: 2h 42m 40.2s , -0d 0m 48s (E2000)
  Magnitude: 9.64 Size (mins) 7.0 x 5.9 Source Catalog PGC
  DATE 1998/9/16 Time 24h15m59s(JST) Exp240sec(120s*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <9月22日>(火)
 昨日に続いて、今日も台風7号が和歌山県に上陸してしまいましたね。 ここ深谷市でも、日中は南東からの生暖かく強い風が吹いて、鉛色の低空の雲も南東から北西へ早く動いていました。 また、風や雨による被害が心配ですね。

 今日のスナップショットは、ビットランの冷却CCDカメラ(BJ−31L)によるM31です。
この画像は、先日、CSTの早川さんが八ヶ岳で撮像したビットランの130万画素のモノクロ冷却CCDカメラ(BJ−31L)と、ニコンの200mmF2望遠レンズによるアンドロメダ大星雲です。 今日、早川さんからメールでいただいた画像ですが、”BJ−31L”と言うカメラ名は初耳でした。 これは、ちょうどBJ−30にCとLのモデルが有るのと同じで、130万画素もモノクロモデルが有ったのですね。 モノクロの場合は、実際に130万画素(1280x1024)有るので、さすがにファイルサイズが大きく、申し訳ないですが1/2に縮小させていただきました。

★早川氏(CST)よりの撮像DATA
 M31
 ニコン200mmF2 BJ-31L(130万画素)露出2分
 エドモンドIRカットフィルター使用
 EM-200TEMMA赤道儀にて自動ガイド
 ステライメ−ジ2にて画像処理
 1998年9月19日 八ヶ岳麦草峠にて

 <9月21日>(月)
 今日は、台風のが紀伊半島に上陸したようですね。 こちらでも台風の余波か?大雨洪水注意報も出て、一時横殴りの強い雨が降ったりして、少し荒れ模様の天候でした。 テレビやラジオでもニュースになっていましたが、自宅から数キロ北西の新戒地区では、竜巻による突風で、交差点で止まっていたトラックが横転したり、飛んできた物で窓ガラスが割れて、怪我人も出たようです。 また、利根川の反対側の新田町でも、強風による被害が有った様です。
我が家のせっかく立て直したコスモスも、また倒れてしまいました(T_T)

 今月の24日に、小惑星Eunickeが、くじら座の7.6等の恒星を最大13秒程度隠す現象が、日本で見られる可能性が有りそうです。 珍しい現象でもありますので、皆さん是非観測してみませんか?
この現象の詳しい情報は、AstroArts Home Pageや、FAS(府中天文同好会)、また、今後の小惑星のよる恒星食の予報は、甲田さんのページに詳しく掲載されています。

 今日のスナップショットは、さんかく座の系外銀河M33です。
有名なアンドロメダ大星雲とアンドロメ座のβ星を挟んで反対側に有る、アンドロメダ大星雲に次いで大きな銀河です。 この星雲は大きく明るいので、空さえ暗ければ肉眼でも何とか見つけることが出来ます。 ただ、実際に望遠鏡で見ると、意外と淡く思ったより見栄えがしませんね(^^;  写真では、二本の大きく開いた腕が見事ですね。 ところで、この画像の左上に有る少し楕円形に見えるところは、このM33の中に有る直径1500光年近くも有る大きな散光星雲(NGC604)で、宇宙空間で観測しているHSTで撮った画像では、ガスが複雑に絡み合い、素晴らしい姿を見せています。 また、この星雲の中では、新しい星が生まれているそうです。

