ゆういちの星空日記

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 <3月29日>(日)
 今日は、日中は快晴でしたが、一時より空の青みも落ちて、遠くの山は全然見えなくなってしまいました。 少し風は有るものの、気温も随分上がって(熊谷25.5度!)夏日となって、外ではシャツ一枚で良さそうです。
 ここの暖かさの為に、植物も動物も一斉に活動が始まった様です。
咲き始めた庭のチューリップに水をあげていると、紋白蝶や冬眠から目覚めた雨蛙、てんとう虫達が元気に動き回っています。 植物も、一気に咲き始めた桜やボケの花、色鮮やかな芝桜や大根の花(本当の大根の花では有りません)、チューリップ等々、 色鮮やかに咲き始めて賑やかになりました。 白樺の芽吹きの薄緑も綺麗ですね。(^^)
 昨夜は、月の無い週末と言う絶好の星見の条件でしたが、深谷市では空一面薄雲が出て、星が一つ二つ見えるのみです。 計画していたメシエ天体一気撮りは、出来ませんでした。 もっとも、息子と嫁さんが実家から帰ってきたので、晴れていても夜半前は撮れなかったと思いますが..(^^;

 今日の スナップショットは、りょうけん座の系外星雲NGC4631です。
りょうけん座のα星とかみのけ座のγ星のほぼ中央に有るこの星雲は、Sc型の渦巻き星雲なのだそうですけれど、横から見た状態で不規則に暗黒帯が入り乱れています。 上(北)にみえる小さな伴星雲は、NGC4627(12.9等)です。
また、直ぐ近くにあるNGC4656も中々ユニークな形をしています。

★DATA
 NGC4631 りょうけん座の系外星雲
  NGC4631 RA, Dec: 12h 42m 11.3s , +32d 32m 39s (E2000)
  Magnitude: 9.64 Size (mins) 15.5 x 2.7 Source Catalog PGC
  DATE 1998/3/7 Time 27h55m38s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月27日>(金)
 最近天気予報が良く当たりますね!  今日は、朝から雨になってしまいました。 しかしながら、雨の上がりは以外と早く、お昼頃には雨が上がって時々薄日も差し始めました。 午後からは気温もそこそこ上昇して、24日に咲き始めた早咲きの桜は満開で、他の桜達もつぼみが大分膨らんできました。 東京では開花宣言も、出たようですから、来週末はお花見には良さそうですね。(^^)
 
 先日書き損ねたのですが、射手座に明るい新星が見つかっています。 光度は7等台の様ですから、双眼鏡でも見えそうですね、早起きして見て見ませんか。!
位置及び星図は、アストロアーツに有ります。

 今日の スナップショットは、かみのけ座の系外星雲M63です。
この星雲は、ひまわり星雲と言う別名を持っています。 画像を見ていただくと、星雲の周りにぶつぶつと細かい斑点が分かると思いますが、これは星雲の腕の中にある恒星の大集団です。

★DATA
 M63(NGC5055) かみのけ座の系外星雲(Sunflower galaxy)
  NGC5055 RA, Dec: 13h 15m 49.3s , +42d 2m 5s (E2000)
  Magnitude: 9.58 Size (mins) Size (mins) 12.6 x 7.2 Source Catalog PGC
  DATE 1998/3/22 Time 25h34m32s(JST) Exp 240sec(120s*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月25日>(水)
 空は一面薄雲で白く、日差しもけして強くは有りませんでしたが、今日も静かで暖かな1日でしたね。 昼食を食べに自宅に帰る車の中では、窓を開けて走らないと暑かったです。
昼休みに近くまで用事があったので、自転車に娘を乗せて田圃の中を走って行って来ました。 そんな田圃の中を走っていると、ヒバリの鳴き声、黄色が鮮やかな菜の花、麦で一面の緑の絨毯になった田圃の畦には、ピンクの仏の座や白いナズナの花が一面に咲いて綺麗です。
そうそう、もう日溜まりではソメイヨシノも咲き始めました! この桜は、毎年開花が早いんですよね(^^)  皆さんの所では、もう咲きましたか?
 そんな天気ですから、今日は残念ながら星空は見られません。 今週末は、28日が新月で☆見には最高ですね。 そんな条件の良いときに、110個(4個はロスト?)有るメシエ天体を、自分の望遠鏡で一晩の間に全部見てしまおう! と言う、メシエマラソン(実際に走るわけでは有りません(^^))が、各地で開催される様です。 私は、多分出かけられなさそうなので、自宅でスカイセンサーと冷却CCDカメラで、 一気撮りをねらってみようかなぁ。。何て思ってはいますが、さて出来るかな?

