ゆういちの星空日記

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 <7月27日>(月)
 今日は、曇りベースでしたが青空も見えたかと思えば雨がパラパラ降ったりと忙しい天気で、気温も30度を超え蒸し暑かったですね。 早く梅雨が明けて青い空が見たいですねぇ。
夜になってから西の空には三日月や夏の大三角の星たちも見えたものの、薄雲があり撮像出来そうな空にはなりませんでした。 今月は一度も望遠鏡を出さずにお終いになりそうですね。(T_T)

 今日のスナップショットは、今年も咲き始めた”からすうりの花”です。
今年も家の裏の薮の中で、夜にだけ咲く妖艶な”からすうりの花”が咲き始めました。 このヒトデのような形の花は、朝になるとしぼんでしまいまうので意外と気づく人も少ないですね。 からす瓜の実は、大きさが5cm弱の楕円形の小さいスイカの様な形をしていますが、熟してくると真っ赤になって綺麗です。 中身はスイカのような物ではなく、大粒納豆そっくりです。 皆さんも、この不思議な花を見てみませんか?

 <7月23日>(木)
 中々書き込めなくて、書き込みをサボってしまいましたね(^^;
今日は天気予報が良い方に外れたようで、少し暑かったものの青空も見えて気持ちの良い一日でした。(^^)

IAUC 6975によると、La Cote d'Azur天文台のA. Mauryが7月21.1UTに、予想光度21等の52P/Harrington-Abell彗星が、何と!m1=12.2等にバーストしていると観測しています。 また、SloveniaのCrni Vrh ObservatoryのH. Mikuz が 36cm F6.3シュミカセとST−6で撮像した画像には何と尾らしき物も見えます。 この周期7.5年、近日点距離約1.7AUのこの彗星は、近日点通過は来年の1月末で、現在はM45の約4度北を順行しています。 ステラナビゲーター等に彗星のデータは入っていますので、晴れている方は是非CCDで狙って見ませんか?

 水谷さんのようこそ、くわなの星空へをリンクに追加しました。 自宅のドームに納められた、高橋のシュミカセとST−6での画像が楽しめます。 特に、ST−6の水冷化の工夫は一見の価値が有りますね。(^^)

 今日のスナップショットは、咲き始めたチトニアの花です。
今年もチトニアの鮮やかなオレンジの花が咲き始めました。 これから暑い夏の間、綺麗な花を楽しませてくれますね。 また、ミニトマトも真っ赤な実が実り始めました。(^^)

 <7月19日>(日)
 今日は子供を連れて、コアラを見に子供動物公園に行ってきました。 天気予報では良い天気と言う事でしたが、朝から灰色の空で少し残念でしたね。 動物公園は思っていたより広く、丘陵地帯に有るために結構アップダウンもあって、子供を肩車何てしていたら何だかとても疲れました。(^^;  運動不足だなぁ...
帰りは少し遠回りをして、行田市の古代蓮の里に寄ってきました。 ここは、清掃工場の建設の時に発掘された遺跡から数千年の時を経て自然に発芽した古代蓮を移植育成しています。 訪れたのが夕方になってしまったので、古代蓮のピンクの大きな花は、咲いている花は少なかったですが、ピンクの大きなつぼみを沢山見る事が出来ました。 聞いた話しでは、見頃は早朝が良いそうです。

 今日のスナップショットは、こと座の惑星状星雲M57です。
織姫星(こと座のα星ベガ)の南側の、こと座を形作る平行四辺形の南側のγ星とβ星の間にあるこの星雲は、形から”リング星雲”とか”ドーナッツ星雲”等と呼ばれています。 この星雲は小さい望遠鏡でも、暗い夜空に浮かぶたばこの煙のような淡い丸いリングが良く見えます。 小さい望遠鏡では、円形に見えるリングも少し大きい望遠鏡ではこの画像のように少し潰れた楕円形で、またリングの中も真っ暗では無く淡い星雲が有るのを見る事が出来ます。 この星雲は、星の終期に放出されて球状に広がったガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものです。 したがってこの星雲の中心には、この星雲を作った星が有るのですが、眼視等級15.5等とアマチュアの望遠鏡には少し辛い明るさです。 公開天文台等の大きな望遠鏡で一度見てみたいですね。
ところで、このM57の直ぐ近くに系外銀河(IC1296 Magnitude: 14.83 Size (mins) 1.1 x 0.8 RA, Dec: 18h 53m 18.9s , +33d 3m 58s (E2000) Source Catalog PGC)が有るのをご存知ですか?  この画像では、スケールが小さいのとバックが黒くてわかり難いので、昨年撮った口径25cmの望遠鏡でのIC1296をご覧頂くと、小さいながらも二本の腕を持った銀河を見る事が出来ます。