★DATA
 M33(NGC598) さんかく座の系外銀河(Triangulum galaxy)
  RA, Dec: 1h 33m 50.9s , +30d 39m 37s (E2000)
  Magnitude: 6.20 Size (mins) 70.3 x 41.8 Source Catalog PGC
  DATE 1998/9/16 Time 25h40m30s(JST) Exp240sec(120s*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <9月20日>(日)
 今日からお彼岸に入りましたね。 しかしながら、今日はとても暑く夏のような陽気です。
 先日の台風で倒れた我が家のコスモスも、大分咲き出しました。 そんなコスモスを見ていたら、毎年奇麗なコスモスの花を見せてくれる、群馬県新田町のコスモス畑に行こうと言うことになりました。 現地に付くと、休耕田を利用して花を撒いた田んぼの真ん中に有る会場には仮設テントも張られて、地場産品やアイスクリームを売ったり、昨日はバンドが入ってコンサートをしていました。 肝心のコスモスの花は、未だ早いようで未だ開いている花は少なく残念ですが、黄色の花は畑一面咲いて奇麗な眺めでした。 また、来月になったらまた行ってみようと思います。

 所で、18日の日記で書きました、C/1998M5(リニア彗星)の件ですが、福島県の村松さん(紫光星さん)から9月14日に撮像した画像(1998/9/14 23h08m03s exp300sec ε200+ST-8)と、土星の衛星名のコメントを頂きました。 有り難うございましたm(__)m 早速、彗星の画像とステラナビゲーターのシミュレート位置を比べると、どうも位置が合いません。 それで、ステラナビゲーターの彗星の軌道要素を10月号の天文ガイドの物と比べると少し違っています。 今度は軌道要素を天文ガイドの物に変えてシミュレートして見ると、村松さんに頂いた画像にぴったりです。 今晩新しい位置推算の場所を撮って見ると、無事C/1998M5(リニア彗星)(MT-130+ST-7 120sec)を写し撮ることが出来ました。(^^)

 今日のスナップショットは、うお座の系外銀河M74です。
うお座のη星の約1度東側に有る系外銀河です。 ぐるっと取り巻く長い腕が見られますが、かなり淡いですね。

★DATA
 M74(NGC628) うお座の系外銀河
  RA, Dec: 1h 36m 41.9s , +15d 47m 10s (E2000)
  Magnitude: 10.00 Size (mins) 10.4 x 9.5 Source Catalog PGC
  DATE 1998/9/16 Time 25h48m17s(JST) Exp360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <9月18日>(金)
 台風一日の好天も一日で終わり、今日は曇り空で晩は雨もパラパラ降りました。 もう少し秋晴れが続いてくれると良いのですけれどねぇ..
 8月が終わったばかりと思っていたら、今度の日曜からもう彼岸の入りですね。 田圃の畦では、この時期を見計らったかのように彼岸花(マンジュシャゲ)が咲き始めました。 昔は墓場の近くに多く咲いていたり、葉が後から出る事から”歯欠けばばあ”何て名前で呼ばれて印象は良くありませんでしたが、田圃の畦に咲くこの花は、少し黄色みを増してきた稲とのコントラストで中々綺麗です。

 今日のスナップショットは、これから見頃な土星です。
16日の夜は、台風一日で透明度は良くなってきた物のシーイングが悪くなって来ました。 CCDで撮像するときに、ピント確認アイピースで覗いていても土星が細かく揺れて、カシニの間隙も見えたり見えなかったりです。 それでもせっかくだからとMT−130とST−7(1秒露出)で写した時の物です。
所で、Hiroyuki Kondo SPACE GALLERYの近藤さんは、この望遠鏡の上位機種の16cmの反射望遠鏡(MT−160)と冷却CCDカメラ(ST−5)を使い、素晴らしい土星や木星を写していらっしゃいます。 特に今シーズンの木星&土星像はとても16cmの望遠鏡で撮った物とは思えない程のスーパーショットです。 また、大変有名な岡野さんのOkano's Digital Astronomy Galleryでも、HSTで撮ったのかと思うような土星を見る事が出来ます。 私も何時かこんな画像を撮って見たい物です。(^^)
それと、直焦点で衛星の画像も撮ってみましたが、タイタンは分かるものの他の衛星は何て言う衛星なのでしょうかねぇ?