★以下、SN1998Tに関する訂正情報です
 先日もここに掲載しましたSN1998Tの画像ですが、九州大学理学部の山岡様よりメールを頂きまして、 私の画像の→が指しているのは、NGC3690の中心核で有り、超新星は反対側(東側の銀河)の中心核の近くに 出現していることが分かりました。山岡様ありがとうございましたm(__)m また、綾部市天文館PAOで撮影したSN1998Tの画像 と、私の画像を比較して見ると、超新星は反対側(画像の左側)の星雲の中心核の極めて近くであり、私の画像では分離出来ていないことを確認しました。 従いまして、SN1998Tの画像は削除させて頂きます。 ご迷惑おかけしました。m(__)m

 ところで、昨日でお彼岸も終わったので、今日は娘のお雛様を飾りました。
実は私の住んでいるところは、雛祭りが一月遅れの4月3日なんです。 でも、端午の節句は同じ5月5日なんです、なんか変ですねぇ(^^;

 今日の スナップショットは、かみのけ座の系外星雲M100です。
かみのけ座の11番星の約2度程南にあるこの星雲は、一周以上くるりと取り巻いた長い2本の腕を持ち、均整のとれた姿をしています。
ちなみに、M100の左上の小さい星雲は、NGC4322(Magnitude: 14.88)、左下の星雲は、NGC4328(Magnitude: 14.27)です。 この画像は5コマ撮ったのですけれど、他のコマは見事にガイドが流れて2コマの合成でSN比が悪いです(^^;
★DATA
 M100(NGC4321) かみのけ座の系外星雲
  NGC4321 RA, Dec: 12h 22m 55.1s , +15d 49m 22s (E2000)
  Magnitude: 10.21 Size (mins) 7.5 x 6.4 Source Catalog PGC
     DATE 1998/3/22 Time 25h51m50s(JST) Exp 240sec(120s*2)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月23日>(月)
 今日は静かで良い天気になりました。 ぼーっと霞みながらも、赤城山を始め上州の山々が見えています。 こんな日は公園の芝生の上で、のんびり空でも眺めてゆっくり過ごしたいですね。
 昨夜はこの時期としてはまずまずの空だったので、結局月が東の空に上ってくるまで撮像してしまいました(^^; どうも西空はバランスの関係か?自動ガイドが上手く行かず、120秒露出でも良く星像が流れます(T__T)
 一通り撮像した後に、超新星(SN1998S)を見るために望遠鏡(口径13センチ)を再度NGC3877に向けてみました。 低倍率の視野には確認できませんでしたが、少し倍率を高く(116倍)にして、そらし目気味に見るとちゃんと見えています。(^^) 星雲自体はあまりよく見えないので、まわりの☆の配置を覚えて、後で画像と比較してみると正に超新星でしたV(^^) 超新星を自分の目で見たのは、以前M81に出現したSN1993J以来です。 明るさは目測をした事が無いので何ともいえませんが、12等はきっていそうな感じで十分小口径で見ることが出来ます。 CCDでも測光はしてみないのですけれど、3月8日の画像に比べると超新星の輝度レベルは確実に上がっています。 なかなかこんなチャンスは無いので、みなさんぜひ望遠鏡を向けて見ませんか?
撮像した超新星の画像(SN1998S、)も見てください。
でも、久しぶりに頑張って風邪を引いたようです(^^; お腹と頭が痛い..(^^;

 今日の スナップショットは、おおぐま座の系外星雲NGC4088です。
この星雲は画像を見ていただくと分かるでのすが、大変ユニークな形をしています。 北の海を泳ぐクリオネ?、はたまた、団子に串を刺したと言おうか、まあギリシャ文字のφにそっくりの形と言うのが妥当でしょうか。 しかし、宇宙に浮かぶ沢山の銀河達は、一つとして同じ物が無く撮像していて楽しみです。 高々口径13cmの望遠鏡と冷却CCDでも、そんな銀河達の表情を少しでもうかがい知る事が出来て本当に楽しみです。