★DATA
 M57(NGC 6720) こと座の惑星状星雲
  RA, Dec: 18h 53m 36.0s , +33d 1m 59s (E2000)
  Magnitude: 9.00 Size (mins) 2.5 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 22h22m19s(JST) Exp90sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月17日>(金)
 今日も時々小雨が降りさっぱりしない一日でしたが、夜になって雲も切れはじめて、紅の豚が終わって外に出ると久しぶりの星空になっていました。 しかし、湿度が高くて車は夜露でびっしょりです。 これでは、せっかくの星空でもかかわらず望遠鏡は外に出せません(T_T) 明日の夜も、晴れてくれると良いんですけれどねぇ...

 お気づきかも知れませんが、アクセスカウンターが50、000を超えました。 特別綺麗な写真も無いページをこんなにアクセスしていただいて、本当にありがとうございましたm(__)m  これからも無理せずマイペースで続けて行きたいと思っていますので、宜しくお願いいたしますm(__)m
 ところで、その50、000番目をアクセスされたのは、島根の樋野さんでした。(^^)  アクセスありがとうございましたm(__)m

 今日の新聞にも小さく載っていましたが、NASAのガリレオ探査機が木星の衛星ガニメデを撮影した、1画素辺り解像度が59m!!と言う超高解像度画像が公開されています。 これらの画像は、日本語解説付きでMoriの天文ページで見る事が出来ますが、分裂した彗星が衝突したと思われるチェーン状のクレーター等大変興味深い地形を見る事が出来ます。 また、一緒に掲載されているマーズパスファインダーの画像も興味深いですね。 しかし、ここのホームページ金井さんお一人で作られているのでしょうか?何時も凄いパワーに感服するのみです。!ご苦労様m(__)m

 今日のスナップショットは、庭に咲いたルドベキアです。
通勤途中の道すがらの庭先では、もうヒマワリの花が咲き始めていますね。 我が家の普通のヒマワリの花は未だですけれど、このルドベキアは綺麗に花を咲かせています。

 <7月15日>(水)
 今日は涼しい一日になりました。 娘の通っている保育園ではプール開きだったのですけれど、さすがにこの気温ではプールに入る訳にも行かず、足を浸しただけでお終いになってしまったようです。 夜になってからは小雨も降って来てました。天気予報では、西日本は大雨の様ですね。
 まあここ数日はこんな天気ですが、庭のエンジェルトランペットの大きな花や、コスモスの中に生えてきた月見草も、綺麗な花を咲かせ始めました。

 今日のスナップショットは、白鳥座の散光星雲NGC6888です。
白鳥の十字の中心の星(γ星)の南西約3度程の所に有る、三日月型をした星雲です。 沼沢さんの写真集”THE DEEP SKY”によると、この星雲の中心にある星(HD192163)は、ウオルフ・ライエ星と言う非常に明るく高温な星で、 この星は何かの原因で水素の外層を失い、ヘリウムの中心核が剥き出しになった星と考えられているそうです。 また、これらの星達は大変若くその多くは近接連星らしく、高速でガスを放出し星の周囲に奇妙な形の星雲を伴う物が多いとのことです。 この星雲のは、前記の様な成因化ははっきりしていないようですが、16x24光年の大きさが有るとのことです。
この画像は、いかんせん露出時間が短いので南側の淡い部分が写っていませんが、それでも反転してコントラストを強調した画像を見ると、 Cを反対にしたような星雲が、フレームの下側迄はみ出して180度近く迄姿を見る事が出来ます。
ここは天の川の中なのでバックに星が多くて、JPEGでも圧縮率が上がりません。 少し圧縮してしまうと、この画像の様に圧縮時のブロックノイズが多くなってしまいます。(T_T) 画質とファイルサイズの両立は難しいですね(^^;