 <9月17日>(木)
 昨夜は、台風一日の星空を見る事が出来ました。(^^)  透明度はベストと言う訳では有りませんでしたが、深夜になってからは、秋の天の川辺りが薄っすら明るく見えるような気がしました。 そんな星空なので、20時半ころ自宅に帰りつくと、早速玄関から望遠鏡を引っ張り出して庭にセッティングしました。 まだこの時間では、車の通りも多くありヘッドライトの光や振動が多く、また、南西に有る農村公園のナイター照明で望遠鏡の影が出来ています。 セットアップ後に、夕食を済ませて、先ずは、10月のジャコビニ流星群の母彗星、21P Giacobini-Zinner彗星をねらいます。 予め調べておいた位置をスカイセンサーに入力し自動導入してみると、西空に有るこの彗星は、もうすぐ近くに有る電線にかかりそうな位置です。 冷却CCDカメラのフォーカスモードでPCの液晶画面に映し出された彗星の画像は、小さく淡いものですけれど少し尾が見えますね。 位置を中心に導入して、露出120秒で撮影してみると、ガイドが悪くてしっかり流れてしまっています。(T_T)  ここで所用が出来たので、数うちゃ当たる自動で90秒露出で10枚撮像するように設定して、用事を済ませてから撮った画像を見ると何と全部流れています。(T_T) 赤道儀のセッティングが悪いのか?と、もう一度セットアップし直して、もう10枚撮りましたが、望遠鏡の向いている方向が悪いのか?ガイドがやっぱり上手く行きません。。 他を撮る都合も有るので、これは諦めて、次のC/1997J2 Meunier-Dupouy彗星を導入します。 こちらは何とか120秒でとれました。次は白鳥座の大きい十字の中心の星の近くに居るはずのリニアー彗星です。 しかし、彗星が小さいのかポインティングが悪いのかC/1998M5彗星が居るはずの位置には、見えません。 少し周りを撮って見たのですが見つかりませんんでした、光度の報告は10等台と明るく報告されているので、ステラナビゲーターで計算させた位置が違っていたのかなぁ?(後でステラナビゲーターで確認してみましたが、この画像の中央少し右に写って居るはずなのですが..)  また、今度晴れたら再挑戦してみましょう。その後、いくつかのM天体やNGC天体と、南中している土星等を撮りながら、小さい屈折望遠鏡で秋から冬の天体をいくつかることが出来ました。 周りの草むらで鳴く虫達の声を聞きながらの星見は、風情がありなかなか心地が良いですね。 そんな事をやっているうちに、東の空からは奇麗な地球照が見せながら三日月が上って来ました。 早速望遠鏡を向けてみると、低空のために空気の流れで激しく揺れる月の前を薄雲がゆっくり流れてなかなか良い雰囲気です。 明日の仕事も有るからと、望遠鏡を閉まって寝たのは3時を回ってしまいました。(^^; でも何故かこんな日の目覚めは良いんですよね(^^)

 今日のスナップショットは、ちょうこくしつ座の系外銀河NGC253です。
この画像を撮った我が家の庭は、望遠鏡の設置位置の3メートル程南を県道が走り、2メートル程西には市道が走っています。 県道は朝晩は交通量も結構有り、容赦無く望遠鏡に車のライトが射し込み、車の振動で星が暴れてしまいます。 この画像を撮った頃から、トラックの動き出す3時頃までが一番車の通りは少なくなって、南の低空を撮るには都合が良いですね。 この画像は、120秒露出で数枚撮った中の一枚です。他のコマは全部ガイドが流れ、120秒ではさすがに露出不足ですね(^^;