★DATA
 NGC4088 おおぐま座の系外星雲
  NGC4088 RA, RA, Dec: 12h 5m 35.3s , +50d 32m 31s (E2000)
  Magnitude: 11.14 Size (mins) 5.7 x 2.2 Source Catalog PGC
  DATE 1998/3/22 Time 23h40m54s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月22日>(日)
 皆さんお彼岸はいかが過ごしましたか?  私は、墓参りや家の片づけ等で連休が過ぎてしまいました。
 所で、今日は日中は時々雨がぱらついたりで、太陽も顔を見せてくれませんでしたが、 日没近くなって西の空から晴れ上がり、暗くなる頃には久しぶりの星空です。 嫁さんの実家から家に帰る途中に、田圃の中に車を停めて未だ明るさの残る西空に双眼鏡を向けてみました。 未だ赤みの残るバックに水星が見えました! そして、双眼鏡を少し南に振るともう一つほぼ同じ高度にに少し暗い星が見えました。 明るさから言って、土星?か火星?なのですが、火星にしては色が少し赤みが足りないような..自宅に帰ってシュミュレーションソフトで見て見ると、 やはり土星でした。火星は大分高度が低くなって、見るのは難しそうです。 本当に久しぶりに、水星を見たような気がします。
 夜半前は湿度が高く、車にはびっしょり露が付いて、農村公園のナイター照明もチンダル現象で光のハローが広がっていましたが、深夜になると透明度と結露も良くなりました。 それで、23時近くになって望遠鏡を庭に出して、超新星1998S&1998Tを撮像して、その後現(24時20分)在系外星雲を撮像中です。 明日は仕事なので、もう少し撮像して寝ることにしましょう。(^^)

 今日の スナップショットは、獅子座の系外星雲NGC2903です。
ししの大鎌の先端のλ星の約1.5度南に有り、望遠鏡でも導入し易い系外星雲です。 この画像を見ても分かるとおり、何本もの腕が絡み合っている様子が分かります。

★DATA
 NGC2903 しし座の系外星雲
  NGC2903 RA, Dec: 9h 32m 9.7s , +21d 30m 1s (E2000)
  Magnitude: 9.59 Size (mins) 12.5 x 5.9 Source Catalog PGC
     DATE 1998/1/29 Time 23h53m57s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月20日>(金)
  また、一週間ぶりの更新になってしまいましたね。(^^; ☆見もなかなか出来ません。 今日は朝から東京方面では風が強くて大変なようでしたが、ここ深谷では午前中は無風で薄日も射して、暖かく良い天気でした。 午後からは空も曇って少し風もでてきましたが、雨もぱらぱら降ったくらいで大した事は有りませんでした。
 ところで、長男の誕生に際し、みなさんからお祝いのメールを頂き、大変嬉かったです。(^^)  ありがとうございましたm(__)m
17日には、子供と嫁さんも退院して、名前も”大地(だいち)”と命名しました。(^^)
娘は嫁さんが入院している時には我慢していたようですけれど、退院してからはすっかり甘えんぼうになってしまっています。

 そんなこんなで、ばたばたしているうちにも、もう明日は春分の日です。 車を運転していると、車窓から見える景色はすっかり春めいて、あちこちでコブシやハクレンの花がを見るようになりました。 私の家の庭でも、今が盛りの薄黄緑のとさみずきの花や、ソメイヨシノより一足先に咲き始めたサクランボの花や、 三つ又のオレンジの花が咲き始めたりして、にぎやかになってきました。

 ところで、11日の日記で書きました大熊座の超新星SN1998Sが増光しているようです。 光度は11等台の後半の報告も有るようですから、口径15センチクラスの望遠鏡でも見えそうですね。 これから月も無くなって条件が良くなりますので、遠い宇宙の彼方から来た光を自分の目で見て見ませんか? ちなみに、少し高めの倍率で見た方が見やすい様です。 私も、晴れたら久しぶりに25センチ反射望遠鏡を引っぱり出してみましょうか。
 もう一つ、みなさんもうお聞きになられたとは思いますが、30年後に地球とニアミスを起こすと言うことで話題になった小惑星1997FX11ですけれど、 1990年にパロマー山天文台で撮影された像が見つかり、再度軌道計算がされた結果、地球には近づく距離は、最初の予報の接近距離= 0.00031AU(5万km)から最接近(2028年10月26.3日(UT))距離= 0.0064 AU(96万km)と 大分遠くなり、衝突と言う可能性は無くなったとのことです。 詳しい情報は、国立天文台でどうぞ。
 ついでにもう一つ、今日は水星が東方最大離隔で、夕空の低空に水星が見頃です。 太陽系の一番内側を回っている水星は太陽からあまり離れることが無いので、以外と見るチャンスが少ないですよね。 今回はなかなか条件が良いので、この機会にぜひ見て見ませんか?
水星の位置は、日没20分後にほぼ真西の空、高度 12度(腕を一杯伸ばしてげんこつを親指を上に握ると、そのげんこつの縦の幅が約10度です)程の所に0等級の水星が見えるはずですが、 空気の透明度の高い日で無いと肉眼では見つけにくいかもしれませんので、そんなときは双眼鏡で見れば見つけやすいですね。 もしかしたら、そばにいる火星や土星も見つけることが出来るかもしれません。 とにかく西空の開けた所でぜひ探して見てくださいね。
ちなみに望遠鏡では、半月から三日月形に見ることが出来ます。