★DATA
 NGC6888 白鳥座の散光星雲(Crescent Nebula)
  NGC 6888 RA, Dec: 20h 12m -0.0s , +38d 21m 0s (E2000)
  Size (mins) 20.0 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 25h58m11s(JST) Exp240sec(120s*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月12日>(日)
 今日は、空を雲が覆い、涼しい一日になりました。  この週末は、深谷の七夕祭りです。 昨夜は下の子を嫁さんの実家に預けて、上の子を連れて七夕に行きました。 行く途中から時々稲光がして何やら怪しい雲行きだなぁと思っていたら、七夕で賑やかな中山道を歩きはじめた途端に雨が降り出してきてしまいました。 そんな天気なのに傘を持っていなかったので、皆でずぶ濡です。(T_T) でも、冷たいと言いながら子供は大喜びで唄を唄いながら早足で駐車場まで戻って、急いで帰り一風呂浴びて一心地つきました。 中山道の商店街も昔ほど活気がなく、七夕飾りは昔と比べると本当に寂しい物ですが、相変わらず露天も多く人出も多いですね。

 今日の涼しさの為ではないでしょうが、ベランダには早くもとんぼが飛んできました。 やはり今年は季節が早いのでしょうかねぇ..それにしても早く梅雨が明けてすっきりした青空が見たいですね。
 そうそう、昨日の昼休みに自宅に居ると、ピンポンと玄関の呼び出しが鳴るので玄関を開けて見ると、市内のプールの場所を聞きに来た方でした。 玄関先で道順を教えていると、最後に玄関に置いて有った望遠鏡を見て、天文をやっているんですか?と声をかけてこられました。 話しを聞いて見ると、その方もミードのLX−200をお持ちで星見人との事! 驚くやら、嬉しやら..(^^)

 今日のスナップショットは、深谷の七夕祭りです。
ちなみに、昼間もこんな感じで、結構賑やかです。

 <7月8日> (水)
 薄曇りで日差しは強くないものの、今日も気温は30度を超えて暑い日になりました。。。 家の庭にいると、少し離れたお宅の大きな欅の方から”セミの鳴き声”も聞こえてきます。 この声を聞くと夏!って言う感じがしますね。 また、今朝仕事場に着いて車から降りると、とどこからか”カッコウ”の鳴き声が聞こえてきました。 どこで鳴いているのかなぁと周りを見回すと、2本先の電柱のてっぺんで一生懸命鳴いている姿を見つけることが出来ました。

 今日のスナップショットは、さそり座の球状星団M80です。
昨日のM4の北西にある小型の球状星団です。 M4を見た後に少し鏡筒を振って是非いっしょに見てあげてください。

★DATA
 M80(NGC 6093) さそり座の球状星団
  NGC 6093 RA, Dec: 16h 17m 0.0s , -22d 59m 0s (E2000)
  Magnitude: 7.20 Size (mins) 8.9 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 23h18m54s(JST) Exp90sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月7日> (火)七夕
 今日は七夕ですね。深谷市でも駅の周辺では七夕祭り(今年は10−12日)で、旧中山道では飾り付けも始まっているようです。 お祭り期間は、中山道の両端にはたくさんの露天が出て大賑わいですけれど、肝心の七夕飾りは昔に比べると本当に寂しいくらいになってしまいました。
ちなみに、私の住んでいる地区では月遅れの8月なのでまだですね。お盆も市内の各地区で、7月8月とバラバラです。

 宇宙開発事業団では、七夕に合わせて人工衛星(織り姫と彦星)のランデブ・ドッキング実験(FP−1)を行 い、無事成功したようですね。 詳しい情報は、おりひめ・ひこぼしワールドSpace Serverに有ります。

 ところで、昨夜ここ深谷市では一時は激しい雷雨でした。 その後は、薄曇を通してぼんやり月も見えていましたが、天の川や年に一度のデートは見られませんでしたねぇ。 皆さんのお住まいのところでは、いかがでしたか?

 今日のスナップショットは、さそり座の球状星団M4です。
さそり座にひときわ赤く輝くα星(アンタレス)の1.3度ほど西に見つける事が出来ます。 画像を見ていただくと分かるとおり、M22より更に星の密集度がまばらですが、星団の中には幾つもの星のチェーンを見ることが出来て面白いですね。
ちなみに、処理前の画像では中央に電線の影が横切っているのが良く分かります。(^^;

★DATA
 M4(NGC 6121) さそり座の球状星団
  NGC 6121 RA, RA, Dec: 16h 23m 36.0s , -26d 32m 0s (E2000)
  Magnitude: 5.90 Size (mins) 26.3 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 23h23m46s(JST) Exp90sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月5日>(日)
 今日も気温は高くなりましたが、風があり昨日より随分過ごし易くなりました。 夜になると相変わらず田圃の蛙の鳴き声が賑やかですが、草むらからは虫たちの声も聞こえるようになりました。 そう言えば今の時期の風物詩”蛍”は、こんな田圃の中でも最近は見無くなりましたねぇ。