★DATA
 NGC253 ちょうこくしつ座の系外銀河(Sculptor galaxy)
  RA, Dec: 0h 47m 33.1s , -25d 17m 18s (E2000)
  Magnitude: 7.71 Size (mins) 27.7 x 6.9 Source Catalog PGC
  DATE 1998/9/16 Time 25h00m01s(JST) Exp120sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <9月16日>(水)
 心配していた台風5号は、静岡に上陸して山梨から関東を横断してしまいました。 ここ埼玉県北部の深谷市では、昨夜は私は早く寝てしまったので良く分かりませでしたが(^^;、今日になって人から聞いた話では、2時から4時ころは、かなり風、雨ともが強かった様です。 そんな強風の為に、我が家の庭の咲き出したコスモスが、すっかり倒れてしまいました。(T_T)  それでも、6時頃に起きてから家を出る8時頃までは、雨と風も大して強くなかったのですけれど、仕事場に到着した8時30分少し前くらいから1時間ほどは強い風と雨が降り、台風が近くを通っているんだなぁと思わせる嵐でした。 ちなみに9時頃には台風の中心は、つくば市付近にいるとラジオで言っていましたので、やはりこの頃が一番近くだった様ですね。 埼玉県でも南部では床下浸水等の被害や、各地での電車の運転停止も有り、この付近の学校も休校や、始業を遅らせたりしたようです。 家の周りでも朝から消防車が赤い回転灯をまわしながら巡回していました。 人や家屋への被害は田んぼでは、稲が倒れたりネギも冠水したり倒れたり、また、路地のキュウリの木は葉っぱがもぎ取られ駄目になってしまったりと、農業被害が有ったようです。 しかし、時間と共に強かった風と雨も次第におさまり、10時30分頃には見る間に青空が広がり始めて、その後は真夏のような暑さになりました。  皆さんの所では大丈夫でしたか?

 今日のスナップショットは、今日の昼休みに自宅へ帰る時に見えた青空です。
この画像は、R17号深谷バイパス近くから撮ったものですが、バックに小さく見える山は、群馬県の赤城山です。 こんなに奇麗に赤城山が見えたのは、久しぶりですね。 ちなみに画像の端っこに、小さく我が家も写っていたりします。(^^)

 <9月15日>(祝)
 日記の更新が久しぶりになってしまいましたねぇ(^^;  その間にも、春の空の様な透明度で星空は何とか見えてはいたのですが、ST−7の乾燥剤のベーキングをしたり、1昨日は、娘が熱をだしたりで星見も出来ませんでした。  天気予報では、明日の明け方には台風が上陸しそうな雰囲気ですね。被害が無ければ良いのですが、、、まあ、台風一過の透明度の高い空を楽しみにしましょう。

 先日、KAINANの星空(徳島海南天文台)の、丸岡さんから、徳島海南天文台に定点カメラを設置したとのご案内を頂きました。 天文台に行く方の天候確認用との事ですが、遠距離に観測所を持つ方には行ったけど曇っていたぁーなんて確率も減り良いアイディアですね。 海南天文台のカメラは日中だけですけれど、八ヶ岳に有る岡本さんのカメラは、夜には蓄光型のCCDカメラに切り替わり星空も見る事が出来ます! もちろん、冷却していないCCDカメラなので画面には星に似た熱ノイズも結構見られますが、晴れていれば明るい星を辿って星座の形も分かります。 八ヶ岳も場所により随分天候が違いますが、それでもお出かけ前に天気の確認には良いですね(^^)
もう一つ、KAINANの星空(徳島海南天文台)では、発売されたばかりの高橋のBRC250の星像や、ペンタ67との組み合わせでの周辺光量の様子を見る事が出来ます。 まだ、広告にも実際撮影された画像も出ていないので、購入予定の方は参考になるでしょうね。(^^)

 今日のスナップショットは、口径3cmの望遠鏡による月面です
9月9日にMT−130の望遠鏡の直焦点で写した月です。しかしながら、ST−7では早いシャッターが切れないために、手持ちのND4フィルターを付けたのですがまだ露出オーバーです。 仕方が無いので、太陽観察用の絞りキャップで口径3cm!にして写しました(^^; 何か中途半端な構図ですが、これは3枚を合成して全体像にしようと思って撮った真ん中の一枚です。  露出0.4秒、冷却温度10度(結露してしまうので)、ステライメージでデジタル現像、シャープフィルター後、画像を少し小さくしてあります。 フラットフィールド補正をしていないので、月面にCCDのチップのゴミが沢山映り込んでしまいました。(^^;