 今日の スナップショットは、りょうけん座の系外星雲NGC4490です。
りょうけん座β星の北西約0.5度の所にあるこの星雲は、洋梨の様な面白い形をして、内部も複雑な感じですね。 また直ぐ北側には、NGC4485が有り、NGC4490はこの星雲の方に腕が曲がっていますが、実際にはこの二つの星雲は近くにあるのでしょうか?

★DATA
 NGC4490&NGC4485 りょうけん座の系外星雲
  NGC4490 RA, Dec: 12h 30m 36.6s , +41d 38m 23s (E2000)
  Magnitude: 10.32 Size (mins) 6.3 x 3.1 Source Catalog PGC
  NGC4485 RA, Dec: 12h 30m 31.5s , +41d 42m 2s (E2000)
  Magnitude: 12.50 Size (mins) 2.3 x 1.6 Source Catalog PGC
  DATE 1998/3/7 Time 27h18m02s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月13日>(金)
 昨日は結局1日雨模様になってしまいましたが、今日は雲が多いながらも暖かで春らしい1日になりました。
まだ嫁さんが入院しているので、娘の世話や仕事関係の書類の整理で、少々寝不足でさすがに体に応えます。 相変わらず日記の更新もなかなか進みません、やっぱり年かなぁ。。(^^; 週休2日が恋しい今日このごろです。(^^;
 昼休みに病院に少し顔をだしたら、息子が新生児室から嫁さんのベットの脇に運ばれて来ていて、気持ちよさそうに寝ていました。 さすがに男の子で、ミルクの飲みも娘の時よりだいぶ良いみたいですね。

 ところで、カレンダーを見ていたら、1781年の今日は、Wハーシェルが天王星を発見したんだそうです。 もう発見から217年ほど経っているんですね。 と言うことは、公転周期約84年の天王星は人間に見られるようになって約2周半太陽を回ったことになります。 その間に地球上では、環境も含めて大変変化が有りましたが、天王星の2年半は何か変化が有ったのかなぁ。。
今年の天王星は、やぎ座を移動しているので今の時期には見られませんが、天王星自体は双眼鏡での見える明るさですから、 夏になったら、近くの海王星共々探して見ませんか?
 もう一つ、テレビや新聞でも報道されているのでみなさんもご存じかと思いますが、30年後に小惑星(1997FX11)が地球とニアミスを起こすと言う、物騒なニュースも飛び込んで来ましたね。 詳しい情報は、国立天文台にあります。 まあ、この小惑星は小さいとは言え、衝突しないまでも本当に地球の鼻先を通る訳ですから、少し心配ですね。

 今日の スナップショットは、りょうけん座の系外星雲M106です。
りょうけん座に有るこの系外星雲は2本の明るい腕を持つ中心部と、その外に広がるとても淡い腕が有りますが、この画像からでは外側の淡い腕は少し見難いので画面の明るさを明るくして見てくださいね。
右上に小さく見える銀河は、NGC4248(Magnitude: 13.58 Size (mins) 3.0 x 1.1)です。
何時もモノクロ画像ばかりなので今日は色をつけてみました(^^; 従いまして、この色は実際の色ではありません

★DATA
 M106(NGC4258) りょうけん座の系外星雲(擬似カラー)
  NGC4258 RA, Dec: 12h 18m 57.8s , +47d 18m 15s (E2000)
  Magnitude: 9.28 Size (mins) 18.7 x 7.3 Source Catalog PGC
  DATE 1998/3/7 Time 27h06m40s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月11日>(水)
 今日は嬉しいニュースがあります。!
今日の0時03分に、我が家の家族が1人増えました。
体重2940グラムの男の子です。
出産予定日よりは9日ほど早かったのですが、無事に生まれて、母子共に健康で一安心しました。 娘の舞美はもう3歳になり身長も100cm以上になってしまったので、久しぶりに見る赤ちゃんは本当に小さくて、 舞美も3年前はこんなに小さかったんだなぁーと改めて思ってしまいました。 さて、どんな名前を付けようかな(^^)?