 暑さが続いているので、庭の草花も少し萎れぎみですが、畑ではなすの花やかぼちゃの花も良く咲いています。 我が家の庭でも、スイトピーの花が満開です。(^^)

 今日のスナップショットは、いて座の球状星雲M22です。
射手座の南斗六星の柄の真ん中の☆(λ星)の北東3度の所に有る、大きく明るい球状星団です。 双眼鏡やファインダーでも、淡い真綿のボールの様な姿を直ぐに見つける事が出来ます。 ☆の密度はそれ程高くないので、少し口径の大きな望遠鏡では中心部まで砂粒を蒔いたように分離して、ため息が出るような眺めです。
昨年の富士山で、口径50cmの反射望遠鏡で見せていただいたM22の姿素は、本当に晴らしかった..
所で、この画像は江草さんのSBIGImageで動的双曲変換(エッジ強調あり)で処理したものですが、少し☆のエッジが立ちすぎて若干不自然な感じですね。 それで、エッジ強調無し+シヤープフィルターステライメージ2でデジタル現像でも処理してみました。 若干中心部のでかたや、星団の広がりが違いますね。

★DATA
 M22(NGC 6656) いて座の球状星団
  NGC 6656 RA, Dec: 18h 36m 23.9s , -23d 53m 59s (E2000)
  Magnitude: 5.09 Size (mins) 24.0 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 24h03m23s(JST) Exp90sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月4日>(土)
 毎日暑いですねぇ..測候所の有る隣町の熊谷では、昨日37.8度、今日は38.5度との事!どおりで暑い訳だ。 ちなみに、隣の群馬県榛名町では40.3度にも上昇した様です。! そんな暑さなので昼休みには子供のプールを掃除して、我が家のプール開きをしました。 娘は大喜びで、何時まで経っても出るのがやだぁ..何てゴネテ困るほどでした。(^^)

 ところで、日本初の火星探査機プラネット−Bが、鹿児島県内之浦町からM−X型ロケットにより無事打ち上げられたましたね。 無事地球回周軌道に乗り、”のぞみ”と命名されました。 その後、月で2回、地球で1回のスイングバイを行って火星に向い、1999年10月に火星に到着します。 その後火星を周回しつつ、火星の大気や磁場を測定するとの事です。今後の結果が楽しみですね。
所で、のこ衛星には沢山の方の名前が書かれたプレートも一緒に乗っていますので、なおさら到着が待ち遠しいですね。(^^)

 今日のスナップショットは、いて座の散光星雲M17です。
先日のM16の、少し南に双眼鏡では同じ視野に見られる散光星雲です。 形からΩ星雲なんて言われていますが、望遠鏡で見ると明るい部分が良く見えて、私は天の川にゆったり浮かぶ白鳥に見えてしまいます。
M16は、バックの散開星団ばかり目立ちあまり見栄えがしませんが、M17は格段に見やすく、暗い空と大き目の望遠鏡ではガスの濃淡も良く分かり素晴らしい眺めです。
星雲中心部の様子は、口径25cmの望遠鏡で撮ったM17(擬似カラー)をご覧ください。

★DATA
 M17(NGC 6618) いて座の散光星雲(Omega Nebula)
  NGC 6618 RA, Dec: 18h 20m 47.9s , -16d 11m 0s (E2000)
  Magnitude: 6.00 Size (mins) 46.0 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 23h50m33s(JST) Exp180sec(90sec*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月2日>(木)
 九州南部では梅雨明けしたようですね。 私の住む埼玉県北部では、無論梅雨明けは未だですけれど、ここの所暑くて今日は気温も35度近くなり梅雨明けしたような天気です。

 昨日ここの書き込みで皆さんにお願いしました、6月分の日記のソースファイルですが、何人もの方々からアドバイスやファイルを送っていただき無事復旧する事ができました。 本当にありがとうございました。m(__)m 今回の件で、改めてネットワークの素晴らしさと威力を感じました。  これからは気を付けて行きますので、今後も宜しくお願いいたします。