 <9月9日>(水)
 今日も一日、良い天気になりました。 気温も、熊谷のアメダスでは30度を超したようです。 でも、真夏のような蒸し暑さが無いので過ごし易いですね。
今日の夜空は、晴れては居るのですが春の空のように薄雲がかかり、南東の空の木星と天頂に夏の大三角が寂しく光っているだけです。 それでも、せっかくの星空だからと望遠鏡を持ち出して双眼鏡を便りに北極星を探してセットアップました。 抜けの悪い空でも、天頂近くの彗星(リニアー)だったら撮れるかな!と、スカイセンサーで導入するも、S/Nが凄く悪くて彗星らしき物は見えません。 いやにS/Nが悪いと思ったら、CCDカメラのCCDチップが結露しているようです。 こりゃ乾燥剤をベーキングしないと駄目ですね(T_T) そんなもんでCCDは常温に戻して、月、木星を少し撮って見ましたが写りは今一つです。(^^; そんな訳で、今日は大した撮像も出来ずに、自分の目と望遠鏡で、月、木星、土星と梯子を楽しみました。 特に木星は、一時シーイングが良いときがあって、久しぶりに見る木星は大赤斑も見え楽しめました。

 今日のスナップショットは、ビットランカラーCCD(BJ−31C)で撮った網状星雲です。
先日、ここにBJ−31Cの事を書き込みましたら、ここを見た早川さんが画像をメールしてくださいました。ありがとうございますm(__)m
この網状星雲の画像は、CSTで見たときに比べると少しコントラストが高い為か、JPEG圧縮しているためか、または家のモニターの為か、少し透明感と彩度が悪くなってしまった気がします。 それでも、口径10cmの望遠鏡に10分露出でこれだけ写ると言うのは、一昔前では考えられない事ですね。(^^)
ちなみに、単番のカラーCCDカメラは、130万画素と言ってもRGBG(だったかな?)の4ピクセルを一まとめにして発色させています。 この画像は、補完して130万画素になる前の元データーなので、130万画素では有りませんが少しファイルサイズは大きい(500kb)ので、回線の空いているときにご覧くださいね(^^)

以下、CSTの早川さんからのデーターです。
網状星雲 ペンタ100SDUFU+エドモンドIRカットフィルター
     露光時間10分 
     CCDソフトのレベル調整のみ

 <9月9日>(水)
 今日は、気持ちの良い青空になりました。 それでも、秋の抜けるような青空と言うより薄いベールがかかったような感じで、秋晴れだったら良く見える秩父や上州の山々も見えませんでした。 それでも、今日は☆が見られるぞ!と仕事の片づけもそこそこに外に出ると、、何と一面の雲(T_T) 何てこった!  昨夜は、薄雲は有ったのですけれど雲間にも月や木星が見えていたんですよねぇ... でも、書類の整理で遅くなったので、寝る前にベランダから小さい望遠鏡で少し見ただけで寝てしまいました。(^^; 残念..

 今日は、朝から晴れていたので、仕事に行く前に二階の部屋の中から窓越しに太陽を見てみました。 先日の大きな黒点群は太陽の周辺部に周り、小ぶりな黒点ばかりになってしまいましたが、その分数があり中々楽しめますね。 先日からここに張り込んである太陽画像ですが、左手で太陽を投影するケント紙を持ち、右手でカメラを持って接眼レンズの近くから覗き込むように撮っている物ですから、それぞれの太陽画像の方向が合っていなくてすみません。(^^; 何か材料を見つけて、せめて太陽投影版は望遠鏡に固定したい所です。それとも、ST−7で撮ろうか..

 今日のスナップショットは、実って頭を垂れ始めた稲穂です。
新潟や福島と言った美味しいお米の産地は、集中豪雨で大変な被害が出てしまいましたが、この辺りでは若干日照不足はあるものの、稲が実って田圃も真っ青から少し淡い色になってきました。 お米屋さんでは、もう随分前に九州や四国の新米が出まわっていますが、この辺りでの稲刈りは例年10月半ばですね。

 <9月6日>(日)
 毎日相変わらずの天気が続きます。 今日は、月が部分的に薄っすら暗くかげる半影月食が見られるはずで、ここに張り込むためにCCDで撮像予定だったのですが、べた曇りで見られませんでした。(T_T) 皆さんお住まいの所ではいかがでしたか?