 <3月8日>(日)
 今日は久しぶりに地震がありましたね。 この辺りでは震度3だった様ですが、結構揺れた感じです。
啓蟄も過ぎて、最近すっかり春めいて来ましたね。 昨年植えたチューリップも、目が出てきましたし、外には虫も多く見るようになりました。 そんなえさの虫が多くなったためか、麦畑の上では今年初めてのヒバリの声を聞く事が出来ました。(^^)
これからは、こんなぽかぽかした日が多くなり過ごし易くなりますが、残念なことに杉花粉も多くなり私の様に杉花粉症人たちには辛い季節ですね。 私も数日前から、何となく鼻がむずがゆくなって来ました。早く五月にならないかなぁ...
しかし、日記は中々復活出来ません(^^; 更新も一週間ぶりになってしまいました。
 そんな中でも、昨日は北風が強く夜空の透明度が良かったので、書類の整理が一段落して風が静かになった2時過ぎから、先日発見されたばかりの超新星SN1998S&SN1998Tの画像を撮ることが出来ました。 両方の超新星共おおくま座に有り、SN1998Sは、北斗七星の升の底のγ星の南にあるχ星の直ぐ南に寄り添って有るNGC3877に出現して非常に導入し易いです。 また、明るさも今は12等台の様で少し大きな望遠鏡でしたら眼視で十分見ることができます。(画像の上側の光の筋は、χ星の光芒による物です)
もう一つのSN1998Tは、北斗七星の升の中の星雲IC694(12.1等)に出現した物ですが、星雲自体が暗いので導入は大変そうです。 また、超新星の明るさも14等前後の様で眼視では大変ですね。 CCD画像では、この星雲IC694はもう一つの星雲NGC3690(12.8等)と重なっている様で星雲に二つの明るいピークが有るのですけれど、右側のピークが超新星でしょうか? パロマーのデジタルスカイサーベーの画像を見ても、中心部は潰れていて少し自信がない感じですが..何処かにこの超新星の画像は有りませんかねぇ
(3月25日付けで私の撮像したSN1998Tの画像の→の示す物は、NGC3690の中心核と言うことが分かりましたので、画像は削除させて頂きます。 詳しくは25日の日記を読んでくださいね)
) その後、幾つか春の星雲を撮像していたら南東の方からいやに明るい星が昇ってきました。 夕空にいた金星がもう明けの明星になっていたのですね! 望遠鏡を向けて見ると少し太った三日月上の金星が低空の空気の流れで激しく揺れていました。 もう金星が昇って来ると薄明も近いので、望遠鏡を片づける事にしましたが、南の空にはさそり座、東の空には夏の大三角とすっかり夜空は夏模様です。
★DATA
 SN1998S NGC3877の超新星
  DATE 1998/3/7 Time 26h43m10s(JST) Exp 90sec
 SN1998T IC694の超新星
  DATE 1998/3/7 Time 26h54m40s(JST) Exp 90sec
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

 <3月2日>(月)
 昨日は、朝起きたら外が真っ白で驚きました! 天気予報でも雪が降るなんて言っていなかったのにぃ..
でもそんな雪もさすが3月で、その後の雨と暖かさに夕方までには殆ど解けてしまいました。 夕方には西より晴れ上がって、南西の空には二日月と土星が並んで良い雰囲気でした。
今朝は一転素晴らし青空!!日中は少し風も有りましたが、車を運転していると窓を開けたいくらいの暖かさでした。
夜になってからも晴れて久しぶりの星空ですが、やはり透明度は大分落ちてきていますね。 もっとも、今日は星見は出来ませんが..

 今日の スナップショットは、かみのけ座の系外星雲M99です。
かみのけ座の6番星の南東約1度にあるSc型の渦巻き星雲です。 CCD画像を見ると、否対象に長く伸びた腕が特徴的ですね。 この画像も薄雲で透明度があまり良くなかったので、コントラストが今一つですね(^^;

★DATA
 M99(NGC4254) かみのけ座の系外星雲(Pin-wheel Nebula)
  NGC4254 RA, Dec: 12h 18m 49.3s , +14d 25m 7s (E2000)
  Magnitude: 10.08 Size (mins) 5.4 x 4.8 Source Catalog PGC
  DATE 1998/2/21 Time 27h34m37s(JST) Exp 360sec(120s*3)
  Vixen GP-D+Takahasi MT-130(D:130mm F6.1)+ST-7(2x2binning temp-20℃)
  撮影地 埼玉県深谷市

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