 所で、未だ私自身は確認を取った訳ではありませんが、NIFTYのFSPACEの書き込みを読んでいたら、遂に星見人の聖地”乗鞍岳の駐車場”での夜間駐車が禁止になったようですね。 もちろん国立公園内ですので、今までもキャンプ等も禁じられていた訳で、星見等も大目に見てもらっていたのでしょうから何時かは!と思っていたのですが、何分急な情報に接してやはり残念ですね。 あの、鶴ヶ池の駐車場で見た天の川は、暗黒帯が入り乱れ本当に素晴らしい眺めでした。 今月の月刊天文にも星見スポットの特集が有りましたが、大多数の所は公共の土地を使わせて頂いている訳で、乗鞍の様にならないように本当に大切に使って、星見人は締め出し何てならないようにと、私自身改めて気を付けねばと思っています。

 今日のスナップショットは、へび座の散開&散光星雲M16です。
この星雲は、昨日のM20から双眼鏡を天頂方面に向けてゆくと、M17そして今日のM16と視野に入ってきます。 HSTが、この星雲の中央に切れ込んだ暗黒星雲のクローズアップを撮影して星の玉子たちを捉えていいます。
何故かモノクロのJPEGは圧縮ノイズが目立って滑らかさが無いですねぇ。GIFだとファイルサイズが大きすぎるし、、
星雲中心部の様子は、口径25cmの望遠鏡で撮ったM16(擬似カラー)をご覧ください。

★DATA
 M16(NGC 6611) へび座の散光星雲(Eagle Nebula)
  NGC 6611 RA, Dec: 18h 18m 47.9s , -13d 46m 59s (E2000)
  Magnitude: 6.00 Size (mins) 35.0 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 23h43m45s(JST) Exp180sec(90sec*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <7月1日>(水)
 早いもので、今年ももう半分を過ぎて後半に突入してしまいましたね。 梅雨も小休止のようで、昨日は青空が広がり、気温も30度を超えて夏のような一日になりました。  今日は雲が広がっていますが、時々日も射して、やはり暑いですねぇ。。

 昨夜は薄曇も有り、星の輝きもぱっとしませんでしたが、29日の夜にはこの時期としては珍しく、透明度が良くて星がきらきら輝いています。 私の所ではめったに見えない、たて座から白鳥座にかけての天の川も、薄っすら見ることができました。(^^)   そんな奇麗な星空にはじっとしていられず、庭に望遠鏡を引っ張り出して、冷却CCDでの撮像と双眼鏡での星空散歩を2時過ぎまで楽しんでしまいました。(^^)  普段私の家からは、夏の夜空は透明度の悪さとあいまって南の空はとても明るくて、いて座の星たちも良く分からないのですが、この日はいて座や、さそり座のしっぽまで良く見えます。  双眼鏡で南の低い空のM6,7の散開星団の星たちを手始めに天頂に向けて双眼鏡を向けて行くと、砂粒の様な細かい星がバックに沢山ちりばめられた視野には、M8,20,17と言った散光星雲達、 M22,24,4のような真綿のボールのような球状星団、やはり双眼鏡ではちぎれた真綿の様なM27まで、いつまで見ていても飽きません。  その脇では、冷却CCDカメラがせっせと画像を撮ってくれています。  ただ、相変わらずスカイセンサーとST−7でのセルフガイドが今一つ上手くいかなくて色々試していると、そのうちに今度はスカイセンサーが自動導入で変な方向を向くようになってしまいました。 以前も何度かこんな事が有ったのですが、オートガイドのケーブルを繋げている時になるような気がします。。なんでだろう?。。 この時は、オートガイドケーブルを外してスカイセンサーを最初からセットアップし直して、結局進歩の無いノータッチガイドでお茶を濁してしまいました。(相変わらず星像が流れてしまいました(^^;)

 今日のスナップショットは、いて座の散光星雲M20です。
この星雲は、星雲の中央を暗黒星雲が十字に横切り、その形から”三裂星雲”という愛称がが付いています。  この前を横切る暗黒帯は、望遠鏡でも見ることができますが、写真で見ると三裂と言うよりは四裂星雲と言う感じですね。  また、この星雲をカラーフィルムで撮ると、赤い奇麗な色をしているのですが、星雲の北側(画像の上側)に広がる淡い星雲は対照的に青い発色をして、色の対比がとても素敵です。
双眼鏡で見ると、この星雲のすぐ南位置する、M8(干潟星雲)も同じ視野に並んで見ることができます。

★DATA
 M20(NGC 6514) いて座の散光星雲
  NGC 6514 RA, Dec: 18h 2m 17.9s , -23d 2m 0s (E2000)
  Magnitude: 6.29 Size (mins) 29.0 Source Catalog NGC
  DATE 1998/6/29 Time 24h18m09s(JST) Exp180sec(90sec*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp 0d)
  撮影地 埼玉県深谷市

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