 昨日は、仕事が終わってから、久しぶりに行田市にある望遠鏡販売店(CST)に行ってきました。 用事は、モータードライブのギアを注文に行ったのですが、ついでに今月号の月刊天文でも記事になってるビットランの新しい130万画素のカラー冷却CCDカメラ(BJ−31C)の話しを聞いたり、実際に撮像された画像も見せて頂く事もできました。 ビットランのホームページにもこのカメラで撮ったM42の画像がありますが、今回見せて頂いた画像は、ペンタックスの100SDUF2で撮った網状星雲です。 これは撮りっぱなしの画像で、各色のレンジを調整しただけでしたが、とても透明感が有る発色でした。 しかも、カラーフィルムでは写り難い青が良く写っています!  写りからすると、心配されていたピクセルが小さくなった事による感度低下も、それ程出も無いようですね。 カラーの冷却CCDカメラは、モノクロの冷却CCDカメラから比べると確かに感度は低いですが、カラーフィルムに比べると断然感度が高く、また冷却CCDの三色合成撮影に比べても後処理の事を考えると少ない労力で撮れそうです。 CCDでの撮影時の各人の個性とも言える、モノクロのCCDのフィルターワークによる自由度は減ってしまいますが、発色はソニーのCCDはコダックのカラーCCDと比較して癖の無い私好みの色になりそうです。 ただ、光害地や空気の透明度の悪い時は、モノクロで三色フィルターでの撮像とは違い、S/Nが悪くなった色を露出時間で調整出来ないことや、フラットフィールドの問題、等々不利な面も有るようです。 今回は、画像を頂いて来なかったのですが、また今月試写に行かれるとの事で今度はここからも見れるように画像を頂いて来ようとおもいます。 でも、ここに張り込むには130万画素はサイズが大きいかなぁ?..
まあ、CCDの取り込みソフトの具合は未だ詳しくは見ていないですし、惚れた物の弱みで少し誉めすぎかもしれませんが(^^;、一度使ってみたいと思わせるだけのインパクトがありました。 欲しいなぁ。。。

 今日のスナップショットは、白鳥座の網状星雲です。
夏の天の川に大きく十字を描いている白鳥座の右の翼の先にあるこの星雲は、ガスの絡み合う様から外国では”Network Nebula”、日本では網状星雲と呼ばれています。 この星雲は、遠い昔に超新星の爆発により出来た物と言われています。 白鳥の右の翼のε星の直ぐ南にある52番星を貫く形にあるのが、西側の星雲(NGC6960)です。 それに対して”い”の字型に、左側(東側)に見えるの少し明るい方の星雲が、今日の画像になっている (NGC6992-5)の星雲で、写真では両星雲の間にも淡い糸屑の塊のような星雲が見られます。 あまり明るい星雲では無いですけれど、空が良い所では双眼鏡でも”い”の字の左側の星雲は良く見えます。 また、30cmクラスの望遠鏡では、星雲の光の成分を良く通すフィルターを付けて見ると、写真の様に絡み合った模様が良く見えて迫力です。 未だご覧になった事が無い方は、是非観望会等の機会に見てみませんか?
またもや古い画像で、申し訳有りません。m(__)m

★DATA
 NGC6992−5 白鳥座の超新星残骸(Network Nebula)
  NGC6992-5 RA, Dec: 20h 56m 24.0s , +31d 42m 59s (E2000)
  Size (mins) 60.0 Source Catalog NGC
  DATE 1997/6/6 Exp720sec(180s*4)
  Takahasi EM-10+FC-50(D:50mmF5.8)+ST-7(2x2binning temp-4.8d)
  撮影地 埼玉県深谷市


 <9月3日>(木)
 昨日は娘の”舞美”の4回目の誕生日でした。(^^)  大好きな、お寿司と誕生日ケーキで、少しばかりのお祝いをしました。 娘は、ケーキのロウソクを吹き消して、誕生日祝いのプレゼントをもらい大喜び!でした(^^)

 相変わらず夜は星空が見えませんけれど、今日も昼休みに雲の間から少し太陽が顔を出したので、望遠鏡を出して太陽を見てみると、先日の黒点の内の一群が発達して中々立派に見えています。 先日と同じように、白い紙に太陽を投影した画像をデジカメで撮ってみました。 薄雲が有ったりでコントラストが悪くて、相変わらずの写りですがけれど全体像黒点の部分拡大を見てください。 ちなみに、処理前の画像はこんなにコントラストが低いです。  この画像をトリミング、縮小、レンジ&色調調整し、アンシャープマスクをかけ、その後画像を裏返しにしてあります。 この大きさだと、目の良い方だと十分減光すれば肉眼でも見えるかもしれませんね!

 今日のスナップショットは、誕生日パーティーで大はしゃぎの娘です。


 <9月1日>(火)
 今日から学校も始まり、夏も終わりだなぁと言う感じですね。 ここの所、夜に草むらから聞こえる虫の音も、いっそうにぎやかになってきた感じです。
今日は、防災の日でもあり、台風の来襲が多いと言われている二百十日です。 先日の台風4号は上陸こそしませんでしたが、普通の台風の被害以上に刺激された前線による大雨のために、各地で大変な被害が起きてしまいましたね。 被害に遭われました方々には、心からお見舞い申し上げます。m(__)m

 最近、異常気象と言う言葉も聞き飽きたほど聞かれるこの頃ですが、今年の夏も普通では有りませんでしたねぇ。 もともと、夏の北関東はすっきりした星空が少ないですが、今年の7,8月は、まったくと言って良いほど姿を見せてくれませんでした。(T_T)
夏は、シーイング(空気のゆれ)も落ち着き惑星も見頃な時期です。 こんな天気では、木星や土星も見ることは出来ませんが、そんな時にはインターネットでは各地での画像を見てお茶を濁しましょうか(^^;
そんな各地での素晴らしい惑星像達は、イギリスの天文雑誌 The Astronomer Magazineの惑星のページで見る事ができます。 特にこのページのトップに掲載されている、3枚のミラーを使った珍しい形式の反射望遠鏡(口径 318mm Tri-Shiefspiegler望遠鏡)で撮られた土星の画像は素晴らしいですね。 2枚構成のShiefspiegler望遠鏡は、数年前から日本でも輸入されて素晴らしい像を見せてくれますが、このTri-Shiefspiegler望遠鏡はいったいどんな像を見せてくれるのか興味ありますね。 また、国内の月惑星研究会関西支部では、冷却CCDカメラや改造したデジカメで撮像した素晴らしい画像を見ることが出来ます。 特に注目は、今月の月間天文でも入選されている池村さんのNECのデジカメ(ピコナ)での画像です。 この数万円のデジカメで、これだけ写ると言うのはすごいですね! このあたりの改造方法等は、少し前の月間天文にありました。 中古のこのカメラを見つけたら、是非トライしてみたいです。

 今日のスナップショットは、昼休みに撮った太陽です。
昼休みに雲の間から太陽が顔を出したので、カメラの三脚の上に口径65mmの望遠鏡を持ち出して久しぶりに見てみると、太陽には2群の大きな黒点が見えました。 早速デジカメで撮ってみようとしたのですが、私のデジカメは液晶モニターが付いていないのとレンズの位置が少し奥に有るので、アイピースを上手く覗かせることが出来なくて、上手く写すことが出来ませんでした(T_T)  それならばと、ケント紙を持ち出して紙に太陽を投影して、それを写しました。 そんな訳で写りは良くありませんが、中々立派な黒点でしょ!(^^)
なお、望遠鏡で太陽を直接見ると網膜を焼いてしまいますので、口径を十分絞って(30mm位)太陽用のサングラスを付けるか、この画像を撮ったように白い紙に投影してくださいね。

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